本には、図鑑のように大きいものから文庫本のように小さいものとサイズが様々です。
本のサイズは、用紙を無駄にならないように印刷と製本するために決められています。
本のサイズの種類はどれくらいあるのでしょうか。
本のサイズの種類やサイズの調べ方、そしてサイズがバラバラになっている本の収納方法などを紹介します。
本のサイズの種類はなにがある?
本のサイズは版型(はんがた)と呼ばれていて、主に7種類あるといわれています。
- A4判
一般的なサイズで、写真集や論文・ビジネス書・専門書・文芸雑誌・教科書などに使われています。
情報量、見やすさ・サイズのバランスが良いというメリットがありますが、幅を取るため持ち運びに不便さを感じるというデメリットがあります。
- B5判
週刊紙やコミック・書籍・教科書などに使われています。
A4判ほど大きくありませんが、イラストや大きな見出しを使う本にも使われています。
- A5判
A4判半分のサイズで、教科書・学術書など学問に関する本に使われることが多いです。
絵や図などのビジュアルを大きめに載せることができることから、ガイドブックや文芸誌・コミックなどにも使われています。
また、持ち運びに便利なサイズです。
- B6判
B5判半分のサイズで、コミックスや小説やエッセイなどの一般書籍・文芸書などに使われています。
- 四六判
B6判より高さが約6mm高くなっています。
書籍の単行本や表紙に硬い板紙を使った上製本(ハードカバー)などに使われています。
- A6判
日本の書籍で主流となっていて、文庫本に良く使われています。
コンパクトで使い勝手が良く、制作コストを抑えることができます。
- 新書判
新書で使われていますが統一されたサイズはなく、出版社によって微妙に違っています。
新書とは、特定のテーマでまとめられた叢書(そうしょ)のことで、トレンドを反映したものが多いことが特徴となっています。
本のサイズー版型-の調べ方
本のサイズは縦と横の長さで分けられています。
ちなみに本の厚みは判型には含まれていません。
主な判型のサイズは以下のようになります。
主な判型
- A4判
210mm×297mm
- B5判
182mm×257mm
- A5判
148mm×210mm
- B6判
128mm×182mm
- 四六判
127mm×188mm
- A6判
105mm×148mm
- 新書判
出版社によって微妙に違いがあるため、105~109mm×173~174mmとなっています。
特殊なサイズ
ブランケット判
406mm×546mmで、新聞紙1ページと大きいです。
インパクトがあるので、大胆な構成にした冊子や情報誌などに使われています。
- タブロイド判
D判とB判の2種類があります。
サイズはD判が272mm×406mm、B判が272mm×382mmとなっています。
紙面が広く、多くの情報を載せることができます。
また、写真・文字を大きく使えるので、インパクトのある紙面を作ることができます。
- AB判
幅がA判(210mm)、高さがB判(257mm)と組み合わせたサイズとなっていて、ワイド判とも呼ばれています。仕上がりは正方形に近い形になるので雑誌に使われることが多いです。
本のサイズがバラバラの収納方法
- 高さを揃える
本の高さを揃えて並べることで見た目がキレイになります。
左側から右側へ、小さな本から大きな本へと並べるとバランスが良くなります。
- 色を揃える
本の背表紙には様々な色が使われています。
大きさを揃えても、背表紙の色が揃っていないとゴチャゴチャとして見栄えが悪くなります。
背表紙の色を揃えてから色の濃さをみて薄い色から濃い色へと並べるとグラデーションのようになります。
- 背表紙を隠す
本を収納するときに背表紙が表にならないようにします。
本の本文に使われている紙の色はベージュ、または白がほとんどです。
背表紙を隠すことで、本のサイズがバラバラでも統一感を出すことができます。
- ファイルボックス
ファイルボックスとはファイルを保管するための箱のことで、主にオフィスで使われています。
ファイルボックスに本を入れて本棚に入れてしまえば、本のサイズがバラついていても気になりません。
ファイルボックスには、デザインや色が豊富に揃っているので部屋や本棚の雰囲気に合わせることができます。
本のサイズの種類サイズがバラバラの収納方法 さいごに
本には様々なサイズがあるので、収納してみるとまとまらないことがあります。
高さや背表紙の色を揃えることで、スッキリと収納することができます。
いろんなサイズの本を上手に収納してみてはいかがでしょうか。