マスク生活が当たり前になってきて、肌荒れ、ニキビなど肌トラブル・耳への負担・喉が乾燥する・咳が出やすいなどのトラブルが出てくるようになりました。
声枯れもその1つであるといわれています。
場合によってはマスクが原因でないこともあります。
声枯れの原因や症状・マスクをしていることで声枯れになる理由・対処方法などを調べました。
マスクをしていて声枯れなぜ?マスクのせいではない?
声枯れとは大声を出した後、数時間経っても正常な状態に戻らないことです。
原因として風邪を引いたことで声帯が炎症を起こす・頻繁に声を出す・歌手や保母・教師など大きな声量を使う職業である・声帯ポリープ・加齢による声帯萎縮などがあります。
声枯れ予防には喉を冷やさない・喉に潤いを与える・マスクをつけて乾燥から喉を守るなどの方法があります。
声枯れ予防の中にマスクを使う方法があるので、マスクをしていたから声枯れになったというのは考えにくいかもしれません。
マスクで声枯れする原因と理由
マスクをしていて声枯れになった原因には表情筋の衰えがあります。
表情筋とは、顔面・頭部・頸部の1部にある皮筋の総称で喜怒哀楽の表情を作り出すことから名付けられました。
表情を作るだけでなく、目や鼻の開閉や飲む・食べる・吹く・喋るなどの運動にも関わっています。
マスクを使うことで顔が圧迫される・大きな声を出さないことで表情筋使わなくなったことで、口の周りの筋肉が衰え声帯に隙間ができることで声枯れになる可能性があります。
マスクしていて声枯れする時の対処法
一般的な声枯れの対処方には、十分な睡眠をとる・蒸しタオルで喉を温める・ゆず茶やハチミツレモンなど喉に優しい飲み物を飲むなどがあります。
マスクをしていて声枯れになったときの対処法として表情筋・心肺機能を高める・声帯を鍛えるストレッチなどがあります。
表情筋を鍛える
顔全体を大きく動かすことで表情筋に刺激を与えることができ、表情が豊になるだけでなくシワ・たるみの改善につながります。
また声を出すことでストレス解消にもなります。
それぞれ表情を作ってから約5秒キープするようにしてください。
【手順】
- 口を大きく開き、「あ」と発音をします。
- 口を真横に引き、「い」と発音をします。
- 口をしっかりとすぼめてから、突き出すようにして「う」と発音します。
- 口角を上げて「え」と発音します。
- 口を縦に大きく開き、鼻の下を伸ばすように「お」と発音します。
心肺機能を高める
空の2Lペットボトルを使った方法です。
心肺機能を高めることができると体力をつけることができ、運動不足解消にもなります。
最初は難しいかもしれませんが、慣れるとスムーズになります。
1日に2セット行ってください。
【手順】
- ペットボトルを口にくわえます。
- ほっぺたがへこむまで、思い切り息を吸い込みます。
- 5秒ほど時間をかけて、ゆっくりとペットボトルの中へ息を吐きます。
- 2と3の動作を1セットとして、3回繰り返します。
声帯を鍛える
声帯がしっかりと閉じていないと身体に力が入りにくくなります。
また声帯は気管の入り口にあるため、隙間があると食べ物や唾液が入り込んでしまい誤嚥性肺炎を引き起こす原因になります。
最初は息を止める時間を短くして少ない回数から始め、慣れてきたら時間を長めにして回数を増やしていきましょう。
1日3回、朝昼晩に行ってください。力を入れた状態で声を出すと喉を痛めてしまうので、声は出さずに行いましょう。
【手順】
- 胸の前で手を組み、大きく息を吸います。
- 組んだ両手を左右へと引っ張りながら約5秒息を止めます。
- 力を抜いて、ゆっくりと息を吐きます。
- 2と3の動作を1セットとして10回繰り返します。
姿勢をよくする
姿勢が悪いと肺から上がってくる空気が遮られ声の響きに影響が出てきます。
また顎が前に突き出てしまうと口が開きやすくなり口呼吸となることで喉が乾燥してしまいます。
姿勢をよくすると肺と声帯をまっすぐにすることができます。
マスクで声枯れ さいごに
マスクは声枯れを防ぐ方法の1つですが、長時間つけ生活していると表情筋が衰えて声枯れの原因となります。
マスクをつけていても話すときは、口を大きく開けて口角を上げるようにすると声枯れ予防となります。
マスクをしていても表情筋が衰えないようにケアをして声枯れにならないようにしてみてはいかがでしょうか。