日本では主食はいろいろありますが、まずはご飯!
ご飯はそのままでも美味しく食べられますが、ご飯のお供があるとより美味しく食べることができますね。
梅干しや塩昆布・佃煮など多くのご飯のお供がありますが、定番と呼ばれる物にはどんなものがあるのでしょうか?
今回はご飯のお供の定番やふりかけの種類・起源・歴史などをまとめてみました。
ご飯のお供の定番は?
ご飯のお供の定番と呼ばれるものにはどんなものがあるのでしょうか。
海苔の佃煮
海苔をトロトロに溶かし醤油・砂糖・みりん・酒などで味付けをしてあります。
風味と香りを楽しむことができますよ。
また甘味があるので子どもにも人気がありますね。
なめ茸
約3cmに切ったえのき茸を醤油・みりん・砂糖などで甘辛く煮てあります。
1958年頃、京都の嵐山にある料亭・錦が作ったえのき茸の醤油炊きがベースになっているといわれているそうです。
大根おろしと和えてなめ茸おろしは箸休めにもなります。
鮭フレーク
塩味をつけた鮭の身を細かくほぐしてあります。
混ぜて鮭ご飯、マヨネーズと和えておにぎりの具などにも使うことができますよ。
塩辛
魚介類の身・内臓を加熱せずに塩漬けにして発酵させた保存食で、代表的な物にはイカ・タコなどがあります。
栄養価が高くビタミンA・亜鉛・鉄などが含まれているそうです。
しぐれ煮
魚介類や牛肉などを原料とした生姜の入った佃煮のことで、時雨または志ぐれ煮と表記されているそうです。
三重県桑名市の名産であるハマグリを使ったのが始まりといわれています。
♪ 定番と言われるものをピックアップしてみましたが、まだまだこれが定番では?というものも多くありますね。
人によっては、「私のご飯のお供はこれ!」というものがありますよね。
あなたはどんなご飯のお供が定番ですか?
ご飯のお供のふりかけ どんなものがある?
ご飯のお供というより、ご飯に一足しという感じのふりかけ。
なにもなくても〇〇のふりかけがあれば満足という方もいますよね?
ちょっとふりかけについて調べてみました。
ふりかけとは白米にかけて食べる調味料のことですが、大きく分けて乾燥タイプとソフトタイプの2種類に分けられます。
乾燥タイプ
野菜・玉子・肉類などの食材を細かくして乾燥させたふりかけで、カリカリとした食感となっています。
未開封であれば常温で長期保存することができますよ。
ソフトタイプ
鮭・ちりめんじゃこ・昆布などの食材をほぐし味付けをしたふりかけで、しっとりとした食感となっています。
乾燥タイプと比べて水分を多く含んでいるので賞味期間は短くなります。
ふりかけの起源と歴史
鎌倉時代に鯛や鮭・サメなどを細かく切り塩干しにした楚割(すわやり)・花鰹(はなかつほ)と呼ばれる削り節をご飯にかけて食べたことが、ふりかけの起源であるといわれています。
現在のようなふりかけは大正時代初期頃、熊本県で薬剤師の吉丸末吉さんが日本人のカルシウム摂取量が少ないことを心配して、小魚を乾燥させて粉末にして食べることを思いついたことが始まりであるといわれているそうです。
粉末にした小魚から魚臭さを消すために味付けをした煎りごま・けしの実・青のりなどを加えることで魚が苦手な人でも食べられるようにして、御飯の友が誕生しました。
御飯の友は現在でも熊本県の株式会社フタバから販売されていますよ。
御飯の友が誕生してから数年後の1925年、福島県福島市の食料品店主・甲斐清一郎さんが粉末にしたイシモチという白身魚の身と昆布の粉末を混ぜ合わせ、醤油をベースにした調味液で煮込み乾燥させてから、海苔・ゴマなどを加えたふりかけを発明したそうです。
是はうまいという商品名で販売を始めたら大好評となりましたが白米は都市部の上流階級しか食べられていなかったため、ふりかけも高級品となっていました。
1928年に発生した奉天事件によって、多くの兵士が大陸へと動員されました。
その兵士たちの慰問袋にはふりかけが入っていて戦地で馴染みとなり、帰還後地元に戻った兵士たちが味を伝えたことで、全国に広まったといわれているそうです。
現在でも自衛隊ではふりかけが支給されていて、味は御飯の友と同じだそうですよ。
ふりかけの語源
考案された当時ふりかけという名称はなく、御飯の友や旅行の友のように○○の友が使われていました。
1959年に全国ふりかけ協会が設立されてからは、ふりかけが食品として定義づけされてから、ふりかけは正式名称として使われるようになったそうです。
ご飯のお供 さいごに
ふりかけは白米にかけても美味しいですが、うどんやそばなどの麺類・サラダ・和え物のトッピングとして使うことのできる万能食品です。
最近ではコラボふりかけが多く発売されているので、いろんな味を楽しんでみてはいかがでしょうか。
♪ ふりかけはいろいろありますが、自分で作ってみたい!と思ったら次の記事をどうぞ(^^)簡単な作り方をご紹介。
また、乾燥ふりかけの作り方も。
自家製ふりかけの簡単な作り方 乾燥ふりかけも手作りして保存!