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木製椀の発祥は?椀の歴史を辿る 汁椀が木製の理由 種類と素材の特徴

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洋食などのスープの器は陶磁器が多いですが、日本食で味噌汁などの汁物を盛り付ける汁椀は木製を使うことが多いですよね。

木製椀の発祥はいつからそしてどこからなんでしょう?

椀の歴史を辿ってみたいた思います。

また、なぜ、汁椀には木製を使うのか、その理由やいろいろある素材の種類や特徴についてもまとめてみました。

 

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木製椀の発祥はどこから?椀の歴史を辿る

日本で椀のような容器が使われるようになったのは縄文時代からといわれています。

動物や魚などの動物性タンパク質・木の実・食用植物を煮沸という調理方法で食糧を摂取していました。

深鉢で食材を煮沸し、石皿と擦石(すりいし)を使って食用植物のデンプンから団子やパンのような食べ物を作っていました。

でもそれらは食器としては使われてなかったようです。

奈良県磯城郡田原本町にある唐子遺跡から出土した2種類の木製椀によって、食器として使われるようになったのは、稲作が伝わり農耕が行われるようになった弥生時代であるという説が有力となっています。

 

 

汁椀が木製である理由

汁椀が木製である理由としては、木地は熱の影響を受けにくいため手で持つ・飲むときに口をつけても熱くありません。

また、天然素材で作られているので軽く扱いやすいという特徴があります。

大きめの器でも木製の場合は手が疲れることなく持つことができます。

 

 

汁椀の種類と素材による違い・特徴

形の種類

よく使われている汁椀の形には次のようなものがあります。

  • 仙才型(せんさいがた)

緩やかな曲線があるデザインで積み重ねがよく、容量も丁度よい一般的に使われている汁椀です。

仙才とは多くの用途に使えることが仙人のように秀でた才能があるという意味があるそうです。

 

  • 羽反型(はぞれがた)

上の縁部分が外側に向かって反っているため羽反型と呼ばれている汁椀です。

吸い口が少し反っているので口をつけやすく持ちやすいことが特徴なっています。

 

  • 布袋型(ほていがた)

布袋様が持っている袋をイメージした丸みを帯びたどっしりとした汁椀です。

積み重ねることはできませんが、汁物をタップリと入れることができます。

 

  • 小槌型(こづちがた)

浅型で曲線もあまりない汁椀で昔は主流となっていたそうです。

 

  • たまご型

たまごの形になっている蓋付きの汁椀で、直径10cm以下のものが多い形となっています。

 

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素材の種類

木椀の素材には檜や欅・桜などがあります。

それぞれの素材の特徴をみてみましょう。

  • 檜(ひのき)

ヒノキ科ヒノキ属の針葉樹で日本の代表的な樹木の1つとなっています。

美しい木目と光沢が特徴となっています。

水や湿気に強く、抗菌作用があります。

 

  • 欅(けやき)

ニレ科ケヤキ属の落葉高木で硬く強度があるので、漆器の木地にも多く使われています。

 

  • 桜(さくら)

バラ科モモ亜科スモモ属の落葉樹です。

数ある桜の中では山桜が反り・割れる心配がなく、強度があります。

使っていくと赤みのある濃い茶色へと変化していきます。

 

  • 橅(ぶな)

ブナ科ブナ属の落葉高木です。

木目が目立ちにくく洋食の食器としても使えるナチュラルで白っぽい色合いが特徴となっています。

 

  • 楢(なら)

ブナ科コナラ亜科コナラ属の落葉樹です。

香りがよくウイスキーを熟成させる樽としても使われています。

器の材質として主にミズナラが使われていて、ずっしりとした重みで安定感があります。

 

  • 栗(くり)

ブナ科クリ属の落葉性高木です。

堅くて重く水気や湿気に強いので建物の柱・土台、鉄道線路の枕木にも使われています。

きめが粗く重厚な印象があり、栗の実のような落ち着いたクリーム色が特徴となっています。

 

  • 樫(かし)

ブナ科コナラ属の常緑樹の総称で果実はドングリです。

日本で1番硬くて重いので建築材や木刀・ヌンチャクなどの武道用具・和太鼓の桴(ばち)にも使われています。

 

表面仕上げの種類

木椀で施される表面仕上げには主に5種類あるといわれています。

  • 無塗装

なにも塗らずに仕上げてあります。

調湿効果や檜にある抗菌作用・香りなど木の持っている力を十分に発揮することができますよ。

 

  • ガラス塗装

液体化したガラスを木に染み込ませて仕上げてあるので、見た目は無塗装と変わりません。

表面が覆われていないので調湿効果・香りなど木の持っている力は発揮できます。

食べ物によっては色がつく・固いものが当たると傷がついてしまう場合があります。

 

  • オイル・ミツロウ仕上げ

クルミやエゴマなどの油・ミツロウを表面に塗って仕上げてあります。

木の乾燥防止や反り・狂いを起こりにくくするなどの効果があります。

使っているうちにオイルやミツロウが落ちてしまいますが、自分で塗り直すことができるので長く使い続けることができます。

 

  • ウレタン塗装

口に入れても安全な樹脂で全体を覆い仕上げてあります。

耐水性があり、色やニオイ移りの心配がなく、手入れが簡単であることが特徴なっています。

使い続けているうちに塗装が取れてしまい塗り直すことができないので、買い替える必要があります。

 

  • 漆塗り

漆の樹液を塗って仕上げてあります。

漆には耐水性・耐酸・耐アルカリに優れていて、抗菌作用によって食材の腐敗を防いでくれるので、重箱や弁当箱として使われています。

多くの工程で仕上げられているので値段は高めですが、修理をすることができるので長く使い続けることができます。

 

木製椀発祥や種類 さいごに

木製の汁椀は熱い汁物が入っていても手で持つことができます。

手触りがよいため手に持つことで自然と上体が起きて正しい姿勢になります。

あなたの手にしっくりなじむお椀を探してみるのも楽しいかもしれません。

そしてめぐりあえたあなたの手に馴染む木椀で食事を楽しんでみてはいかがでしょうか。

お椀だけでなく和食で使うご飯茶碗についてもなぜ?と思うことがありませんか。ご飯茶碗や汁椀については、こちらの記事もご覧ください(^^)

陶磁器が飯椀で木製が汁椀の素材という違いはなぜ

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