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漫画とはどんな定義がある?語源と誕生の由来 日本の漫画の歴史は?

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漫画といえば絵と文字で物語にした読み物。

漫画には1コマ漫画や4コマ漫画、短編や長編と様々な種類があります。日本では多くの漫画がありますが、漫画はいつどこで誕生したのでしょう?。

漫画という名前の語源や由来も知りたくなります。

そこで日本での漫画の歴史などを調べてみましたのでご紹介します。

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漫画とは?どんな定義があるの?

漫画とは、絵と文字を使って物語を展開させた物語のことをいいます。

情景や人物の動きなどは絵、セリフは文字、音は擬音で表現しています。

 

漫画の語源と誕生の由来

漫画は「気の向くままに漫然と描いた画」という意味があります。

語源にはいくつか諸説がありますが、随筆を意味する漢語の漫筆(まんぴつ)が漫筆画となり漫画になったという説が有名です。

 

日本の漫画の歴史ルーツは?

日本最古といわれている漫画は平安時代の終わりから鎌倉時代に描かれた「鳥獣戯画」であるといわれています。

鳥獣戯画とは猿やウサギ・カエルなどの動物が擬人化して描かれた巻物で、高僧である鳥羽僧正覚猷(とばそうじょうかくゆう)が描いたといわれています。

江戸時代になると印刷技術が発展したことで、貴族や僧侶だけで楽しんでいた漫画が一般へと広まっていきました。

挿絵が添えられた娯楽読み物の黄表紙やイラストレーション・浮世絵などがありました。

黄表紙本作者の多くは絵と文を一人で描いていて、恋川春町の「金々先生栄花夢」では登場人物が夢を見ていることを示すために、ふきだしが使われています。

浮世絵師・葛飾北斎のスケッチ集のタイトルは「北斎漫画」で漫画という文字が使われていますが、「漫然と描かれた画」という意味となっています。

「北斎漫画」は教本として発表されたもので、娯楽を目的とした物ではありませんでした。

風刺を意図した作品もあり、田中訥言(たなかとつげん)の「異形賀茂祭図巻」や落合芳幾(おちあいよしいく)の「豊饒御蔭参之図(ほうねんおかげまいりのず)」では世相風刺や政府批判の浮世絵が描かれていました。

 

浮世絵とペン画の2つの表現方法がありました。

ペン画とは報道する出来事を伝えるために描かれたもので、1857年に来日したイギリスの新聞「イラストレイテド・ロンドン・ニュース」の特派挿絵記者のチャールズ・ワーグマンたちによって伝えられました。

明治時代になると時局に関する表現がある程度自由になったことから、日本語で書かれた絵入り新聞が創刊されるようになりました。

1877年に創刊された「團團珍聞(まるまるちんぶん)」では、痛烈な政治風刺のポンチ絵が描かれていたため、何度か発行停止処分となったそうです。

大正時代では芸術家・岡本太郎の父である岡本一郎が新聞に絵と文章を用いた漫文の連載を始め、ストーリー漫画の先駆けとなりました。

1923年には日本初となるふきだしを使った4コマ漫画「正ちゃんの冒険」やギャグ漫画「ノンキナトウサン」の連載によって、苦しい生活を送っていた人たちの娯楽となりました。

 

1930年代では田河水泡の「のらくろ」の単行本やキャラクターグッズの販売が行われ、漫画が社会に与える影響は大きくなりました。

しかし、戦争が激しくなったことで人気漫画の連載中止や漫画雑誌の休刊などで消えてしまいました。

第二次世界大戦が終わってから2週間後に漫画雑誌が復刊され、1946年には「サザエさん」の連載が始まりました。

 

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1950年代になるとディズニーアニメや映画の手法を取り入れた手塚治虫が「鉄腕アトム」や「ジャングル大帝」・「リボンの騎士」など多くの人気作品を発表しました。

今までの漫画ではキャラクターの年齢は永遠に変わることはありませんでしたが、手塚治虫の作品によってキャラクターも歳を取るようになります。

1950年代後半になると少女漫画雑誌「なかよし」と「リボン」、日本初の週刊少年漫画雑誌「週刊少年サンデー」と「週刊少年マガジン」が創刊されました。

1968年には月2回刊誌として「少年ジャンプ」が創刊、1969年に週刊少年漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」となりました。

大手出版社による漫画雑誌創刊によって若手漫画家のデビューや活躍の場となりました。

現在では紙媒体だけでなく、パソコンやスマートフォンなどで読める電子書籍もあり漫画は手軽に読めるようになっています。

 

漫画とは さいごに

日本の漫画は猿やウサギ・カエルなどを擬人化した鳥獣戯画から始まり、印刷技術の発展とともに娯楽へと発展していきました。

戦争によって一時は消えてしまいましたが、戦後の漫画雑誌創刊によって多くの漫画が誕生しました。

漫画はその時代の新しいものを取り入れて、今でも進化しています。

いろんな漫画を読んで、発表された時代を感じてみてはいかがでしょうか。

 

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