提灯には丸いものから細長いものまでと、様々な種類があります。
種類によって使い方が違ってくるのでしょうか。
また、使う場所や用途によっても様々なようです。
昔と今、時代によっても違いがある気がします。
提灯の種類や形態など調べてみました。
そして有名な提灯祭りなどもご紹介します。
目次
提灯の種類
- 盆提灯(ぼんちょうちん)
お盆の時に、ご先祖様を供養するときに飾る提灯です。

【主な盆提灯】
- 住吉提灯(すみよしちょうちん)
細長い筒状の提灯で、主に茨城県・九州地方・山陰山陽地方で使われています。
- 大内行灯(おおうちあんどん)
脚が3本ある置き型の提灯で、1889年頃から岐阜県で作られるようになりました。
- 御殿丸(ごてんまる)
まん丸い形をした吊り下げ式の提灯で、主に茨城県・九州地方・山陰山陽地方で使われています。
- 博多長(はかたなが)
上の部分の両脇と下輪(そこわ)と呼ばれる提灯本体にある下の輪に房を垂らした提灯です。
博多地方で使われていましたが、現在では北九州北部中心で使われています。
- 門提灯(かどちょうちん)
玄関先に飾り、ご先祖様が迷うことなく帰れるように目印となる提灯です。
提灯には家紋や家名が入っていることが多いです。初盆の場合は、戒名を入れることもあるそうです。
- 看板提灯(かんばんちょうちん)
店舗の入り口に看板として下げられている提灯です。
提灯本体には店名や商品名が入っていることが多く、暗くなってくると灯りを入れて目立つようにすることもあります。
居酒屋の赤提灯やうどん・そば屋の白提灯が有名です。
- 祭り提灯(まつりちょうちん)
祭りの時に飾る提灯で、小さな提灯を1列に並べて飾ることが多いようです。
提灯の形態

- 長型提灯(なががたちょうちん)
細長い円筒形の提灯で、飲食店の看板や店内での装飾・祭りやイベントなどの会場にある協賛提灯などに使われることが多いです。
- 丸型提灯(まるがたちょうちん)
丸みを帯びた提灯で、1番よく使われています。
丸型提灯を複数個並べ、祭りやイベント会場・店内での装飾に使われるのが定番となっています。
- 弓張提灯(ゆみはりちょうちん)
提灯に弓形の取っ手がついた提灯で、お盆や祭りなどに使われています。
- 桶型提灯(おけがたちょうちん)
深くて円筒形の提灯で、居酒屋や和食店・寿司屋などの飲食店の看板として根強い人気があります。
提灯の有名な祭り
竿燈まつり(かんとうまつり)
8月3日から6日にかけて、秋田県秋田市で行われる祭りで、正式名称は「秋田竿灯まつり」です。
竿灯を稲穂、提灯を米俵に見立て、額や腰・肩などにのせて豊作を祈るそうです。

二本松の提灯祭り(にほんまつのちょうちんまつり)
10月第1土・日・月曜日にかけて、福島県二本松市にある二本松神社で行われる祭りです。
日程は、土曜日は宵祭り・日曜日は本祭り・月曜日は後祭りとなっています。
【宵祭り】
各町内から鈴なりの提灯をつけた太鼓台が出て、お囃子を演奏しながら市内を練り歩きます。
【本祭り】
神輿渡御が行われる日で、朝の8時半頃から午後3時頃まで七町合同の引き回しが行われます。
その後、神社で神輿の宮入が行われ、夜には各町内に戻った太鼓台に提灯をつけ字内を練り歩きます。
【後祭り】
祭りの最終日で、昼間はそれぞれの字内で太鼓台を引き回し、夜になると四町・三町に分かれて、合同の引き回しを行います。
尾張津島天王祭(おわりつしまてんのうまつり)
7月第4土曜日に宵祭、翌日には朝祭が行われる、愛知県津島市にある津島神社の祭りです。
【宵祭】
約500個の提灯をつけた巻藁舟(まきわらぶね)が、島津笛を演奏しながら天王川公園にある丸池を漕ぎ渡ります。
【朝祭】
6隻の車楽舟(だんじりぶね)に能人形を飾り音楽を演奏しながら、漕ぎ進めていきます。
締め込み姿の10人の若者が布鉾(ぬのほこ)を持って天王川に飛び込み、泳いでから神社に向かって走ります。
山口七夕ちょうちんまつり(やまぐちたなばたちょうちんまつり)
室町時代に大内盛見(おおうち もりあき)が、お盆の夜にご先祖様の冥福を祈るため提灯に火をともしたのが始まりであるといわれています。
長竹竿に紅提灯が飾られ、幻想的な景色を見ることができます。
また商店街のアーケードでは、提灯の火が灯った紅提灯のトンネルの中を歩くこともできます。
提灯の種類や形態・提灯の有名な祭り さいごに
提灯には様々な形があり、祭りや祭事・飲食店の看板などに使われています。
また日本各地では提灯がメインとなっている祭りがいくつかあります。
提灯祭りに興味が湧いたら、行ってみてはいかがでしょうか。


