鉛筆やボールペン・消しゴム・ノート・ハサミなど文房具には様々な種類があります。
つい便利そうとか、かわいいとかで買ってしまい文房具が増えすぎてしまいました。
整理すると決めたところで、しまうにしても捨てるにしてもまずは分類と思い、文房具を役割で分類。文房具の役割別の分類や代表的な物・最低限必要な文房具などをまとめました。
目次
文房具を役割で分類すると
文房具の種類は数千あるといわれていますが、その役割で大きくわけて、筆記用品・筆記関連用品・紙製品・画材用品・書道用品・デザイン用品・製図測定用品・整理用品・印字用品・計算用品に分類されます。
文房具の分類別種類の代表は?
それぞれに分類されている文房具の代表的なものには、どんなものがあるのでしょうか。
筆記用具
紙に文字や絵を描くための道具
- 鉛筆
黒鉛に粘土の粉末を混ぜ焼き固めた芯を木などの素材に作った軸にはめた筆記具です。
黒鉛と粘土の割合によって硬度を変えることができ、硬い芯は製図・柔らかい芯はデッサンに使われることが多いです。
学習や事務作業にはHBやBが使われています。
- 万年筆
ペン芯と呼ばれている細かい溝が彫ってある部分を伝わってインクが流れ落ちることで文字を書くことができます。
ペン先にかかる力の強さによってデリケートな書き味が出ます。
- ボールペン
ペン先に金属やセラミックなどで作ったボールがセットされていて、回転することで内蔵されているインクがついて文字や線・絵などを書くことができます。
鉛筆や万年筆よりも少ない力で文字や線などを均等な濃さで書けることが特徴になっています。
筆記関連用品
書いた文字や絵を消す、筆記用具を片付けるなどを行うための道具
- 消しゴム
天然ゴムやプラスチックで作られていて、鉛筆で書いた文字や線・絵などを消すことができます。
- インク
インキとも呼ばれている、ペンや万年筆のペン先につけて書くための液体です。
- ペンケース
筆入れ・筆箱とも呼ばれていて、鉛筆や消しゴム・定規などを入れて文房具を携帯することができます。
紙製品
筆記用具で文章や数字・図形などを書く、または写真・カードをまとめるための道具
- ノート
複数枚の紙を金具や糊などで束ね、表紙をつけたものです。
文章や図形などを書くために使われています。
学習帳や大学ノート・手帳・ルーズリーフなど種類は豊富にあります。
- 帳簿
お金の流れを細かく記録して、会社の資産・経営状況を明らかにするための書類です。
株式会社では作成・保存が義務付けられています。
画材用品
絵画や漫画などを描くときに使う道具
- 絵具
絵画や工作物に色をつけるもので、水性と油性があります。
日本画では岩絵具や泥絵具・固形絵具が使われています。
- 木炭
木の枝や幹を棒状にして炭化させたもので、デッサンをするときに使われています。
- 色鉛筆
顔料と蝋などで固めた芯を木や紙巻きの軸にはめた筆記具です。
油性と水彩があり、水彩色鉛筆は水に濡らすことで水彩画のような仕上がりになりますよ。
- キャンバス
亜麻や綿などの繊維で織った布地の表面に下処理をしたもので、油彩画で使われています。
- スケッチブック
画用紙やクロッキー用紙など絵を描くのに適した用紙を複数枚、表紙をつけて渦巻き状の金具でとめてあります。
書道用品
文字を芸術的に書くときに使う道具
- 筆
竹筒など細い棒の先に毛の束をつけてあり、文字や絵を書くときに使います。
- 墨
煤(すす)や膠(にかわ)などを練り固めたもので、硯で水と一緒に磨ると墨汁になります。
筆につけて文字や絵などを書きます。
- 硯
石や土・瓦・陶器などを原料にして作られたもので、墨を磨るために使われています。
デザイン用品
考えた図案や模様などを描くときに使う道具
- カラーマーカー
アルコール性のカラーペンで、色鮮やかに発色する・濃淡がつけやすい特徴がありグラデーションや水彩絵の具のような優しいタッチの表現をすることができます。
すぐに乾くのでカラーイラストを描くのに最適なペンです。
- PMパッド
デザインやレイアウト作業で使われる用紙で、コピー用紙と同じような厚さとなっています。
カラーマーカーが滲みにくいのでイラストレーションでよく使われています。
また鉛筆の乗りもいいので、スケッチにも使われています。
- パース定規
ある1点を視点として物体を人の目に映るのと同じように遠くを小さく、近くを大きく描く透視図法を利用した線を簡単に引くことができる定規です。
製図測定用品
建築物や工作物・機械などを作るための図面を描くときに使う道具
- 製図板
製図を描くときに用紙の下に置く平らな板です。
- 直定規
精度の高い直線を描く・切るときに使う定規で直尺(ちょくじゃく)とも呼ばれています。
- 製図ペン
図面を描くためのペンで、ペン先が筆圧に左右されることなく均一な太さや幅のある線が描けるようになっています。
整理用品
紙をまとめる・貼るときに使う道具
- のり・テープ
薄い紙同士をくっつける・封筒の口を閉じるなどに使います。
- 接着剤
物と物をくっつけるときに使います。
- 画びょう
金属やプラスチックなどの頭部に針がついていて、壁面に掲示物を固定するために使われています。
押しピントも呼ばれています。
- ファイル
書類をまとめて保存することができます。
印字用品
印刷するときに使う道具
- スタンプ台
布にインクが含ませてあり、判子やスタンプなどを押印するときにインクをつけます。
- チェックライター
小切手や手形などに金額を印字します。
- ナンバリング
書類などに押印するごとに自動的に番号が1つ繰り上がっていくので、番号の操作をすることなく次々と連番を紙へ印字することができます。
計算用品
計算するときに使う道具
- そろばん
指で玉をはじいて加減乗除などの計算をします。
- 電卓
内蔵した演算回路で簡単な計算をしてくれます。
文房具の必需品ってなんだろう?
文房具の種類は数え切れないほどありますが最低限揃えておきたい必需品となる文房具にはなにになるのでしょう?
以下のようになるみたいですね。
- シャープペンシル
- シャープペンシルの替え芯
- 消しゴム
- 多色ボールペン
- 定規
- ハサミ
- のり
- 電卓
- ホッチキス
- ペンケース
文房具の分類 さいごに
種類が豊富にある文房具ですが、それぞれ役割があります。
可愛いデザインの文房具もあって、ついつい買ってしまうことがありますが、文房具が持っている役割と今の自分に必要かを見極めることも大切ですね。
文房具の役割を再確認して、自分に必要な文房具だけを揃えてみてはいかがでしょうか。
♪文房具にはいろいろありますが、まず浮かぶのは筆記用具。その定番や歴史もみてみませんか?
筆記用具とは?筆記用具の定番とは?日本の歩んだ筆記用具の歴史