家具は生活に必要な物ですが引っ越しや買い換えなどで処分することがあります。
家具を処分するには粗大ゴミとして出す・不用品回収業者に引き取って貰うなどの方法がありますが、費用がかかり運ぶのも大変です。
家具の処分方法としてバラバラに解体してから運び出すというのもあります。
家具を解体する方法や必要な道具などをまとめました。
家具の処分方法には解体という手もある
家具を処分する主な方法として、粗大ゴミとして出すがあります。
粗大ゴミとして出すには、手数料が必要となります。
しかし家具を解体することで、燃えるゴミとして出すことができます。
また運びやすいというメリットがあります。
素材によってはDIYの材料として使える可能性もあります。
家具の解体に必要な道具
家具を解体するのに必要となる道具には、どんな物があるのかを紹介します。
- ハンマー
カナヅチとも呼ばれている工具で、組み継ぎの家具を解体するときに使います。
組み継ぎというのは、2枚の板の両端に凹凸を作り組み合わせる方法でタンスの引き出しなどに使われています。
内側からハンマーで叩くことで解体することができます。
- のこぎり
銅板の両端にギザギザ状の刃がついた工具です。
家具の木材だけでなく、プラスチックやスチールなども切ることができます。
木工用や糸のこなどの種類がありますが、家具を解体するには万能のこぎりを選びましょう。
- ノミ
木材に穴を開ける、または貫通させる・削るなどに使う工具です。
ノミの先端を家具の細い隙間に差し込み、柄の端をハンマーで叩くことで隙間を広げることができます。
- バール
鉄梃(かなてこ)とも呼ばれている工具で、釘を抜く・こじ開けるときに使います。
ノミで広げた隙間に平たい部分を差し込み、テコの原理でこじ開けます。
また釘を抜くときにも使えます。
- ドライバー
家具についているネジを外すときに使います。
- レシプロソー
刃の往復運動によって物を切る工具です。
木材や鉄・アルミ・塩化ビニールなど様々な物を切ることができるので解体作業に便利です。
また安全性が高いことも特徴の1つなっています。
- ジグソー
細い刃が上下に往復して物を切る電動のこぎりの1つです。
丸のこは、難しい曲線や細かい所の切断に適しています。
- 軍手
手を保護します。
家具を解体するときに出る木材のささくれや切った金具などが原因となってケガをする恐れがあります。
軍手をはめていれば、ある程度のケガを防いでくれます。
滑り止めのある軍手を使えば、作業中に手元が狂うことを少なくする効果があり安心です。
- 毛布・ビニールシート
解体時に出る細かいゴミや床が傷つくのを防ぎます。
家具の解体を簡単にするには
タンスを例にした簡単な解体方法を紹介します。
【手順】
- 見える部分の釘やネジを外します。
タンスは天板・底板・中板があり、それぞれ釘やダボ・ネジなどで接合されています。
解体前に釘やネジなどを外しておくと、解体作業の負担が軽くなります。
ちなみにダボとは、釘やネジを使わなくても木材を接合することができる部品のことです。
- 板を外します。
釘やネジなどを取り除き箱状になったら、ハンマーで板を叩いて外していきます。
力強く叩くのではなく、一定の力でトントンと軽く叩くことが大切です。
板を外すには、天板→中板→底板の順番にするのがコツです。
またダボで接合されていた板を外すときは、隅をハンマーで叩きましょう。
- 解体した板を切ります。
解体が終わったら、外した板をゴミとして出せる大きさに切ります。
ゴミとして出すことができるサイズは各自治体によって違いがあるので、事前に確認してください。
板を切る時間は解体よりもかかるので、解体するときは切る時間も考慮しておきましょう。
家具の解体 さいごに
不要になった家具をそのまま不燃ゴミとして出すとしても、物によっては運び出すことが大変な場合があります。
解体して、小さくすることで燃えるゴミとして出すことができます。
しかし自分で家具を解体するのは難しいと思った時は、業者に引き取って貰うことも1つの方法です。
家具を解体するときは無理なく、ケガをしないように気をつけて行いましょう。