サバイバルとは困難を乗り越えるという意味があります。
感染症や自然災害、遭難などで、いつ自分の身が危険に晒されることがあるかもしれません。
いざというときに役立つサバイバル術の基礎知識などは知っておきたいものです。
サバイバル術を身に付ける方法なども調べてまとめてみましたので、ご参考にしていただければと思います。
サバイバルとは?必要なこと
サバイバルとは困難な状況を乗り越えて生き残るという意味があり、英語ではsurvivalと書きます。
サバイバルで重要なことは安全な場所・水や食糧などの物資の確保になります。
安全な場所と水や食糧など必要な物が揃っていれば、困難な状況から脱出しようとする気持ちを持ち続けることができるといわれています。
他には状況を的確に判断すること、正しい知識を身に付けることが必要となります。
本能の赴くまま、直感で行動することは危険な状態に陥ってしまう可能性が大きいので、落ち着いて行動することを心掛けるといいですね。
サバイバル術の基礎知識を知ろう
サバイバルで困難な状況から乗り越えるためには、どんな基礎知識が必要になるのでしょうか。
落ち着くこと
人はパニック状態になると、おかしな行動をとってしまうことがあります。
落ち着くためには動きを止めてから計画を立てるまでの一連の作業となる「STOP」することが重要になってきます。
Stop(止まる)
まずは動きを止めて呼吸を整えましょう。
呼吸が整えば認知機能が向上します。
息を吸う・止める・吐くという動作を3秒ずつゆっくりと行えば、心が落ち着き脳にリラックスさせる信号が送られるといわれています。
Think(考える)
今の状況を見て、どう対処するべきかを考えます。
Observe(観察する)
今いる場所の状態やケガの有無・所持品などを確認します。
Plan(計画する)
どうすれば効率良く現状を対処できるのか行動計画を立てます。
安全の確保
野生動物が襲ってくる・災害が再び起こるなどの可能性がある場合は、危険を回避するために安全を確保しましょう。
3の法則
3の法則とは救助や補給活動の目安となっている数字のことで、覚えておきたい基礎知識の1つです。
3分間
呼吸ができないと3分間しか生きられないといわれています。
3時間
適切な体温を維持できないと3時間しか生きられないといわれています。
3日間
水分が取れないと3日間しか生きられないといわれています。
3週間
食事がとれないと3週間しか生きられないといわれています。
サバイバルの技術の身に付け方
身につけておきたいサバイバル術として、水の確保・火を起こす・寝る場所の確保・ケガの応急処置・食糧の確保などがあります。
水の確保
人は水分が取れないと3日間しか生きられないといわれるほど、水の確保は重要になります。
朝露を集める
- 膝下に綺麗なタオルや布をまいて、朝露に濡れている草木の中を歩き回って染み込ませます。
- 十分に染み込ませたタオルや布を絞ると水が出てきます。
約1時間歩くと、1リットルくらいの水を集めることができるということです。
ろ過する
- ペットボトルの底部を切り取り、キャップには穴を開けておきます。
- さかさまにしてキャップ口が下にくるようにし、小石・砂・布の順に入れていきます。
- 濁った水を入れてろ過します。
- キャップに開けた穴から水が少しずつでてきたらそれを貯めます。
- ある程度溜まったら、約10分間煮沸させます。
火を起こす
火を起こすことができれば、水を煮沸させたり・暖を取ることができます。
ビニール袋を使う
- ビニール袋に水を入れます。
- 太陽にあて光を集めると火がつきます。
乾電池と銀紙を使う
- ガムを包んでいる銀紙を広げて乾電池の長さに合わせて切り、中央部分が2mmになるように切り取ります。
- 銀色になっている方の端を乾電池のマイナスにあて、反対側の端をプラスにあてると簡単に火がつきます。
寝る場所の確保
体力を回復させる・疲れを取るには寝る場所は重要となります。
安全の確保ができたら、平らで体温が奪われにくい場所で寝るようにしましょう。
床や地面に段ボールや防水シートなどを敷くといいですよ。
ケガの応急処置
災害が発生したとき自分や他人がケガをしている可能性があります。
止血
- 傷口をきれいな水で洗い流し、あれば消毒します。
- 清潔なガーゼやハンカチ・タオルなどを傷口にあてて圧迫します。
- 包帯を巻いて止血します。出血量が多い場合は、患部を心臓より高い位置に保つようにしましょう。
火傷
- 5分から10分ほど水で患部を冷やします。
- 服は無理に脱がせずに、上から冷やします。
- 痛みを感じなくなってきたら、清潔なガーゼやタオルなどをあてて包帯を巻きます。
骨折
- 氷を入れた袋をタオルでくるみ患部に当てます。
- 添え木になる物を患部に当て、患部を固定するように包帯を巻きます。
包帯をきつく巻くと血流を妨げる原因になるので注意しましょう。
食糧の確保
もし手持ちの食糧が亡くなってしまった場合は、食べられる野草を探してみましょう。
タンポポやつくし・ヨモギ・ワラビ・タラの芽などがあります。
アク抜きをしてから炒め物や煮物・おひたしなどで食べることができますよ。
サバイバルの基礎知識 さいごに
サバイバル術を身につけておけば、いざというときに自分や他の人を助けることができます。
いつでも使えるようにアウトドア活動で練習してみてはいかがでしょうか(^^)
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