文字や絵を書くまたは修正する文房具のことを筆記用具と呼ばれています。
筆記用具には、どんな種類の文房具があるのでしょうか。
昔の日本では筆と墨が筆記用具として使われていましたが、いつから鉛筆やシャープペンシルなどに変わっていったのでしょうか。
筆記用具の定番は?日本での歴史など知りたくて調べたものをご紹介します。
目次
筆記用具とは?筆記用具に含まれるもの
文字や絵などを書くための筆記具、書いた文字や絵を修正する道具や周辺の文具を筆記用具としています。
主な文具には、鉛筆やペン・マーカー・シャープペンシル・マーカー・消しゴム・修正液・修正テープなどがあります。
筆記用具の定番には何がある?
定番と呼ばれる筆記用具には、どんなものがあるのでしょう。
紙と書く用具以外にも含まれるものがあるようです。
鉛筆
黒鉛と粘土で作った芯を木の軸に入れた筆記具ですね。
芯の硬度は6Bから9Hまで17種類あり1番柔らかい6Bはデッサン、1番硬い9Hは紙だけでなく金属や石材に書くことができます。
一般的な筆記具として使われているのは、FからHBといわれています。
鉛筆キャップ
鉛筆の芯が折れない、またはペンケースに一緒に入れている消しゴムに汚れがつかないように鉛筆の先につける文具です。
プラスチックや金属が主な素材として使われています。
鉛筆ホルダー
短くなり持ちにくくなった鉛筆を入れることで、使いやすく補助してくれます。
木やアルミ・樹脂・プラスチックなどの素材が使われています。
また鉛筆の持ち方を矯正する文具も鉛筆ホルダーと呼ばれているので、買うときは確認しましょう。
鉛筆削り
鉛筆の芯を削る文具で、手動式と電動式の2種類があります。
シャープペンシル
本体についているノックボタンを押すと、芯が出てくる筆記具です。
鉛筆は削っていくと本体が短くなり持ちにくくなりますが、シャープペンシルの本体は削る必要がなくノックボタンを外して中に替え芯を入れることができるので半永久的に使うことができます。
シャープペンシル替え芯
シャープペンシル本体の中に入れる芯のことで濃さは6Hから4B、太さは0.3から0.9mmが主な種類となっています。
水性ボールペン
インクに使われている色素などを溶かす溶剤に水が使われているボールペンで、サラサラとした書き味があります。
色の種類が豊富にあるので、勉強やイラストを描くなどに活用されています。
油性ボールペン
インクに使われている色素を溶かす溶剤に有機溶剤が使われているボールペンで、ねっとりとした粘り気があります。
水性ボールペンよりもしっかりと書けるので、複写式の書類への記入に適しているそうです。
また耐水性があるので、屋外で使う筆記具として重宝されています。
水性マーカー
インクに使われている色素などを溶かす溶剤に水が使われているマーカーで、主に紙への描画に使われています。
油性マーカー
インクに使われている色素を溶かす溶剤に有機溶剤が使われているマーカーで、紙や金属・プラスチックなどに描くことができます。
蛍光マーカー
蛍光性のインクが使われているマーカーで、勉強や重要部分を目立たせたいときなどに使われています。
消しゴム
鉛筆やシャープペンシルなどで紙に書いた文字や絵などを消すことができます。
修正液
紙に書いた文字を紙と同じ色で塗りつぶして修正する文具で、ボトルに入っている修正液をキャップに付いている刷毛につけて塗りつぶしたい部分に塗ります。
ペン型やテープ型があります。
筆記用具の歴史 日本の筆記用具の歩んだ道
日本の筆記用具は飛鳥時代に中国から筆と墨が伝来したことから始まります。
聖徳太子が書いた「法華義疏(ほっけぎしょ)」が紙に書かれた最古の文書といわれています。
平安時代になると墨の量産化が行われ書の専門家である能書家は増えましたが、庶民にまでは広まることはありませんでした。
庶民が文字を書くようになったのは江戸時代になってからといわれています。
明治時代になると海外から鉛筆やペン・万年筆が入ってきたことによって、筆記用具は筆と墨から鉛筆やペンに変わっていきました。
現在ではデジタル文具と呼ばれるスマートフォンやタブレットに書き込むことができるペンが登場しています。
筆記用具とは? さいごに
筆記用具といえば昔は筆と墨でしたが、今ではいろんな種類の筆記用具があります。
プレゼントにしたい筆記用具もありますが、人によっては勉強や仕事に今以上に頑張るようにという意味として伝わってしまう可能性があるので筆記用具をプレゼントにしたい場合は相手が気にしない人かどうかを確認しておくといいですよ。
お気に入りの筆記用具で書くことを楽しんでみてはいかがでしょうか。
♪昔の筆記用具のことも知りたくなったらこちらをご覧いただければと思います。
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