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陶磁器が飯椀で木製が汁椀という違いはなぜ?ご飯を盛っても茶碗?

投稿日:2019-12-03 更新日:

 

ご飯や汁物を入れる器の材質はいろいろありますが、ご飯は陶磁器に汁物は木製を使っていることが多いですよね。

ご飯と汁物を入れる器が陶磁器か木製が定番のようになった理由はなんでしょうか?

茶碗の歴史や由来からそのわけを探ってみたいと思います。

また、ご飯を盛っても「茶碗」というのにはどんな意味があるのでしょう。

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陶磁器が飯椀で木製が汁椀の素材という違いはなぜ?

陶磁器が飯碗として使われているのは米粒がくっつきにくいため、そして器に盛ったご飯が冷めにくいという理由があります。

木製の器が汁椀として使われているのは熱い味噌汁を入れても木材の断熱性によって手で持っても熱くないという理由があります。

 

 

また、直接器に口をつけて汁を飲むため、熱が伝わりにくい木製の方が適しているということです。

口をつけたとたんに、アッチッチとなっては飲みにくいですからね(^^;)

もちろん木製の器にご飯を盛ることもあります。

でも逆の味噌汁のような直接口をつけることがある器としては、陶磁器を使ったものはあまりみかけないような気がします。

お茶をのむ湯飲み茶碗はありますが、これは味噌汁などの温度と日本茶の温度の違いがあります。

本来日本茶は湯さましで冷ましてから入れるものであるため、熱いものではありません。

でも、汁物は熱いものというか温かい内に頂くことになりますから、陶磁器の器では口をつけにくいとなるのですね。

それぞれの素材の特徴を比べてみます。

 

 

陶器の特徴

地中から掘り出した土である陶土に釉薬をかけて約1,000度から1,300度で焼いた器です。

重みと自然な風合いや保温性があることが特徴になっています。

ご飯を最後まで温かい状態で食べることができます。

 

磁器の特徴

長石や珪石などガラス質を含む石を砕いて粘土状にしたものに釉薬をかけて約1,300度から1,400度で焼いた器です。

軽くて丈夫、そしてツルッとした手触りがあり、ご飯茶碗としてよく使われています。

 

木製の特徴

ミズメザクラやトチ、ケヤキなどで作られた器です。

軽くて熱が伝わりにくいので熱い汁物を入れても手で持つことができます。

漆との相性が良く、塗り重ねていくと丈夫な器になります。

 

 

お茶碗の由来は?茶碗の歴史から探る

茶碗は茶器の1つとして中国で生まれ、日本には奈良時代から平安時代にかけ茶とともに伝わってきました。

鎌倉時代になると僧侶たちの間で茶道が広まり、季節や茶席の趣向に合わせた茶碗が使われていました。

当時日本では陶磁器が作られていなかったため、中国から茶碗・花瓶・皿などの磁器を輸入していました。

茶碗の輸入量が圧倒的に多かったため陶磁器全般を茶碗と呼ぶようになったといわれています。

 

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ご飯を盛るのに茶碗というのはなぜ?

豊臣秀吉の朝鮮出兵によって朝鮮半島から陶工たちが日本へ連れてこられて九州・有田で陶磁器が作られるようになりました。

江戸時代になると国産の陶磁器が広まり、庶民でも陶磁器を使うようになったんですね。

それまでご飯を盛りつける器として漆器が使われていました。

この器は、米粒がくっついて取れにくいことから陶磁器の茶碗を使うようになり、ご飯茶碗と呼ぶようになりました。

しかし陶磁器は割れやすいことから長距離輸送が難しかったため、ご飯茶碗を使うのは都市民または陶磁器の産地近くと限られていたようです。

明治時代に鉄道が発展して陶磁器を割ることなく遠くへ運べるようになったため、日本全国でご飯茶碗が使われるようになりました。

お茶を飲む器を煎茶茶碗・白湯や番茶を飲む器を湯飲み茶碗・ご飯を食べる器をご飯茶碗とそれぞれ区別していました。

でもご飯茶碗が毎日使われるようになったため自然に「茶碗=ご飯茶碗」となったといわれています。

 

 

ご飯茶碗の形

一口にご飯茶碗といっても、いろいろな形のものを見かけますね。

どんなものがあるのでしょうか?

ご飯茶碗の形には主に4つの種類があります。

 

・ 平形(ひらかた)

口が広く浅い形になっていて、内側に描かれている中絵が眺めやすくなっています。

暑い日でも炊きたてのご飯を美味しく食べられることから夏茶碗とも呼ばれているそうですよ。

 

・ 井戸形(いどかた)

井戸のように深さがある形です。

お茶漬けや丼ものなど、ボリュームのあるご飯ものに使いやすいことが特徴となっています。

 

・ 碗形(わんなり・わんがた)

木製のお椀によく似た形で安定感があり持ちやすくなっていることが特徴なっています。

 

・ 輪形(りんけい)

提灯のような丸みのある形で保温性があります。

秋・冬の炊き込みご飯を盛り付ける器として使われています。

 

陶磁器飯椀木製が汁椀なのはなぜ?茶碗の由来 まとめ

ご飯茶碗が陶磁器になったのは米粒がくっつきにくく1粒残らず綺麗に食べられるように、汁椀が木製なのは熱い汁物を入れても手で持てるという理由で使い分けられるようになったんですね(^^)

ご飯茶碗にはいろんな形があることもわかりました。

自分好みの器を探してみるのもいいかもしれませんね。

自分の手に合うご飯茶碗のサイズは両手の中指と親指で作った輪の内径だといわれています。

自分の手に馴染むサイズの気に入った器で食事を楽しんでくださいね。

ちなみに私は最近抹茶茶わんをご飯茶碗にしています。なんか、日本料理店に行ったような気分になりますよ(^^;)

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