塩は料理に欠かすことのできない調味料ですが、美容にも効果があることをご存知ですか。
昔から塩水は肌に良いといわれていて、アトピー性皮膚炎の治療として海水浴が取り入れられることもあるそうです。
塩の美容効果や効果的な使い方、そして美肌や引締め効果のある塩スクラブの使い方や使用後のケアなどを紹介します。
塩の美容効果とは?いいことづくしの塩効果
塩に含まれている成分は料理だけでなく、美容にも効果があるといわれています。
どんな効果があるのか?
塩の成分からみた効果や使い方をまとめました。
ナトリウム
発汗を促し身体を芯から温めてくれる効果があるといわれています。
マグネシウム
体内に存在している酵素の作用に関わっていて、タンパク質や皮膚の代謝をする役割があります。
保温効果もあるので、お風呂に入れると皮膚のタンパク質と結びつくことで膜が作られ皮膚の乾燥を防いでくれるとされています。
硫黄
糖質の代謝を促す・有害な成分が身体に溜まらないようにする解毒効果があるといわれています。
亜鉛
老化の原因といわれている活性酵素の発生を抑える働きがあるといわれています。
アミノ酸と結合してタンパク質を安定させる・コラーゲンの生成を助けるなどの働きがあるようです。
美容効果のある塩の使い方
塩で美容効果を得るための使い方を紹介します。
パック
塩とハチミツには肌を滑らかにする効果があります。
またニキビなどの炎症を抑えたり、皮脂のバランスを整えたり、皮膚の水分を守るなどの効果があるそうです。
1~2週間に1回にしましょう。
【使い方】
- 塩(小さじ2)とハチミツ(小さじ4)をペースト状になるまで混ぜ合わせます。
- 目の周りを避けてペーストを均等になるように肌に塗り、約15分放置します。
- タオルをぬるま湯につけて軽く絞ってから、約30秒顔にのせます。
- ぬるま湯でペーストを洗い流しながら、指で円を描くように動かして汚れを落とします。
- 化粧水や乳液などで普段のお手入れをして終了です。
【ポイント】
- 粒の細かい塩を使いましょう。
- 肌をゴシゴシと擦ってしまうと肌を傷めてしまいます。
化粧水
毛穴の奥を洗浄する・皮脂のバランスを整える働きがあり、ニキビや吹き出物を悪化させる細菌から守ってくれます。
1日1~2回にしましょう。
【使い方】
- ぬるま湯(120ml)と塩(小さじ1)をスプレーボトルに入れ、良く混ぜ合わせます。
- 目の周りを避けながら肌に吹きつけて終了です。
洗髪
フケを剥がし取る・頭皮の血行を促進させる働きがあるといわれています。
また余分な油分を吸収する・菌の成長を妨げる効果もあるので、フケ予防にもなりますよ。
【使い方】
- 髪をブラッシングして汚れを落とします。
- ぬるま湯で髪と頭皮を良くすすぎます。
- 頭皮に塩(小さじ2程度)を振りかけ、濡れた指で優しくマッサージします。
- 塩が頭皮に浸透するまで約5分放置します。
- お湯で良くすすぎます。
- シャンプーとトリートメントなどで仕上げて終了です。
塩風呂
入浴の際にお湯に塩を入れて湯につかることで発刊作用を促し、老廃物を出す効果があります。
ダイエットにもよいので、病み付きになるかもしれません。
【使い方】
- 浴槽に半身浴ができるくらいのお湯を張ります。
- お湯に大さじ3杯の塩をいれます。湯温は36~38℃くらいで。
- 塩がとけたら入浴できます。10分ほどが目安になります。
- 塩風呂につかった後は、湯船から出てシャワーを浴びます。この時塩湯でマッサージするのもいいです。
- もう一度塩風呂に入ります。さらに大量の汗がでてきます。
- 大量の汗をかくので脱水症状にならないよう気をつけてまめに水分補給します。
※風呂には精製されている塩ではなく、天然塩を使います。
ホワイトニング
ベーキングパウダーと混ぜて使うと刺激の少ない研磨剤となるので、歯の汚れを取り除き白くする働きがあるそうです。
また塩には歯と歯茎の健康に良いフッ化物が含まれているといわれています。
味がキツく感じる場合は、ほんの少し歯磨き粉をのせてみるといいですよ。
【使い方】
- 塩(小さじ1)とベーキングパウダー(小さじ2)を良く混ぜ合わせます。
- 濡らした歯ブラシにつけて歯磨きをしたら終了です。
マウスウォッシュ
口臭と歯肉炎の原因となる細菌を殺菌する働きがあるといわれています。
【使い方】
- 水(50ml)に塩・ベーキングパウダー(小さじ1/2)を良く混ぜ合わせます。
- 口に含んでゆすいでから吐き捨てます。
- きれいな水で洗い流して終了です。
塩のスクラブ効果と使い方
塩スクラブには古くなった角質を落とす効果があるといわれています。
塩の収れん作用によって肌や毛穴を引き締めてくれます。
また肌のたるみ改善にも効果があるそうです。
塩スクラブの使い方
かかとや膝などガサガサしている部分に適量をのせて、円を描くように撫でながらマッサージしてから、良く洗い流します。
1週間に1~2回を目安に使うのがいいようです。
使いすぎると肌に刺激を与えすぎて逆効果になるので注意しましょう。
塩スクラブ後のケアに必要なのは?
塩スクラブ使用後の肌は角質が洗い落とされているので無防備な状態になっています。
きちんとケアをしておかないと、肌が荒れてしまいます。
必ずローションやオイル・クリームなどで、しっかりと保湿をしておきましょう。
塩の美容効果 さいごに
塩といえば料理に使う調味料ですが、美容に良いといわれているミネラル成分が豊富に含まれています。
ただし塩は刺激が強いので、肌に合わない場合はすぐに使用を中止してください。
上手に使って美容に活かしてみてはいかがでしょうか。
♪他にも塩の使い道はいろいろあります (^^)
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