寒い季節だけでなく夏でも足の冷えで悩むことがありませんか?
足が冷えるとむくみも発生することがあります。
気になる足の冷えとむくみには、どんな関係があるのでしょうか。
対策や予防するために、足の冷えとむくみの関係や原因また、末端冷え性などについを調べてみましたのでご紹介します。
足の冷えとむくみ 末端冷え性とは
むくみは、身体の中にあるリンパ液や細胞まわりの水分などが停滞することによって起こる現象です。
健康であれば身体の中の水分は血管やリンパ管を通って全身を回っていきます。
リンパ管は血管の間を通って、大性静脈という大きな血管に流れていきます。
しかし冷え性になると身体の血の流れが悪くなっているので、同時に水分の流れも悪くなっています。
身体の中にあるリンパ液や細胞まわりの水分などがリンパ管や血液中から漏れることで、むくみになってしまいます。
● 末端冷え性とは
体温は普通にあるのに、手先・足先だけが冷たく感じる症状のことで冷え性の1つです。
若い女性に多く見られる症状で本人は手先・足先の冷えを訴えても、体温は普通にあるため他の人が触っても冷たいと感じることがないのが特徴となっています。
また寝付けなくなる、手先・足先の冷えを感じて夜中に目が覚めるなどで睡眠リズムの乱れによって体調を崩す人が多いようです。
【末端冷え性の原因】
末端冷え性になってしまう原因には以下のようなものがあります。
・ 自律神経の乱れ
ストレス・不規則な生活などによって、体温調整をする自律神経が機能しなくなってしまいます。
・ 皮膚感覚の乱れ
身体を締め付ける下着や圧着ソックスを着用することで血行が悪くなり、寒いと感じる皮膚感覚が麻痺してしまうことで体温調整が機能しなくなってしまいます。
・ 血液循環の悪化
貧血や低血圧など血管系の疾患がある場合は、血流が滞りがちになってしまいます。
・ 女性ホルモンの乱れ
ストレスの多い生活や更年期などで女性ホルモンの分泌が乱れることによって、血行が悪くなることがあります。
・ 筋肉量が少ない
筋肉量が少ないと、筋肉運動による熱産生・血流量が少ないため冷えやすくなってしまいます。
【末端冷え性の対策方法】
・ 血管を温める
身体には腹大動脈(ふくだいどうみゃく)と呼ばれる大きな血管があります。
服大動脈は、腎臓や腸・腰回りの筋肉などに行き渡らせます。
服大動脈を温めるには、お腹の上にカイロを貼る・腹巻きをするなどで熱を逃がさない、または常温や36度以上の白湯をのむなどで内側から温めるなどで血管を温めましょう。
・ 筋肉量を増やす
身体の中心部の体温を上げることが重要です。
なので、ヨガやピラストなど体幹を使ったトレーニングが有効となります。
腸腰筋(ちょうようきん)という筋肉を鍛えておけば、身体の体温が上がりやすくなるそうです。
・ 規則正しい生活
不規則な生活を続けていると自律神経が乱れ、体温調整が上手く出来なくなります。
適度な運動や約8時間の睡眠など、規則正しい生活になるように今の生活を見直して見ましょう。
冷えやむくみの原因
冷え・むくみの主な原因には、以下のようなものがあります。
● 飲み物・食べ物
冷たい飲み物やトマトなどの夏野菜・バナナやみかん・梨などの果物は身体を冷やしてしまいます。
● 筋肉
運動不足などで筋肉が衰えると熱の産生が少なくなり、血流量も減り身体が冷えてしまいます。
● 姿勢
立ち仕事やデスクワークなどで長時間同じ姿勢になっていると、血流が下半身に滞ってしまい、足・足首がむくんでしまいます。
これは同じ姿勢でいることで、足の筋肉が伸縮しづらくなり、血液を送り出すポンプの役割が弱くなることで血流が下半身に滞ってしまいます。
冷えとむくみの対策と予防
心臓から遠く離れた下半身は、冷え・むくみが出やすい部分です。
なので、ふくらはぎのストレッチやリンパマッサージをすることで冷え・むくみが楽になることがあるそうです。
もし、むくみが長引いている場合は女性外来、または漢方外来で相談してみましょう。
● 冷え・むくみの予防
・ 有酸素運動
ウォーキングや踏み台昇降などの有酸素運動をすることで、エネルギー代謝が活発になり体温が上がります。
・ 入浴
シャワーでサッとすませないで、湯船にゆっくりと浸かりましょう。
身体を芯から温めることができます。
・ 食べ物
ごぼうやニンジン・大根・カブなどの根菜類やニンニク・ショウガを食べることで、身体を暖めることができるといわれています。
足の冷えとむくみ さいごに
足の冷えを放置しておくと、むくみやダルさだけでなく高脂血症や動脈硬化になってしまう可能性が大きくなってしまいます。
足が冷えないように対策をしてみてはいかがでしょうか。