坊主めくりは2人以上で百人一首の読み札(絵札)を引いて、最後に手元に札を多く持っていたほうが勝ちとなるゲーム。
ルールがあって、坊主の描かれている札を弾いたら持ち札を全て失ってしまうという、ちょっとドキドキする遊びです。
あなたも1度は遊んだことありませんか。
坊主めくりとはどんな遊びなのか?
ルールや基本的な遊び方をまとめました。
百人一首の坊主めくりとはどんな遊び?
百人一首の読み札だけを使う遊びです。
少なくても2人以上で順番に読み札を引いていき、最後に多くの枚数を持っていた人の勝ちとなる遊びです。
読み札をめくっていくだけなので、まだ文字の読めない小さな子どもから高齢者までと幅広い年齢層で遊ぶことができますよ。
運に左右される遊びなので負けても「運が悪かった」と諦めがつきやすく(^^;)、子どもには負けを受け入れる練習にもなるといわれています。
坊主めくりのルール
坊主めくりは簡単なあそびですが、いろいろなルールがあります。
まずは、基本ルールを覚えましょう。
基本ルール
坊主めくりは引いたときの読み札の絵柄によって、持ち札が動きます。
- 坊主の場合
手持ちの札を全て失い捨て札置き場に置きます。
- 男性の場合
引いた札を手持ちに加えることができます。
- 女性の場合
捨て札置き場にある札を手持ちに加えることができます。
捨て札置き場に札がない時は山場から札を1枚引くことができます。
ローカルルール
坊主めくりにはいくつかのローカルルールがあります。
- 天皇札ルール(その1)
天皇の絵札には、天智天皇と持統天皇の2枚があります。
この札を引いた人は捨て札置き場にある札だけでなく参加者全員の持ち札を全て自分の持ち札にできます。
すごい威力です!オールマイティな絵札なんですね!
- 天皇札ルール(その2)
引いたときの読み札が天智天皇または持統天皇の場合は、山場から2枚札を引くことができます。
- 段付き札ルール
繧繝縁(うんげんべり)と呼ばれるキレイな縞模様で縁取りしてある畳の上に座った人が描かれている札を段付き札と呼びます。
この札をめくった人はすぐに他の人の膝をさわりに行き、他の人たちは手でブロックをします。
膝をさわることのできた人の持ち札を自分の持ち札にすることができます。
- 段付き姫札ルール
女性が描かれている札の中に繧繝縁で縁取りされた畳の上に座った女性の札が4枚あり、段付き姫札と呼ばれています。
この札を引いた人は捨て札置き場にある札を自分の持ち札にすることができ、その他の女性札の場合は山場から1枚札を引くことができます。
- 蝉丸札ルール(その1)
蝉丸という坊主が描かれている札を引いた人は参加者全員の持ち札を自分の持ち札にすることができます。
- 蝉丸札ルール(その2)
蝉丸札を引いた以外の参加者は持ち札を捨てることになります。
ただし蝉丸札を引いたとき最後の1枚だった時は負けとなります。
- 蝉丸札ルール(その3)
蝉丸札を引いた人は1回休みになります。
- 蝉丸札ルール(その4)
蝉丸札を引いた時点でビリ決定となります。
坊主めくりの基本の遊び方
坊主めくりは2人以上で遊ぶことができます。
基本の遊び方を紹介します。
- 読み札を裏返しにして良くシャッフルします。
- 裏返しにした読み札を3つに分けて山札を作ります。
- ジャンケンなどで札を引く順番を決めます。
- 1番目の人が好きな山札から1枚札を引きます。
- 引いた札が男性ならそのまま自分の持ち札にする、坊主なら持ち札を捨て札置き場に置き、女性で捨て札置き場に札があれば全部自分の持ち札にでき、なければ山札から1枚札を引くことができます。
- 順番に札を引いていき山札が全てなくなった時点で1番多くの札を持っている人が勝ちとなります。
百人一首の坊主めくり さいごに
坊主めくりは札を引いていくだけの単純な遊びなので誰でも参加できる遊びです。
引いた札の絵柄によって手持ち札が増えたり無くなったりすることがあるので、運によって勝敗が左右されるのもドキドキ感があって楽しめるのも魅力となっていますね。
いつでも遊べますが、お正月に坊主めくりをして運試しなんていうのも面白いかもしれませんね。
ローカルルールは知らない人もいるので、始める前に確認するようにしましょう。みんなで坊主めくりを楽しんでみてくださいね。
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