豆腐を作るときに出たおからを乾燥させ粉末状にしたおからパウダーは、生のおからよりも長く保存することができ、様々な料理に使うことができる便利な食材です。
また食物繊維をはじめとする栄養も豊富に含まれていて、美容や健康に効果があるといわれています。
おからパウダーの保存方法やさまざまな効果と使い方などを紹介します。
目次
おからパウダーとは?保存法は簡単
おからパウダーとは生のおからを乾燥させ、粉末状にしてあります。
生のおからには水分が多く含まれているため賞味期限は約3日、そのまま冷凍保存することもできますが期間は約10日と短いです。
おからパウダーは生のおからを乾燥させてあるので含まれている水分が少ないため、未開封であれば約6ヶ月、開封した場合は約2ヶ月と生のおからより長く使うことができます。
おからパウダーの保存方法
生のおからより長期間使うことができる便利なおからパウダーですが、正しく保管しておかないと傷んでしまい使うことができなくなってしまいます。
未開封であればパッケージに書かれている期間通り、常温で保存することができます。
開封した場合は、保存するときに注意が必要となります。
開封したおからパウダーは、湿気や虫が入らないように空気を抜いて開封口を閉め、チャックのある食品用保存袋に入れてから冷蔵庫で保存しましょう。
おからパウダーが入っているパッケージ自体にチャックがあれば、空気が入らないように閉めてから冷蔵庫に入れても大丈夫ですよ。
またチャックのある食品用保存袋の代わりに、密封できる保存容器でも可能です。
おからパウダーの効果は5つ
おからパウダーには食物繊維やカルシム・タンパク質などの栄養が含まれていますが、どんな効果があるのでしょうか。
便秘解消
不溶性食物繊維によって胃や腸で水分を吸収してくれるので大きく膨らむことで、便の量が増え腸を刺激して活発になるので便通がよくなるといわれています。
また腸内環境の改善やデトックス効果もあるそうです。
ダイエット
おからパウダーは水分を含むと、お腹の中で膨らむので満腹感を得ることができ食べ過ぎを防ぐことができます。
骨が丈夫になる
カルシウムが豆乳の5倍以上含まれています。
またリジンという成分が含まれていて、カルシウムの吸収を助けてくれるので、骨量が増え骨粗しょう症の予防となります。
またカルシウムにはイライラを押さえる、安眠などの効果もあるそうです。
更年期障害の改善
大豆イソフラボンが多く含まれていて、女性ホルモンの1つであるエストロゲンに似た働きをしてくれるため更年期障害の改善に効果があるといわれています。
また、生理痛やホルモンバランスの崩れによる精神不安定などの症状改善にも効果があると期待されているそうです。
美肌効果
大豆イソフラボンの他にビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、グルタミン酸、アスパラギン酸などが豊富に含まれていて、細胞の新陳代謝を高める働きによって肌の弾力と保湿力がアップします。
また、抗酸化作用の強いビタミンEによって体や肌の老化を防ぎ、肌や髪の毛・血管・内臓・血管の血流がよくなるなどの効果によって若々しさを保つことができるといわれています。
おからパウダーの効果的な使い方
健康や美容に効果があるおからパウダーは、飲み物や料理に混ぜてもニオイは気にならない・本来の味を邪魔することがないので手軽に使うことができます。
またおからパウダーは粉末状になっていて、容器に入れて持ち歩くことができるので外食時に料理に一振りすることで足りない栄養を補うことができます。
また、マグカップにインスタントコーヒー(適量)とおからパウダー(小さじ1)を入れて、お湯を注いで作る、おからパウダーコーヒーがあります。
おからパウダーには脂肪を燃焼させる働きがありますが、コーヒーにも脂肪を燃焼させる働きがあるのでダイエットの強い味方になるそうです。
食事前に飲むと満腹感が得られ食事の量を抑えることができます。
おからパウダーコーヒーとコーヒーの過剰摂取ならないように、飲む量は1日4杯までにがよいですね。
おからパウダーの効果 さいごに
おからパウダーコーヒーは生のおからとくらべて保存期間が長く、料理や飲み物に混ぜるだけで簡単に栄養を取ることができる便利な食材です。
おからパウダーは健康や美容に効果がありますが不溶性食物繊維が含まれているので摂り過ぎてしまうと腹痛の原因になることがあります。
1日30g、大さじにして3杯を目安にしましょう。
おからパウダーを上手に使って、健康と美容を手に入れてみませんか。
♪便利なおからパウダーですが、定番の卯の花の作り方も参考にしてください。