球体やビンを振ると中に入っている粒子がユラユラと舞い、まるで雪が降っているように見えるスノードーム。
雪のように見える粒には、どんな物が使われているのでしょうか。
スノードームの歴史や中に入っている物・スノードームの作り方などを紹介します。
目次
スノードームとは?どこでいつ誕生したの
スノードームとは、球体やビンにミニチュア・液体・粒子などを入れた飾り物で振ると雪が降っているように見えるという特徴があります。
スノードームが初めて登場したのは、1878年のパリ万博でガラスドーム型のペーパーウエイトとして作られていました。
現在のような形のスノードームが登場したのは、1889年のパリ万博でエッフェル塔をモチーフとしたスノードームが話題を集めたといわれています。
1900年、ヨーロッパで次々とスノードームを作るメーカーが誕生し、様々なスノードームが作られるようになりました。
1950年以降となると、ヨーロッパではプラスチックでスノードームが作れるようになったことで土産品として人気となります。
1960年になると、バックライトやオルゴールを付けるなど様々な仕掛けのあるスノードームが誕生しました。
日本では1955年頃に土産品としてスノードームが販売されるようになったといわれています。
スノードームの中身には何がいれられる?
スノードームには、造花や家・車・動物などのミニチュア・キャラクターなどのフィギュア、液体の中でヒラヒラと舞うことができるビーズやラメ・スノーパウダーが入っています。
- スノードームに入っている液体
スノードームに入っている液体は、精製水にグリセリンが混ぜ合わせてあります。
グリセリンとは保湿剤の1つで、無色無臭・粘り気のある液体です。
ビーズやラメ・スノーパウダーをユラユラとゆっくり舞うように見せてくれますが、場合によってはダマになってしまうことがあります。
簡単にできるスノードームの作り方
ペットボトルやビンを使ったスノードームの作り方を紹介します。
ペットボトルを使ったスノードーム
- 洗って乾かしたペットボトルにビーズやラメなどを入れます。
- ペットボトルの半分に水を入れます。
- 空気が入らないように液体のりを、ギリギリになるまでゆっくりと入れます。
- 水と液体のりの割合は7:3から5:5まで、好みで調節しましょう。
液体のりの量が多いほど、ビーズやラメはゆっくりと動きます。
- 水と液体のりの割合は7:3から5:5まで、好みで調節しましょう。
- キャップでペットボトルの口を閉め、ビニールテープで固定します。
- ビニールテープの上に、シールやマスキングテープなどでデコレーションしたら完成です。
ビンを使ったスノードーム
- スポンジをビンのフタより一回り小さく切ります。
- 切ったスポンジをフタの内側にのせ、ビンが閉まるかを確認してから、接着剤で貼り付けます。
- 人形や飾りなどをスポンジの上に配置してから、接着剤で固定します。
- ビンに水を半分入れます。
- 空気が入らないように液体のりをビンにゆっくりと入れます。
- 割り箸でかき混ぜながら、ラメを入れて舞い方を確認しながら濃度を調整します。
- 液体のりの量が多いとラメは長時間舞い、少ないと早く沈みます。
- ビンの口に接着剤を塗り、フタを固く閉めます。
- 乾いてから、ビンをひっくり返すと完成です。
液体を入れないスノードーム
スノードームは水と液体のりを混ぜ合わせた液体を入れなくても作ることができます。
液体を入れないので、写真や松ぼっくり・木の実などを入れることも可能です。
- スポンジをビンのフタより一回り小さく切ります。
- 切ったスポンジをフタの内側にのせ、ビンか閉まるかを確認してから、接着剤で貼り付けます。
- 人形や飾りなどをスポンジの上に配置してから、接着剤で固定します。
- ビンにスノーパウダーを入れます。
- ビンの口に接着剤を塗り、フタを固く閉めます。
- 乾いてから、ビンをひっくり返すと完成です。
スノードームを飾る場所について
液体の入っていないスノードームであれば、どこに飾っても問題はありません。
しかし、液体の入っているスノードームを直射日光の当たる場所や高温になりやすい場所で飾ると液体が劣化してしまう可能性があるので注意してください。
スノードームとは さいごに
スノードームはペーパーウエイトから始まり、今では様々な種類があります。
簡単に作ることができるので、オリジナルのスノードームを作って楽しんでみてはいかがでしょうか。