1日の始まりや仕事や家事・勉強の合間、眠気覚ましなどで珈琲がよく飲まれています。
コーヒーに含まれているカフェインを大量に摂取すると健康に良くないといわれていますが、糖尿病や認知症の予防・シミやシワを抑制するなどの効果もあるともいわれています。
珈琲は体に良いのか悪いのか?悪いといわれる原因・健康効果などをまとめました。
目次
珈琲は体にいいの悪いの?どっち?
友人たちが集まった時に珈琲や紅茶を淹れます。
人によっては、珈琲は苦手という人もいますが、苦手なだけでなく珈琲は体にわるいのよ。なんて言われることも(^^;)
逆に珈琲の効果を教えてくれる友人もいます。
さて、どっちなんでしょう?
良いという理由も悪いと云われるわけもあるんですね。
コーヒーにはカフェインが含まれているので、寝る前に飲むと眠れなくなる・飲み過ぎると胃が荒れてしまうことなどから体に悪いといわれてきました。
しかし最近の研究によると、コーヒーを飲む時間や量を上手に調整すると、体に良い影響を与えてくれることが分かりました。
1日4杯まで・ブラックで飲む・空腹時を避けるなど飲み方を守れば、コーヒーは体に良い影響を与えてくれます。
コーヒーの健康効果とは?
コーヒーを正しい方法で飲むと、どんな健康効果が得られるのでしょう。
脳の活性化
コーヒーに含まれているカフェインには覚醒作用があり、交感神経が刺激されることで眠気を覚ます・集中力を高めてくれます。
またポリフェノールの1種であるクロロゲン酸類には、認知機能を向上させ注意力低下を防ぐ効果があるため脳が活性化します。
実際にコーヒーを飲み続けていたら、アルツハイマー型の認知症にかかるリスクが低下したという事例があるそうです。
リラックス効果
コーヒーの香りをかぐと右脳にアルファ波が多く発生し、体と脳をリラックスさせる効果があります。
ダイエット効果
カフェインで交感神経が刺激されると脳の活性化だけでなく、血流が良くなり脂肪の代謝を高めてくれます。
またクロロゲン酸には、脂肪分解・脂肪蓄積予防効果があります。
運動をする前にブラックコーヒーを1杯飲むといいそうですよ。
覚醒効果
眠気はアデノシンという物質が体内で発生することで起きます。
カフェインはアデノシンに働きかけ、中枢神経を刺激して眠気を抑制するそうです。
カフェインの持つ覚醒効果が出るのはコーヒーを飲んでから約20~30分後といわれているので、眠気を感じたら早めに飲むようにしましょう。
美肌効果
クロロゲン酸には紫外線による肌ダメージを防ぐ働きやメラニン色素の発生を抑える効果があります。
また肌に溜まった皮脂・汚れを取り除く働きがある殺菌作用はニキビ予防にも効果があるそうですよ。
生活習慣病予防
クロロゲン酸には血糖値を下げる効果があり、2型糖尿病予防につながるといわれています。
またカフェインによって血流が良くなり、高血圧や動脈硬化の予防・改善にも効果があるそうです。
コーヒーが健康に悪いと云われるわけとは?
コーヒーは江戸時代初期、オランダ人によって日本に伝えられたといわれています。
当時、コーヒーを飲めるのは、オランダ人と接触ができる役人や商人・通訳など限られた人たちだけでした。
お茶文化が根付いていたためコーヒー独特の苦味や香りに馴染めない人が多かったため広がることはありませんでした。
明治時代となり、文明開化によってコーヒーを飲む人が増えたそうです。
お茶と比べて日本でのコーヒーの歴史は浅く、色が黒っぽいため健康に悪いというイメージが強かったそうです。
またカフェインが含まれていることから、妊婦や子どもは飲まない方が良いといわれていることも健康に良くないといわれている原因の1つといわれています。
カフェインを大量に取りすぎてしまうと、不眠やめまい・吐き気・下痢・震えなどの症状を起こすことがあります。
珈琲は体にいいの悪いの? さいごに
コーヒーは見た目が黒く、発がん性があるといわれていたこともあり健康には良くない飲み物であると思われていました。
しかし研究の成果によって、コーヒーにも健康効果があることが分かってきました。
健康効果があると分かるようになってきてもミルクや砂糖をタップリと入れたコーヒーでは、せっかくの効果がなくなってしまいます。
コーヒーはブラックで1日4杯までを目安にして空腹でないときに飲むといいです。
自分に合ったタイミングでコーヒーを楽しみながら、健康効果を取り入れてみてはいかがでしょうか。