秋といえば、スポーツや読書・食欲と頭につきますが、いつからそうなったのでしょうか。
また、食欲の秋とも呼ばれることが多いですが、なぜ秋になると食欲が増すのでしょう?そう呼ばれるようになったわけはなんなのでしょう?
食欲の秋と呼ばれるようになった理由や「○○の秋」の言葉の由来など気になったので調べてみましたのでご紹介します。
食欲の秋になぜ食欲が増す?
秋になると食欲が増してしまうのは、いくつかの諸説があります。
- セロトニン
脳内で分泌される成分で食欲を抑える効果があるといわれています。
セロトニンの分泌量は日光に当たる時間によって増えるという特徴があります。
秋は日照時間が短くなってしまうのでセロトニンの分泌量が少なることで食欲が増してしまうと考えられています。
- 夏バテ解消
夏の暑さが原因で夏バテになる人が多く、食欲不振や疲労が溜まってしまうことがあります。
秋になると気温が下がり涼しくなることにより、夏バテによって失われていた食欲が戻り食欲が増したように感じられます。
- 基礎代謝
秋になり気温が下がると、体温を維持するために基礎代謝が上がります。
基礎代謝が上がることによって、エネルギーが消費されます。
そのためエネルギーを補うために食欲が増えるといわれています。
- 旬の食材が多い
秋はサンマや鮭・栗・サツマイモ・松茸など、多くの食材が旬を迎えます。
旬の食材が出回る秋に食欲が増すのは自然なことなので、秋は食欲が増えると考えられています。
- 冬への備え
冬は寒さが厳しい季節です。
厳しい寒さを乗り越えるために秋のうちにしっかりと栄養やエネルギーを身体に蓄えるために食欲が増えると考えられています。
♪ 以上のような諸説によって、食欲の秋と呼ばれるようになりました。
ぜひ食べたい秋が旬の食べ物
秋に旬を迎える食べ物には、以下のようなものがあります。
- じゃがいも
じゃがいもの旬は5~6月頃、10~2月頃の2回あります。
5~6月に収穫されるじゃがいもは「新じゃが」と呼ばれています。
男爵いもとメークインが有名ですが、男爵いもは崩れやすいためポテトサラダやコロッケ、メークインは崩れにくいので肉じゃがやカレー・シチューおでんなどの具材に適しています。
- サツマイモ
9~11月頃が旬で、料理だけでなくデザートにも使われています。各地で様々な品種が作られていて、紅あずまや金時いもが有名です。
天ぷらや煮物・炊き込みご飯・スイートポテト・大学いもなどで楽しめます。
- サンマ
9~11月頃が旬で、脂がのっています。
塩焼きが1番人気ですが、蒲焼きや竜田揚げ・炊き込みご飯・煮付けなどで楽しめます。
- 栗
9~11月頃が旬で、焼き栗や炊き込みご飯・甘露煮・スイーツなどで楽しめます。
- 銀杏
9~11月頃が旬で、バター炒めや炊き込みご飯・茶碗蒸しの具材・焼き銀杏などで楽しめます。
- かぼちゃ
9~12月頃が旬で、煮物やコロッケ・スープ・スーツなどで楽しめます。
「OOの秋」と言う言葉の由来は?
秋は台風も良く発生しますが、他の季節と比べると過ごしやすいためスポーツや読書などをするのに最適であることから「○○の秋」と言うようになったといわれています。
スポーツの秋・読書の秋・芸術の秋と呼ばれるようになった由来をまとめてみました。
スポーツの秋
1964年に開催された東京オリンピックの開会式が10月10日であったことから「体育の日」に制定されました。
これによってスポーツを楽しむ風潮が生まれ、スポーツの秋と呼ばれるようになりました。
読書の秋
西暦700年頃、古代中国の詩人・韓愈(かんゆ)が「灯火親しむべし」という詩を読みました。
「秋の夜は過ごしやすく、灯りをつけて本を読むのに最適な季節である」という意味で、夏目漱石が小説「三四郎」で取り上げたことから、広まったといわれています。
芸術の秋
1918年に発行された雑誌「新潮」で美術の秋という言葉が使われたことが由来であるといわれています。
秋は涼しくて過ごしやすいため、集中して作品制作に取り組みやすいだけでなく、展覧会やイベントが開催され作品を楽しむ機会が多いことから芸術の秋と呼ばれるようになりました。
秋になぜ食欲が増す?「OOの秋」と言う言葉の由来 さいごに
暑い夏の後にやってくる秋は涼しくて過ごしやすくなるので、食欲が増すといわれています。
そのことから食欲の秋と呼ばれるようになりました。
美味しい食べ物が多いので食べ過ぎになりがちですが、胃の負担が大きくなるので腹八分目にしておくことが大切です。
身体に負担をかけることなく、秋の旬を楽しみましょう。