手や指先は人目につきやすい部分なので、あえて飾りをつけなくてもケアすることで美しく見せることができます。
自然な感じで健康的な爪でいるための簡単な爪ケアの基本的な方法を調べてみました。
また爪を健康に保つ方法やマニキュアや除光液の古くなったものなど、捨て方に悩むものの正しい処分方法なども紹介します。
爪のケアの基本のやり方とは?
爪のケアは、「爪の長さ・形を整える→甘皮処理→表面を整える」の順に行うことが基本となっています。
1. 爪の長さ・形を整える
エメリーボード(爪を整えるために使う爪やすりの一種)を爪に対して約45度の角度にあて、一定方向に動かして削っていきます。
エメリーボードを往復させてしまうと爪の層がズレてしまい、二枚爪や欠けてしまう原因になるので注意します。
また利き手と反対の側の爪を削るときは、爪自体を動かすようにすると削りやすくなります。
● 爪切りを使う場合
爪はいくつかの層があります。
爪切りを使うと、その層がズレてしまい二枚爪や欠けてしまう原因になります。
それでも爪切りを使いたい場合は、正しい使い方を覚えておくといいでしょう。
【爪を切るタイミング】
爪は1日で手の場合は約0.1mm、足の場合は約0.05mm伸びるそうです。
なので、爪を切るのは手の場合は7日、足の場合は14日を目安に爪切りを行うようにしましょう。
【手順】
1. 爪の中心に爪切りをあて1回切ってから、左右対称になるように数回に分けて切ります。
2. 爪の長さ・形が整ったら、断面と直角になるようにヤスリをあて両端から中央へ一定方向に動かして削っていきます。
ヤスリを往復させてしまうと爪の層がズレてしまい、二枚爪や欠けてしまう原因になるので注意してください。
● 爪を整える形の種類
主にラウンド、オーバル、スクエア、スクエアオフ、ポイントの5つがあるといわれています。
【ラウンド】
両端がストレート、先端は緩やかなカーブになっているので、女性らしいイメージがあります。
エメリーボードを指先のカーブとほぼ同じになるように整えるようにしましょう。
爪を短くしておきたい、可愛いネイルアートをしたい人に適しています。
【オーバル】
ラウンドより縦長に見え、先端と側面に丸みを持たせてあるので卵のような形となっています。
爪の先のカーブだけでなく、サイドもエメリーボードで整える必要がありますが、削りすぎてしまうとオーバルでなくなってしまうので注意してください。
をスラッと長く見せたい人や上品なイメージのネイルアートをしたい人に適しています。
【スクエア】
爪の先にカーブを作らずに直角に整える形で、ネイルサロンで人気があります。カーブがないため、負荷が分散され爪が割れにくいという特徴があります。爪の先にエメリーボードを垂直にあて真っ直ぐをイメージしながら削り、爪の形が四角くなるように整えましょう。爪を割れにくくしたい人に適しています。
【スクエアオフ】
スクエアの直角部分を削り、丸みを持たせた形になっていて、爪の横幅が強調されている特徴があります。ダメージに強いので爪を割れにくくしたい人や長さを出したい人に適しています。
【ポイント】
爪の先端のカーブがラウンド、オーバルよりもシャープになっている形で、アーモンドとも呼ばれています。
オーバルよりも指を細く長く見せることができますが、先端が欠けやすいのでパソコン操作や指先を使う仕事の人には適していません。
オーバルよりも先端を細くすることを意識してエメリーボードで削って整えましょう。
指を長く見せたい人に適しています。
2. 甘皮処理
甘皮は爪の根元を保護するためのものですが、爪を美しく見せるためにケアしておくことが必要となります。
爪の根元を傷つけずに甘皮を処理することが大切です。
爪の周りの皮膚や甘皮は硬くなっているので、風呂上がりやぬるま湯で柔らかくしてから処理を始めるようにしてください。
【手順】
1. ネイルオイルを爪とその周りにつけ、軽くらせんを描くように馴染ませます。
2. 浮き上がった甘皮はキューティクルスティックのV字カッターで切り取ります。
3. ネイル用美容液、またはハンドクリームを塗ります。
3. 表面を整える
爪の表面に凸凹がある場合はバッファーと呼ばれる道具で表面を整えます。
バッファーにはグリットと呼ばれる数字があり大きくなればなるほど目が細かくなります。
表面を整えるには、220~280グリットが適しています。
また柔らかいスポンジタイプであれば、爪の削りすぎを防ぐことができます。
爪を健康に保つ方法
・爪の乾燥を防ぐためにベースコート、またはトップコートを表面に塗ります。
・ 手洗いをした後はハンドクリーム、またはキューティクルオイルを表面に塗ります。
・ 爪は水分を多く含んでしまうとフニャフニャな状態になり折れやすくなってしまいます。
洗い物や拭き掃除をするときはゴム手袋を使いましょう。
マニキュアや除光液の正しい捨て方
マニュキアや除光液をそのまま捨ててしまうと、刺激臭によって体に害する危険性があるので正しい方法で捨てる必要があります。
【手順】
1. ビニール袋の中に新聞紙、または布などを入れます。
2. マニュキア・除光液をビニール袋の中へ流し入れます。
3. 瓶にマニュキアが残っている、またはカチカチに固まっている場合は、除光液を入れフタを閉めてから数回振り溶かして捨てるを数回繰り返します。
4. 風通しの良い場所で、一晩放置します。
5. ビニール袋の口を閉めて、可燃ゴミとして捨てます。
6. 瓶やキャップは各自治体のルールに従って捨てます。
【注意事項】
マニュキア、除光液のニオイが籠もらないように、部屋を換気しながら行いましょう。
マニュキア、除光液は引火しやすい液体なので、火のそばで行わないでください。
爪のケアの基本のやり方と健康に保つ方法 さいごに
爪は水分を多く含んでしまうと欠けやすくなってしまうので、洗い物や拭き掃除をするときはゴム手袋をつけるようにすると良いでしょう。
正しいケアの方法で爪をキレイに整えてみてはいかがでしょうか。