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洋食と和食の違いとは?和食の定義 洋食みたいな和食はなにがある

投稿日:2019-10-28 更新日:

 

洋食とか和食という言葉はよく聞きますが、あらためて聞かれるとうまく説明できません。

あなたはできますか?

洋食と和食にはどんな違いがあるのでしょう?

料理によっては洋食に見えるけど実は和食だったというのもあるそうです。

今回は洋食と和食の違いや和食の定義・洋食のような和食などをまとめてみました。

 

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洋食と和食の違いとは?あなたは説明できますか

洋食と和食の違いについてはこんな説明ができます。

和食とは、日本の伝統的な食文化です。

日本にある食材や調味料を使って作られます。

ご飯・汁物・主菜・副菜2種の「一汁三菜」が基本構成となっています。

洋食とは、西洋料理または西洋風の料理・食事を意味しますが、エビフライやトンカツ・ナポリタンなど日本で生まれた西洋風料理も含まれています。

 

和食と洋食の違いをまとめると次のようになります。

  • 和食はお米を中心としたメニューが多く、洋食は肉を中心としたメニューが多くあります。
  • 和食の調味料は素材の味を生かすためにダシ・味噌・醤油・日本酒などが使われ、洋食の調味料は肉の臭みを消すために香辛料やハーブが使われています。
  • 和食はご飯茶碗や鉢などを手に持って箸を使い、汁物は椀を持って直接口をつけて食べますが、洋食は皿を手で持つことなくフォークやナイフ・スプーンなどを使って料理を口に運んで食べます。

 

和食の定義とは子供に説明するとしたら

和食の定義には主に3つあります。

 

 

お米を中心とした料理が多い

米は弥生時代に伝わってきてから作り食べ続けている主食です。

酒や餅を作り神に供える神聖な食材のため、米を中心とした料理が多く考えられたそうです。

発酵調味料を使います

醤油・味噌・みりんなどは米・麦・豆類を発酵させた調味料です。

煮物やうどん・そばなどの麺類の味付けに欠かすことのできない日本独特の調味料です。

ダシが使われています

カツオ節・昆布・椎茸・煮干しなどの乾物を煮て作られた旨味のある煮汁のことをダシといいます。

日本は海に囲まれているので豊富な魚介類・海藻類を使い、甘味・酸味・塩味・苦味に続く第5の味覚である旨味を作り出しました。

また昔は牛や豚などの獣肉は良くないと思われていて食べることを禁止していたため、野菜を太陽の光に当て乾燥させることで旨味を引き出していたそうですよ。

 

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洋食みたいな和食はなにがある?

和食といえば刺身や寿司・天ぷらなどを思い浮かべますよね。

パッと見ると洋食だけど、日本人が考えた料理ということで洋食のような和食ということで「日本食」とも呼ばれています。

どんな料理があるのかを紹介します。

 

オムライス

溶き卵をフライパンで薄く焼きチキンライスを包んだ料理で、一般家庭でも良く作られています。

発祥には多くの説がありますが、大阪心斎橋の北極星と東京銀座の煉瓦亭が有力といわれています。

 

北極星説では1925年大阪市難波・汐見橋にあった大衆洋食屋のパンヤの食堂店主・北橋茂男が胃の弱い常連客がいつも白米とオムレツを注文しているのを見て「毎日同じ物ばかりでかわいそうだ」と思い、ケチャップライスを薄焼き卵で包んだ料理をオムライスとして提供したのが始まりとなっています。

 

煉瓦亭説では1900年忙しいときでもスプーンひとつで食べられるようにと、溶き卵に白米・みじん切りにした具材・調味料を混ぜ合わせて焼いた賄い料理として作られていました。

お客さんから食べたいという要望があったため1901年にライスオムレツという名前で提供したのが始まりとなっているそうです。

 

 

ナポリタン

フライパンで茹でたスパゲッティ・玉ねぎ・ピーマン・ハムなどの具材を炒め、トマトケチャップで味付けした料理です。

ホテルニューグランド第2代総料理長だった入江茂忠が進駐軍の兵士がトマトケチャップを和えただけの具なしスパゲッティを食べているのを見て味気ないと思い、トマト・玉ねぎ・ニンニク・トマトペースト・オリーブオイルでトマトソースを作り、ハム・ピーマン・マッシュルームなどの具材を炒めスパゲッティに混ぜ合わせスパゲティーナポリタンという名前で提供したのが始まりとなっています。

 

 

トンカツ

厚みのある豚肉に衣をつけて油で揚げた料理です。

豚の音読みであるトンとフランス料理のカツレツを組み合わせてトンカツと呼ばれるようになったといわれています。

発祥には諸説ありますが、1899年東京銀座の煉瓦亭で豚肉に衣をつけて油で揚げ、千切りにした生キャベツを添えて提供したのが始まりであるという説が有力といわれています。

 

 

エビフライ

トンカツのようにエビに衣をつけて油で揚げた料理で、タルタルソースやウスターソースなどをかけて食べます。

1900年東京銀座の煉瓦亭が人気料理となったトンカツ・メンチカツをヒントにエビを揚げる料理を考案したのが始まりといわれています。

 

 

洋食と和食の違い さいごに

欧米から伝わってきた洋食と日本の伝統的な食文化である和食にはそれぞれ特徴があります。

また日本生まれの洋食もあるので、それぞれの違いを確認して料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

♪日本生まれのクリームシチューの記事はこちらから(^^)

クリームシチューの発祥は日本!?起源と歴史 本格的で簡単な作り方

 

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