ハロウインが近づくと店先のかぼちゃが目につきます。
かぼちゃはウリ科カボチャ属に属する蔓性植物の総称で南北アメリカ大陸が原産といわれています。
ミネラルやマグネシウム・ビタミンなど多くの栄養を含んだ植物ですがつい飾りとしてみてしまいがち。
種類や品種もたくさんあるようです。
そんなかぼちゃの事を知りたくなり調べてみました。
かぼちゃの種類や品種はいっぱい!違いと特徴
かぼちゃは日本かぼちゃ・西洋かぼちゃ・ペポかぼちゃに分けられます。
日本かぼちゃ
ゴツゴツとした皮があり、煮崩れしにくいかぼちゃです。
ねっとりとした食感と淡泊な味に特徴があり、煮物や天ぷらに適していて主に料亭で使われています。
黒皮かぼちゃ
宮崎県の伝統野菜で「日向かぼちゃ」とも呼ばれています。
ツヤツヤとした黒っぽい皮と甘くてサッパリとした味・ねっとりとした食感が特徴となっています。
煮崩れしにくいので煮物に適しています。
小菊かぼちゃ
直径が約15cm、重さが約800gの小さなかぼちゃで、上から見ると菊の花に見えることから名付けられたといわれています。
能登野菜として知られていて、煮ると味が染み込みやすく日本料理で使われています。
また中をくり抜いて容器にして、肉や魚を入れ蒸した詰め物料理に適しています。
バターナッツかぼちゃ
南アメリカ大陸原産でアメリカでは馴染みのあるかぼちゃです。
ひょうたんのような形で表面はツルツルしていて、皮は黄褐色または肌色のような色をしています。
ソテーやフライ・ポタージュに適しています。
西洋かぼちゃ
ホクホクとした食感と強い甘味に特徴のあり、表面は日本かぼちゃよりツルッとしています。
スーパーマーケットでよく見かけるかぼちゃです。
雪化粧
白っぽい皮が特徴のかぼちゃで、主に北海道で生産されています。
強い甘味とホクホクとした食感があります。
赤皮栗かぼちゃ
皮の色が濃いオレンジまたは朱色になっているかぼちゃで、加賀野菜として知られています。
しっとりとした食感がと強い甘味があり、煮崩れしにくいため煮物や炊き合わせに使われています。
コリンキー
皮の色が鮮やかなレモン色になっているかぼちゃで、生で食べることができます。
皮ごと食べられるので、スライスして黒コショウ・オリーブオイルやドレッシングなどをかけてサラダにするのがオススメです。
天ぷらやフライ・炒め物にもできます。
ペポかぼちゃ
北米南部で栽培されているかぼちゃで、春を告げる植物として親しまれています。
ヨーロッパでよく食べられていますが、日本では金糸瓜として知られています。
全体的に細長い形が特徴となっています。
金糸瓜
茹でる・蒸すなど加熱すると果肉の繊維がほぐれ麺のようなるため、素麺かぼちゃや素麺瓜とも呼ばれています。
味はあっさりしていて主な食べ方には、めんつゆまたは三杯酢をかける・サラダや炒め物があります。
ズッキーニ
見た目はキュウリに似ているかぼちゃで、独特の歯ごたえがあり淡泊な味が特徴となっていて、イタリアやフランスで使われています。
アトランティックジャイアント
オレンジ色をしていて、縦に浅い溝が入っている観賞用のかぼちゃです。
ハロウィンのランタンとして使われています。
ジャンボかぼちゃとも呼ばれていて、大きいもので400kg以上になることもあるそうです。
かぼちゃの名前の由来 日本に伝わったのは?
日本かぼちゃが日本に伝わったのは16世紀で、大分県にポルトガル人が持ち込んだといわれています。
当時の大名であった大友義鎮(宗麟)に献上したことから「宗麟かぼちゃ」と名付けられたそうです。
南アメリカ原産の西洋かぼちゃは、1863年アメリカから日本に伝わりました。
当初は北海道など寒い地域で栽培されていましたが、大正時代になると関東地方でも栽培されるようになりました。
ペポかぼちゃは中国を経由して伝わってきたため唐茄子とも呼ばれています。
米や麦が十分に作れなかった戦後ではかぼちゃは貴重な食材の1つとなっていました。
かぼちゃの語源は?歴史は意外と古くから
かぼちゃはカンボジアの産物としてポルトガル人が日本に伝えたといわれています。
カンボジアの瓜という意味で「かぼちゃ瓜」と呼ばれていましたが、その後瓜が取れて「かぼちゃ」となったそうです。
かぼちゃの種類や歴史 さいごに
かぼちゃは日本かぼちゃ・西洋かぼちゃ・ペポかぼちゃの3つに分類されます。
一見他の野菜に見えるものや加熱することで形状が変わるものもあるので、違いを比べてみるのも面白いのではないでしょうか。
それぞれの食感や味を比べて、かぼちゃを味わってみませんか。
♪おいしいかぼちゃを手に入れた後悩むのが丸ごとを切る時、あの硬さにまいってしまいますね。楽に切る方法は?と思った方はこちらをご覧いただければと思います。
かぼちゃ丸ごとの切り方これで簡単!切ったかぼちゃの定番レシピ
こんにちは、ブログランキングから来ました。
何気なく見ていたカボチャにもたくさんの種類があったのですね。
とても参考になりました。面白かったです。
また、のぞきに来ます。
ふうちゃん様
おはようございます^^
ご覧いただきありがとうございます。
コメントありがとうございます。
日頃何気なく見ているもの使っているものにも
それぞれ歴史や由来があり、調べてみると面白いですね(^^)
これからもよろしくお願いいたします。
波空