果樹園で果物を自分の手で収穫をする果物狩り。春はイチゴやメロン・さくらんぼ、夏は桃やメロン、冬はイチゴと旬の果物で果物狩りを楽しむことができます。
秋に楽しめる果物狩りは多くあります。
果物狩りができる果物にはどんな物があるのでしょうか。
秋の果物や果物狩りの種類、収穫してきた果物の保存方法などを紹介します。
秋が旬の食べ物の果物には何がある?
- アケビ
アケビ科アケビ属の果物で、日本や中国・韓国などの東アジアなどが原産地です。
大きさは約10cmで、熟すと紫色の皮が割れて中の果実を食べることができます。
果実は乳白色のゼリー状になっていて黒くて小さな種がたくさん入っています。
取り出した果実は、そのまま口に入れて種は出します。
残った皮は炒め物や揚げ物にして食べることができます。
- イチジク
クワ科イチジク属の果物で、アラビア半島南部・地中海沿岸地方などが原産地です。
江戸時代に中国から長崎に入ってきました。
薬用として栽培されていましたが、生産量が増えたことで食用として使われるようになりました。
イチジクにはフィシンと呼ばれるタンパク質分解酵素が含まれていて、食後に食べれば消化を促進させる効果があるといわれています。
- 柿
カキノキ科カキノキ属の果物で、中国が原産地です。
朝鮮半島や日本が原産地であるという説もありますが、現在の柿の元になったのは中国からであるという説が有力となっています。
いつ日本に入ってきたのかは不明ですが、奈良時代には食用として使われていたそうです。
- みかん
ミカン科ミカン属の果物で、日本が原産地です。
約400年前、中国から鹿児島に伝わった柑橘の種から偶然発生によって誕生したといわれています。
ビタミンCが豊富に含まれていて、肌荒れや風邪予防に効果があるといわれています。
- 栗
ブナ科栗属の果物で、中国・北アメリカ・地中海沿岸地方が原産地です。
カリウムやビタミンC・食物繊維などの栄養が豊富に含まれていますが、カロリーが高いので食べ過ぎにならないように注意する必要があります。
- ザクロ
ミソハギ科ザクロ属の果物で、イラン西北部が原産地です。
手で割り、中の赤い果実をそのまま食べます。
種はそのまま食べても大丈夫です。
アントシアニンやタンニン類が含まれているので、高血圧や動脈硬化・脳梗塞・心筋梗塞などの予防に効果があるといわれています。
- 梨
バラ科ナシ属の果物で、中国地方・日本が原産地です。
日本では古くから栽培されていて、江戸時代では品種が多くありました。
現在のような甘味が強く、果肉が柔らかい梨は、明治以降に発見、または品種改良されたものです。
水分と食物繊維が多く含まれているので、便秘予防に効果があるといわれています。
- ブドウ
ブドウ科ブドウ属の果物で、中近東地方が原産地です。
品種が多く、世界には約10,000種以上あるといわれています。
日本では約60種のブドウが栽培されています。
果実にはブドウ糖が多く含まれているので、疲労回復に効果があるといわれています。
- りんご
バラ科リンゴ属の果物で、中央アジア地方が原産地です。
水溶性食物繊維のペクチンが多く含まれていて、胃酸のバランスを整える働きがあります。
またポリフェノールの1種であるカテキンには抗酸化作用があり、高血圧やガン予防に期待できるといわれています。
いろいろある秋の果物狩り種類は
秋に楽しめる果物狩りには、ブドウ・柿・りんご・みかん・イチジク・梨・栗などがあります。
料金は約1,000~2,000円が相場となっていて、食べ放題になっていることが多いです。
果物をお土産にする場合は、別途料金が発生する場合があります。
果物狩りのあと果物の最適な保存方法
- 柿
常温で保存する場合は、直射日光の当たらない風通しの良い場所にしましょう。
保存期間は約2週間が目安です。
冷蔵庫で保存する場合は、キッチンペーパーを濡らしてヘタにかぶせてからラップで包み野菜室に入れます。
保存期間は約3週間が目安です。
- みかん
常温で保存する場合は、直射日光の当たらない涼しい場所にしましょう。
保存期間は約2週間~1ヶ月が目安です。
- 栗
ポリ袋に入れて冷蔵庫の冷蔵室、またはチルド室で保存することで甘味が増します。
保存期間は約2週間が目安です。
- 梨・りんご
1玉ずつ新聞紙で包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。
保存期間は約1週間が目安です。
- ブドウ
新聞紙で包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。
保存期間は約2~3日が目安です。
秋が旬の果物や果物狩りの種類と最適な保存方法 さいごに
秋に旬を迎える果物は数多くあり、ブドウやりんご・栗などは果物狩りを楽しむことができます。
秋の果物を美味しく味わいましょう。