爪は長くても短くても正しい役割を果たすことができません。
そのため爪をケアする道具として爪切りがあり、様々な種類があります。
爪切りの種類にはどんなものがあるのでしょう?
爪は健康のバロメーターと言われます。
健康な停めとは?ネイルケアに必要な物などもしらべてみましたのでご紹介します。
目次
爪切りの種類は用途別?
爪切りには大きく分けて、4種類あります。
クリッパー型
1番良く使われている爪切りの形で、コンパクトになっています。景品で貰うような安い物から、数千円もする高級な物までと幅広くあります。
上下の刃で爪を挟んで切るようになっています。
上下の刃が閉じたとき、どちらかの刃が前に出るようになっています。
上下の刃がピッタリ合っているとつぶれてしまい、刃がダメになってしまいます。
爪を切るとき上下の刃のどちらかが前に出るようにすることで、刃が長持ちできるようになっています。
クリッパー型の刃は研ぎ直しすることができないので、切れ味が悪くなったら買い直す必要があります。
ニッパー型
ペンチのような形をした爪切りで、ヨーロッパでは主流となっています。
力がなくても爪が切れて、調整が簡単であるという特徴があります。
刃に左右の区別がないので、どちらの手でも使うことができます。
刃の先が細く切れ味が良いので、巻き爪や食い込んだ爪・厚く変形した爪を切ることができます。
洋バサミ型
形は普通のハサミですが、刃先が厚く反っている爪切りです。
赤ちゃん用として刃先が丸くなっているタイプもあります。
和バサミ型
形が和バサミになっている爪切りです。
現在では、ほとんど使われることはありません。
爪でみる健康な爪と不健康な爪
爪は皮膚の一部で、皮膚の表面の角質が厚くなっています。
爪の硬い部分は爪甲(そうこう)、爪のつけ根は爪母(そうぼ)と呼ばれています。
爪は爪母で作られ、爪甲を支える爪床(そうしょう)に反って伸びていきます。
爪は物をつまみ上げる・掴む・体を支えるなど、なくてはならないものです。
そのため、爪の健康状態が良くないと正しく機能することができません。
健康な爪の色は薄いピンク色で、表面は滑らかでツヤがあります。
しかし以下のような状態になっている場合は、体調不良や病気になっていることを知らせるサインになっていることがあります。
縦線が入っている
加齢が主な原因で、病気の可能性は低いです。
しかし過度のストレスや睡眠不足・過労なで現れることがあります。
横線が入っている
爪母に栄養が届かないため、爪の成長が抑えられた時に現れます。
体調不良やストレスなどが原因としてあげられますが、間違った手入れ方法や足に合わない靴を履くなどで爪母を傷つけた・高熱が出たときにも現れやすいです。
浅くて太い溝が入った場合は、糖尿病や栄養障害が疑われます。
また、横線の位置が爪の根元から3mmのところにある場合は、約1ヵ月前に何らかの不調があったことを示しています。
二枚爪、または割れている
二枚爪とは、爪は上から配爪(はいそう)・中爪(ちゅうそう)・腹爪(ふくそう)の3つの層になっています。
層の間に空気が入ることで、背爪や中爪が剥がれた状態のことをいいます。
二枚爪や爪が割れてしまう原因として、爪の乾燥や外部からの衝撃・栄養不足・加齢・ストレス・鉄欠乏症貧血などがあります。
また、水仕事やマニキュアの除光液を良く使うことが多い人の爪は乾燥しやすくなるため二枚爪になりやすいといわれています。
ネイルケアには何が必要?
ネイルケアには、不要な角質を取り除き爪の潤いを保つ・キレイに伸びるように爪とその周りをメンテナンスするという目的があります。
ネイルケアに必要な道具
きちんとネイルケアをするには、どんな道具が必要なのかを紹介します。
- キューティクルリムーバー
爪周りを柔らかくして余分な甘皮を取り除きやすくするための液です。
ローションやクリームなど、様々な種類があります。
- プッシャー
甘皮を押し上げるときに使います。
メタルタイプが一般的ですが、セラミックタイプは爪を傷つける心配がありません。
- キューティクルニッパー
余分な甘皮や角質・ささくれを切るために使います。
- ガーゼ
余分な甘皮を取るために使います。
爪や皮膚を傷つけることなく、甘皮処理ができます。
- エメリーボード
爪の長さや形を整えるときに使うヤスリです。
目が細かい180グリッドが良いといわれています。
人差し指と親指で軽く持ち、爪先・サイドに垂直に当てて形を整えます。
- スポンジバッファー
爪の表面や爪先の凸凹をなくし、滑らかに整えることができます。
- キューティクルオイル
爪や爪の周りを保湿するために使います。
ネイルケアの手順
- ぬるま湯で爪周りをふやかします。
- プッシャーで優しく甘皮を押し上げます。
- ガーゼで優しく円を描くように余分な甘皮を取り除きます。
- キューティクルニッパーで余分な甘皮と角質を切ります。
- エメリーボードで爪の長さと形を整えます。
- 爪先がシャープになった場合は、スポンジバッファーで滑らかにします。
- キューティクルオイルで爪と爪周りの皮膚をしっかりと保湿して終了です。
爪切りの種類と健康な爪 さいごに
爪切りの種類は4つありますが、クリッパー型・ニッパー型がよく使われています。
また爪の状態を見ることで健康をチェックすることができます。
爪が正しく機能するためにネイルケアをして、爪をいたわってあげましょう。