節分の豆まきで家の中を清めた後に福を呼び込むために食べると良い、と言われる「恵方巻き」。
1989年にコンビニエンスチェーンが広島市で販売を開始したことがきっかけとなり、全国的に広まり今では節分に欠かせない行事食となりました。
デパートやコンビニ・スーパーではいろんな具材を使った恵方巻きが売られていますが、自分の好きな具材を使って手作りしてみませんか?作る楽しみもありますね(^^)
恵方巻きの作り方やコツ、恵方巻きに合うおかずなどを紹介します。
恵方巻きの作り方 コツはこれ!
恵方巻きには商売繁盛や無病息災を願い、福を巻き込む、という意味があります。
七福神にあやかり具材を7種類用意すると良いと言われています。
具材
具材の種類は特に決まっていないので、好きな具材を7種類揃えましょう。
【基本的な具材】
・穴子(またはうなぎ)、卵焼き(またはだし巻き)、しいたけ、桜でんぶ、きゅうり、かんぴょう、人参
【アレンジした具材】
チーズやハムなどを使って洋風に、
アボカドやツナフレーク・水菜などを使ってサラダ風
など具材を変えてアレンジした恵方巻きを作ることができます。
★薄焼き卵、ハム、スライスチーズ、きゅうり、カニかまぼこ、ツナフレーク、紅ショウガ
★トマト、アボカド、オクラ、長芋、水菜、ツナフレーク、玉ねぎ
★きんぴらごぼう、肉そぼろ、貝割れ大根、薄焼き卵、絹さや、たくあん、紅ショウガ
すし飯
【材料・4人分】
・米 2合
・酒 大さじ2
・昆布 5cm角1枚
・すし酢 70ml
【作り方】
・米を洗い水気を切ってから炊飯器の内釜に入れ、水は目盛りより少なめに入れます。
・酒・昆布を加えて約30分おいてから炊きます。
・炊き上がったご飯を飯台に移し、熱いうちにすし酢をまわし入れます。
・うちわで扇ぎながら混ぜ合わせて完成です。
【コツ】
・すし酢を加えたことで、ご飯がベチャベチャにならないように水を少なめにして炊きます。
・混ぜすぎるとご飯に粘りが出てしまうので、手早く切るように混ぜましょう。
巻き方
・巻きすに海苔をたて長に置き、すし飯をのせます。
・海苔の手前端1cmと向こう側2cmにすし飯がのらないように均等に広げます。
・手前から3~4cmのところに具材を並べます。
・人差し指と中指で具材をおさえながら、親指で巻きすを持ち上げます。
・向こう側のすし飯に合わせるように巻いていきます。
【コツ】
・すし飯の分量は約200gにすると、海苔にシワがよらずに巻くことができます。
・具材をのせるときは、きゅうりなど固い食材を手前に置くと巻きやすくなります。
恵方巻きに合う献立 季節感のあるおかず3選
恵方巻きだけだと栄養が偏ってしまいます。
恵方巻きに合う、節分にちなんだおかずを紹介します。
鰯のつみれ汁
鰯は鮮度が落ちると悪臭を放ちます。
鬼はその臭いを嫌うので追い払う効果があると言われています。
【材料・2人分】
鰯のすり身 1パック、ねぎ 適量、ショウガ ひとかけ、れんこん 適量、味噌 大さじ1
【作り方】
- ボウルに鰯のすり身、ねぎのみじん切り、ショウガの絞り汁、すりおろしたれんこん、味噌を入れ混ぜ合わせ、スプーンですくって丸めます。
- 鍋に水を400cc、粉末ダシを入れ、沸騰したら丸めた鰯のすり身を入れ5分煮込みます。
- 味噌を入れて味を調えたら完成です。
けんちん汁
関東の一部では節分料理として食べる風習があると言われています。
【材料・4人分】
木綿豆腐 150g、ごぼう 50g、人参 50g、こんにゃく 40g、大根 100g、ねぎ 60g、だし汁 600cc、ごま油 大さじ1と1/4、酒 大さじ2、塩 小さじ1/2、しょうゆ 大さじ2/3
【作り方】
- 木綿豆腐は水気を切り手でくずし、こんにゃくはスプーンで1口大にちぎってお湯でゆで、大根と人参とごぼうは乱切りにします。
- 鍋にごま油を入れ熱してから、ゆでたこんにゃく、乱切りにした大根・人参・ごぼう、くずした木綿豆腐入れて炒め、だし汁を入れます。
- 煮立ったら弱火にして約8分煮込み、酒と塩を入れます。
- 野菜が柔らかくなったら、しょうゆと小口切りにしたねぎを入れて完成です。
きんぴらこんにゃく
こんにゃくには食物繊維が豊富に含まれていて、体内を掃除して毒素を取り除く効果があるといわれています。
四国地方では節分に食べると縁起が良いと言われています。
【材料・4人分】
板こんにゃく 2枚、ごま油 大さじ1、みりん 大さじ1、しょうゆ 大さじ1、砂糖 適量、いりごま 適量、塩 適量、粉末ダシ 小さじ1
【作り方】
- 板こんにゃくは塩もみをして約10分おいてから、拍子切りにします。
- フライパンに板こんにゃく・ごま油・みりん・しょうゆ・砂糖・塩・粉末ダシを入れ中火に書けます。
- 木べらで混ぜながら炒め、少し汁気が残るぐらいで火を止めます。
- 粗熱を取って、いりごまを散らしたら完成です。
恵方巻き手作り さいごに
恵方巻きや太巻きなどの巻き寿司は巻き終えたら数分間おいておくと海苔が馴染み、食べるときに崩れる心配はありません。
好きな具材を使ってオリジナルの恵方巻きを作ってみてはいかがでしょうか。
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