ピーラーとは手早く簡単に野菜や果物の皮をむくことができる便利な調理器具ですね。
ピーラーには様々な形があり、使われている素材もいろいろあります。
ピーラーはスイス人が発明したそうですが、いつから日本で使われるようになったのでしょうか?
気になるピーラーの歴史を調べてみました。
また刃の種類・使い方などもご紹介します。
ピーラーはいつから日本で使われていたの?その歴史
ピーラーは1947年スイスでアルフレッド・ネヴェックツェラルが発明した調理器具です。
いつ日本に入ってきたかは不明となっています。
ピーラーは皮を薄くむくことができるので食材を無駄なく使える・力を入れなくてもよい・子どもでも使いやすいという特徴があります。
ピーラーの種類
T字型ピーラー
日本でよく使われているピーラーです。
刃の部分には隙間があり、上下に分かれていて上の部分で皮がむけるようになっています。
下の部分は「アゴ」と呼ばれていて、食材を固定するという役目があり、軽くて前に引くだけで簡単に皮をむくことができます。
I字型ピーラー
欧米でよく使われているピーラーで、縦に刃がついています。
小回りがきくので、小さな野菜や果物の皮をむくことができますが、大きな野菜・果物の皮むきには不向きです。
千切りピーラー
大根やニンジン・キャベツなどの野菜を千切りにすることができます。
スライサーで千切りにすることができますが、指先を保護する道具がないとけがをしてしまうことがあります。
ピーラーならスライサーより、手軽でけがしにくいところが特徴となっています。
ソフトスキンピーラー
トマトやナス・キウイフルーツなど皮が薄い、表面がツルツルした野菜・果物の皮をギザギザの細かい刃で簡単にむくことができます。
ワッフルピーラー
食材の角度を変えて削ると、簡単に網目状にすることができます。
料理のワンポイントとして飾ることができますよ。
カニピーラー
カニの身を取り出すにはカニスプーンやカニばさみがありますが、ほじくりにくい・角度が合わないと何度も切り込みを入れるなど扱いづらいことがあります。
カニピーラーはカニの脚に沿って当て、野菜の皮をむくように引くと簡単に殻から身を取り出すことができます。
ピーラーの刃の種類は3種類
ピーラーの刃として使われている素材はステンレス・セラミック・チタンの3種類があります。
ステンレス
サビに強く、切れ味がいいので手早く簡単に皮をむくことができます。
セラミック
サビに強く、切れ味が劣ることがないので長く使えます。
ただし衝撃には弱いので落とす、またはぶつけてしまうと刃が割れる・欠けることがあるので注意しましょう。
チタン
サビに強く、抗菌性があります。
肌に優しい素材なので金属アレルギーの人でも使うことができます。
ピーラーの使い方 皮むき以外にも
野菜・果物の皮をむく以外でのピーラーの使い方を紹介します。
リボン
大根やニンジンなどをピーラーでスライスするとリボンみたいなります。
スープの具材にすると火の通りが早いので時短にもなります。
ピーラーでリボンにするには、食材をしっかり安定させることが重要です。
食材の一部分をまな板につけて固定させると、長いリボンを作ることができます。
まな板に食材を完全に寝かせてピーラーでスライスするのもいいですよ。
チーズカッターの代用
チーズカッターはブロックチーズを薄くスライスする道具で、チーズスライサーとも呼ばれています。
ピーラーをチーズカッターの代用にすることができます。
T字型のピーラーでは幅が広くて薄いスライスチーズ、千切りピーラーでは細かいスライスチーズを作ることができます。
またI字型ピーラーでチーズをスライスするときは角を削るように使うといいです。
リンゴの芯抜き
I字型ピーラーをリンゴの芯部分に刺し、グルグルと回しながら底まで進めてから引き上げると芯が取れやすくなります。
下の部分を突き抜けないように芯を抜いて、その穴にバター・砂糖・シナモンを入れ180度のオーブンで約50分加熱すると焼きリンゴになります。
オーブンで焼くときは耐熱容器に入れてくださいね。
ピーラー さいごに
ピーラーは野菜・果物の皮を簡単にむくだけでなく、リボン状に薄切りにしてスープの具材やサラダのトッピングなどに使うことができる便利な調理器具です。
包丁で野菜・果物の皮をむくのが苦手、皮むきを簡単にすませたいときに使ってみてはいかがでしょうか。
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