ダイニングテーブルや本棚・ソファなど大きな家具を処分する場合は、1人だと運び出すことが大変です。
大きな家具でも構造が単純な物なら自分で解体することができます。
大型家具を解体するためのコツやメリット、また自分では無理と思ったら業者に頼むこともありますね。
その場合の解体業者の選び方などを紹介します。
大型家具も解体できる!コツとは?
- 作業スペースは広くする
大型家具を解体するときは、広い作業スペースが必要となります。
大型家具を解体する作業スペースが不十分だと、部屋を傷つけるだけでなく自分自身もケガをする危険性があります。
- 複雑な構造の家具は解体しない
構造が複雑な家具は解体しようとすると、想像以上に時間がかかる可能性があります。
いろんな素材が使われている場合は、部品ごとに分けるのに手間取ることがあります。
自分で解体するのは、構造が単純な家具だけにしておきましょう。
【解体手順】
- ハンマーや釘抜き・ドライバーなどで釘・ネジを外します。
- 板の隙間にノミを差し込み、ハンマーで一定の力でコンコンと叩き隙間を広げて外していきます。
- 外した板を燃えるゴミとして出せる大きさになるように、のこぎりで切ります。
- 板や釘・ネジなど部品ごとに分けて、各自治体のルールに従ってゴミを出します。
大型家具を解体するメリット
- 費用が安くなる
大型家具を粗大ゴミとして出すには、回収費用が発生することがあります。
小さく解体することで燃えるゴミとして出すことができ、費用を安くすることができます。
- 手続きの必要がない
粗大ゴミを自分で持ち込む以外は、事前に手続きをして日を予約する必要があります。
燃えるゴミとして出せるサイズにしておけば、指定日に捨てるだけになるので手続きをする必要が無くなります。
- 運び出しが簡単になる
大型家具を回収して貰う、または持ち込むには自分で運ぶ必要があります。
大型家具は1人で運ぶことは無理です。
解体しておけば、1人で部屋から運び出すことが簡単になります。
家具の解体処分業者の選び方や費用は?
大型家具を自分で解体できないと判断した場合は、不用品回収業者に依頼して引き取って貰いましょう。
安心できる不用品回収業者の選び方
安心して依頼できる不用品回収業者を選ぶためには次のポイントを確認しましょう。
- 許可を持っている
不用品回収業務を行うには一般廃棄物処理業許可、または古物商許可が必要となります。
一般廃棄物処理業許可とは、一般家庭から出る生ゴミや燃えるゴミ・廃棄するしかないゴミを回収するための許可です。
古物商許可とは、中古品の買取・販売をするための許可です。
不用品回収業者の会社概要で、これらの許可証があるかを確認しましょう。
- 料金が分かりやすくなっている
悪質な不用品回収業者だと、料金の内容が分かりにくくなっている・料金が異様に高くなっていることが多いです。
料金の内容が分かりやすくなっている・料金が高すぎない業者を選びましょう。
事前に料金の相場を確認しておくと、業者選びの基準になります。
- 業者の所在地・連絡先がある
所在地や連絡先が公開されていないと、トラブルが発生したときに問い合わせることができません。
また所在地・連絡先が公開されていても存在していない場所や電話番号になっている可能性もあるので、所在地に会社があるか・ちゃんと連絡ができるかを確認してください。
- 選んではいけない不用品回収業者の特徴
次のような特徴のある不用品回収業者を選ばないようにしましょう。
- トラックで巡回している
不用品がないかとアナウンスしながら、トラックがゆっくりと巡回していることがあります。
正式な許可証を持っていない不用品回収業者が多いようです。
トラックに詰め込んでから高額料金を請求する・回収した不用品を不法投棄するなどのトラブルが報告されているので注意しましょう。
- 無料サービスと宣伝している
不用品を回収するには料金が発生し、無料になることはありません。
無料と言っておきながら、交通費や運搬料などの名目で支払いを要求してくることがあります。
- 突然訪問してくる
突然訪問してくる不用品回収業者を家に入れてしまうと、指示しない物まで回収して料金を請求する・家の中の物を勝手に持ち出すなどのトラブルが発生しています。
日中に家にいる人が少ない、または高齢者世帯を狙っていることがあるので注意する必要があります。
- 費用
不用品の量とトラックの大きさで費用が決まります。
不用品の量は品物によって変動しますが、軽トラックの場合は約8,000~15,000円、2tトラックの場合は約25,000~40,000円が相場となっています。
大型家具の解体 さいごに
大型家具は時間をかければ解体することができます。
しかし、いろんな素材を組み合わせた複雑な構造になっている場合は、解体は難しくなります。
無理に解体せずに不用品回収業者に依頼するのも1つの方法です。
解体できる・できないを見極めて、効率良く大型家具を処分しましょう。