料理をオシャレに見せることができる木の食器。
使ってみたいけど、どんなメリットやデメリットがあるのか気になってしまうことがありますね。
木の食器のメリットとデメリット、木器を扱うときに気をつけたいポイントなどをまとめてみました。
実際に木の食器を使う前に知っておきたいことなどを紹介します。
木の器のメリット
赤ちゃんや子どもに木の食器を使わせることは安心感や落ち着きを与えるだけでなく、豊かな感性を育てることができるメリットがあります。
他には、どんなメリットがあるのかを紹介します。
・軽い・割れにくい
陶磁器やガラスと比べると軽いため、料理を盛り付けて運ぶときや食器棚へ片付けるとき楽に作業することができます。
また、落としても割れることがないので安心です。
・保温・断熱効果
木には熱を通しにくい性質があるため、温かい料理を長く味わうことができます。
また熱を内側に保つことができるので手で持つ、または口をつけても火傷の心配はありません。
・口当たりが良い
金属製のスプーンやフォークなどが口に当たったとき、鉄のような味がする・表面にざらつきがあると口当たりが悪くなり、料理の味を楽しむことができません。
木製のスプーン・フォークは滑らかになっているので口当たりが良く、料理の味を楽しむことができます。
木の器のデメリット
軽くて口当たりの良い木の食器ですが、気をつけないとダメージを与えてしまうというデメリットがあります。
他には、どんなデメリットがあるのかを紹介します。
・変形する
長時間水につけたままにしておくと、水分を吸収して変形してしまう恐れがあります。
・傷がつきやすい
木は柔らかいので、洗うときにタワシで強く擦ってしまうと傷が残ってしまいます。
・シミになりやすい
油分を多く含んだ食品、または色の濃い食材を入れたまま長時間おいてしまうと、落ちにくくなりシミとして残ってしまいます。
木の食器の扱い 気をつけたい種類別注意
木の食器は扱い方を間違えると、台無しになってしまいます。
木の食器には様々な種類が使われていますが、気をつけたいポイントは同じです。
木の食器を扱うときのポイントを紹介します。
洗い方
- 木の食器は使用後すぐに洗いましょう。
- 傷をつけないように柔らかいスポンジと中性の食器洗剤で優しく洗います。
- 乾いたふきんで水気を拭き取ってから、日当たり・風通しの良い場所で乾燥させてから片付けましょう。直射日光に当ててしまうと、反りや割れの原因になるので注意します。
- 食洗機を使って木の食器を洗うと長時間水と高温にさらすことになり、大きなダメージを与えてしまうので使用しないでください。
- 漂白剤を使うと色が抜ける、または漂白剤の成分を吸い込んでしまうので使わないでください。
冷蔵庫に入れない
冷蔵庫は低温で乾燥しているので、木の食器を入れるとヒビ割れの原因になります。
料理を冷蔵庫で保存するときは、別の容器に移します。
保管場所
木の食器を重ねて食器棚にしまっておくと、カビ・劣化の原因になることがあります。
しっかりと乾かしてから重ねましょう。
また可能ならば、風通しの良い場所で保管してください。
カビの取り方
万が一木の食器にカビがあった場合は、目の細かい紙やすりで優しく擦ると落とすことができます。
紙やすりは300~400番を使い、木目に沿って擦ることが大切です。
落とした後は表面にオリーブオイルを塗って乾燥させましょう。
匂い
木の食器を使い込んでいくと匂いがついてしまうことがあります。
匂いがつく原因には、
- 木の食器に施してあったオイルやワックスが剥がれてきた。
- 洗った後、水分を拭き取らずに放置していた。
- 使用後、すぐに洗わなかった。
などがあります。
木の食器についてしまった匂いを取るには、米のとぎ汁や重曹を溶かした水につけておく方法がありますが、オリーブオイルでコーティングする方法が効果的です。
オイルコーティングの手順
- 小さじ1程度のオリーブオイルを木の食器に落とします。
- キッチンペーパーで全体にオリーブオイルを伸ばしていきます。
- 新しいキッチンペーパーで乾拭きをしてから約1時間おきます。
- 乾拭きをして仕上げたら完了です。
木の食器のメリットデメリット さいごに
木の食器は軽くて口当たりが良い食器です。
しかし、気をつけて扱わないとヒビ割れ・カビが発生してしまいます。
上手に扱って、木の食器での食事を楽しんでみませんか。
♪ 木の器の良い所やちょっとというところが判りましたか?では木の器にはどんな種類や使われている素材は?そんなことが気になったらこちらをご覧いただければと思います。