2月3日は節分の日ですね。
但し2021年は2月2日になります。
節分の日は春分の前日というのがあるので2021年は違ってしまいます。
「鬼は外!福は内」と声を出しながら豆を撒き、年の数だけ豆を食べる厄除けの行事です。
撒く「豆」は、大豆を使用している所が多いと思いますが、地域によっては「落花生」が撒かれているのをご存知ですか?
節分に落花生を撒くのはなぜ?
実は東北地方に住む人にとって、節分に落花生を撒くのは当たり前。
節分が近くなると、スーパーには落花生のたくさん入った袋がズラリと並びます。
(たまに大豆の姿もありますが)
東北では節分の日には落花生を撒いています。
一般的には大豆を撒いている。
というのは、芸能人が豆まきしている様子をテレビで見て気が付くわけです。
その時「あれ?撒いている豆が違う?落花生じゃないの」と初めて気づくんですね。
豆まきについて調べてみると、豆まきで落花生を撒く地域は、北海道、東北、信越地方で、寒くて雪の多い地域という事がわかりました。
なぜ、寒い地域では落花生なのか?
理由は、
「雪の中に撒くため、落花生の方が見つけやすい」
「衛生的で掃除も楽」という事らしいです。
また、落花生はカロリーも高いので、寒い地域で好まれるようになったとも言われています。
節分の豆まき 鬼の正体とは?
「鬼は外。福は内」と毎年節分には鬼を追い払っていますが、鬼とはいったい何なのでしょう。
本物の鬼の事?
豆まきの風習は、中国から伝わってきました。
季節の変わり目には、邪気(鬼や魔物)が生じるとのことから、邪気を払う目的で豆まきが行われるようになったそうです。
そしてこの鬼の正体は諸説ありますが、中国でいう鬼とは「死んだ人の霊」という考えだそうです。
他にも、鬼は災いをもたらす存在、邪気とは物の怪や病気といった意味があるそうです。
なので鬼とは、「災いごとや病気、不幸や不運」のことを言うそうです。
節分の厄払いで豆まきの鬼役は誰がやる?
節分には鬼に向かって豆を投げますよね。
多くの家庭では、お父さんが鬼役をやるのではないでしょうか。
鬼役のお父さんに向かって、子供が豆を撒く。
よく見る光景のような気がします。
しかし昔の豆まきは、家の主人が代表して豆を撒いていたんですね。
今とは全く逆ですね。
最近では、厄除けの風習というより、イベント的に行われている感じもあるので、時代とともに徐々に変わっていったのかもしれません。
そして、鬼には「邪気」という意味があり、実際は目に見えるものでは無い為、鬼役はいらないという考えもあるそうです。
このように、鬼といっても決まりはなく、誰がやってもいいように思いますよね。
家庭によって、お母さんだったり子供だったり家族みんなで楽しみながら、厄払いできればいいのかもしれませんね。
ちなみに私が子供の頃の豆まきは、鬼役は誰もせず、みんなで外(玄関の方)に向かって豆を投げていました。
みんなで鬼(厄)を追い払うという感じでしたね。
いつも夕ご飯後に行っていたので、外が暗いなか落花生を拾うのは大変でしたが、今ではいい思い出です。(東北で)
もう一つ、豆を撒く人ですが、家族の中に厄年の人や年男、年女がいる場合は、厄払いの意味も込めてその人が撒くのが縁起がいい。
という考えもあるそうです。
節分の豆まき さいごに
北海道や東北地方、信越地方では、節分の豆は落花生を使用しています。
節分といったら「落花生」が当たり前。
大豆を使っている所は少ないのではないでしょうか。
節分には、厄除けという意味があります。
鬼役は誰がやってもいいので(いなくてもOK)みんなで楽しみながら豆まきをするのがいいのかもしれませんね。
1年元気に過ごせるように、楽しみながら鬼(災いや病気)を追い払いましょうね。
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