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かんざし(簪) とは?どんな意味があるの?語源や歴史について

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簪は着物を着たときに髪をまとめるための物で、日本の伝統的な装飾品です。現在では着物を着た時くらいしか簪をさす機会もないですが、洋装でも簪をアクセサリーとしてつけることもあるようです。簪はいつから使われるようになったのでしょうか。かんざしについて調べてみました。簪の歴史や語源・意味などを紹介します。

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かんざし(簪) とは?どんな意味がある?

簪は髪をまとめるために使う日本の伝統的な装飾品です。

着物を着たとき髪が襟元にかからないようにすることが基本となっています。

そのため、アップにした髪に簪を挿してまとめます。

また簪を挿すことで華やかさを演出することもできます。

 

 

簪の意味

簪は髪をまとめるためのアクセサリーだけでなく、他にも使う意味があるそうです。どんな意味があるのでしょうか。

  • お守り

木や動物の骨・石・花など、様々な素材が簪に使われていて、その中でも動物の骨には神聖な力が宿っていると信じられていたそうです。

簪のデザインとして、神聖な動物や植物が使われているのは、魔除けの力を強める効果があるからだといわれています。

 

  • 告白

江戸時代頃から、男性が好きな女性へ思いや「あなたを守る」という意味を込めた贈り物として使われるようになりました。

 

  • 絆を深める

女性同士で簪を贈るのは、絆を深めるという意味があるといわれています。

 

簪を贈り物として選ぶポイント

 多くの人は和装をする機会が少なくなっています。

なので、簪を贈るなら洋服や和装のどちらでも幅広く楽しめるものを選ぶようにしましょう。

 

【おすすめの簪】

 

ねこかんざし

2本足の簪で、まとめた髪にさし込むだけという手軽さがあります。

URL:https://giftmall.co.jp/giftwzhZkM/

 

ほたる玉かんざし

 

トンボ玉を作るときに、銀箔や銀澄を入れると「ほたる玉」になります。

ほたる玉とは中に入れた銀箔・銀澄が光るに当たるとキラキラと光り、まるでホタルが光っているように見えることから呼ばれるようになりました。

ほたる玉がついた一本足の簪は、シンプルなデザインとなっているので、幅広い年齢層でも使うことができます。

URL:https://transition.afl.rakuten.co.jp/items/landing?surl=studiowaza&iurl=swarovski-hairpin-04&e=85fa1e9f10ed07d0237f560a008fb266b654c995548f7761ebe513ef041e1a73&scid=af_pc_etc&sc2id=af_117_1_10001720&af_tr_src=i2i_bh__bh_i2i&af_ab=b

 

ちりめん友禅コーム

ちりめん生地の大きなリボンがついた櫛型簪です。

まとめた髪に挿すだけなので簡単に取り付けることができます。

URL:https://www.amazon.co.jp/dp/B07KPTMQNF/?tag=sakidori_o_0006964-22&th=1

 

簪と櫛をセットで贈る場合

櫛は「苦死」という意味があり、縁起がよくないといわれています。

しかし、「苦しみも乗り越え、死ぬまで添い遂げたい」という意味があります。

贈る人がどんな意味として捉えるかを考え、櫛とセットで贈るかどうかを見極めましょう。

 

 

 

簪の語源とは

かんざしは漢字で書くと「簪」となります。

簪は髪留めのことで、中国では多くの人たちが髪を伸ばしていたので、まとめるために使っていました。

簪は男性が冠を髪にとめるために使う大切な物だったので貴族では象牙、庶民では木製が使われていたそうです。

日本語の「かんざし」は、髪に花を挿すことを意味した花挿し(かざし)が徐々に変化したという諸説があるそうです。

また「源氏物語」の「紅葉の賀」では白菊を使って冠を飾った場面で、かんざしを見ることができます。

 

簪の歴史

古代の日本では、先の尖った細い棒に聖なる力が宿っているといわれていました。

そのため、聖なる力が宿っている細い棒を髪に挿すことで魔除けになるのではと考えられ、簪の元となる髪串が誕生しました。

奈良時代になると中国から文化が伝わり、挽き櫛や二本足の簪・釵子(さいし)が広まっていきました。

平安時代では、女性が黒髪の美しさを追い求めるようになったことから、簪を使う機会は少なくなりました。

安土桃山時代になると髪を下ろすことができるのは身分の高い女性だけで、庶民たちは笠や頭巾をして外出していたそうです。

この習慣は江戸時代まで続いたそうです。

江戸時代、歌舞伎で男装をした役者が髷を結ったことでポニーテールのような髪型・下げ髪、団子のようにまとめた髪型・唐輪(からわ)をするようになりました。

唐輪は日本髪の原点となり、うなじの後ろで髪を高く結い上げ、残った毛先を根本で巻く髪型の・庫髷(ひょうごまげ)。

髷を折り返して結ぶ髪型・島田髷(しまだまげ)。

髷が大きな輪になっている髪型・勝山髷(かつやままげ)などのアレンジができ、これらに合う簪も作られたそうです。

明治時代になると、西洋化が広まったことで簪を使う機会は段々と少なくなっていきました。

現在では、和装・洋装のどちらでも合うデザインの簪が作られるようになったので、古来からの簪とは違う楽しみ方があるようです。

 

簪とは さいごに

簪は髪をまとめるためのアクセサリーとして使われるだけでなく、魔除けや告白・絆を深めるときにも使われています。

衰退したときもありましたが、現在でもアクセサリーとして使われているので、髪をまとめるときに簪を使ってみてはいかがでしょうか。

 

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