あなたも神社に参拝したときにおみくじを引いたりしませんか。
木に結ばれた大量のおみくじを目にします。
大吉から大凶と様々な結果がありますが神社仏閣によっては大凶がない・種類が違うことがあるそうです。
おみくじの由来や歴史は?おみくじの種類や意味もよくわからないものもあります。
持ち帰ってもいいの?など気になる事調べてみました。
おみくじのはじまりの歴史や起源はいつどこから?
おみくじとは神社仏閣で吉凶を占う籤(くじ)のことです。
漢字で書くと御神籤・御御籤・御仏籤となります。
またみくじとも呼ばれていて「くじ」に尊敬の接頭辞である「み」を加えてあります。
漢字で書くと神籤・御籤・仏籤となります。
神社では神籤、寺では仏籤となるそうですが、区別せずに神籤と擦ることもあるそうですよ。
国の祭政に関する重要なことや後継者を決めるときなどに神の意志を占うために籤引きをしていたといわれていて、これが御神籤の起源となるそうです。
現在のおみくじの原型は天台宗第18代天台座主・元三大師(がんざんだいし)が考案したといわれていて、鎌倉時代初期から自分で籤を作って吉凶を占っていたそうです。
江戸時代になり徳川家康に仕えていた僧侶・南光坊天海の夢に元三大師が現れ、おみくじの場所を示してくれました。
その場所に行くと本当にあり、元三大師みくじとして庶民に広めたといわれています。
おみくじの種類はいくつ?その意味とは
おみくじの内容には上から順に大吉・吉・中吉・小吉・末吉・凶・の6種類があり一般的となっています。
神社仏閣によっては大吉・中吉・小吉・吉・末吉・凶と順番が違うこともあります。
ちなみに伏見稲荷大社のおみくじは上から順に大大吉・大吉・凶後大吉・凶後吉・末大吉・末吉・向大吉・吉・中吉・小吉・小凶後吉・後吉・吉凶未分末大吉・吉凶不分末吉・吉凶相半・吉凶相交末吉・吉凶相央と17種類もあります。
おみくじに書かれている内容の意味
大吉や凶には気になりますが、おみくじに書かれている内容が大切です。でもわかりにくいものもありますね(^^;)
主な内容の意味について紹介します。
- 願望(がんぼう)
願っていることが叶うかどうかが書かれています。
- 悦び事(よろこびごと)
嬉しいと思えることが書かれています。
- 待ち人(まちびと)
人生において鍵となる人・運命の人・待ち望んでいた人のことが書かれています。
- 失せ物(うせもの)
落とし物や失った物がどうなったかが書かれています。
- 旅行(たびだち)
遠出の旅行だけでなく近場のお出かけについても書かれています。
- 商売(あきない)
今やっている事業や仕事について書かれています。
- 学問(がくもん)
勉強のことについて書かれています。
- 相場(そうば)
相場取引や交渉事など資産について書かれています。
- 争事(あらそい)
裁判での争い事やスポーツの勝負について書かれています。
- 転居(てんきょ)
引っ越し・移住について書かれています。
- 出産(おさん)
無事に産まれるかについて書かれています。
- 縁談(えんだん)
結婚に関する出会いについて書かれています。
- 探し物(さがしもの)
探している物がどうなるかについて書かれています。
- 方位(ほうい)
自宅から見ると良い方角について書かれています。
- 訓(くん)
教えや物事の意味などが書かれています。
- 抱え人(かかえびと)
社員や部下について書かれています。
- 走り人(はしりびと)
自分の元からいなくなった人について書かれています。
おみくじを木に結ぶのはなぜ?
神社仏閣の境内にある木には神様・精霊が宿っているといわれています。
引いたおみくじを木に結ぶことで、神様と縁を結ぶ・願い事をしっかりと結ぶという意味があるそうです。
凶のおみくじを木に結ぶと凶を留めて貰うという意味があるといわれています。
最近では木の成長の妨げになるという理由から、おみくじを結ぶ専用の場所が設けていることが多くなっているそうです。
結ぶ時は、おみくじが縦結びにならないように注意します。
縦結びは死に装束の結び方で神様に対して失礼になります。
おみくじはどんな結果が出ても持ち帰ることができます。
良い結果であればお守りとして、悪い結果であれば自分への戒めとして読み返すようにしましょう。
おみくじ さいごに
おみくじは神様からのメッセージなんですね。
内容を読んだからとクシャクシャにしてその辺に捨ててしまうということはやめましょう。
自分で処分するときは塩をかけて清めてから可燃ゴミと一緒に捨てます。
内容をしっかりと読んで、人生のアドバイスとして参考にしてみてくださいね。
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