日々の暮らしの中で役立つことや、行事・歳時・イベントなどについて書いています。/当サイトはプロモーションが含まれています

暮らし

半纏とはどんなもの?綿入れ半纏とちゃんちゃんこの違いは?

投稿日:2021-03-05 更新日:

肌寒い時に羽織る物には、カーディガンやパーカー、ポンチョ、ストールなど様々な種類があり、半纏もその1つです。

半纏は防寒として羽織ることが多いですが、労務用として使われることもあります。

半纏はいつから使われるようになったのでしょうか。

半纏の歴史や種類、綿入れ半纏とちゃんちゃんことの違いなどを調べてみたのでご紹介します。

スポンサーリンク

 

半纏とはどんなもの?

半纏とは筒状の長袖がついた腰丈の衣服のことです。

大きく分けて防寒用と労務用があり江戸時代では羽織の代用品として庶民が着ていたそうです。

半纏の語源は一反の生地で二着作ったからといわれています。

 

防寒用の半纏には綿が入っていて、労務用の半纏は大工や職人、火消したちが仕事をする時に着ていました。

種類は袖の形による広袖半纏(ひろそではんてん)・角袖半纏(かくそではんてん)・筒袖半纏(つつそではんてん)があり、デザイン面では家で定まっている正式な紋である定紋(じょうもん)

店や事務所の名前やマークである屋号(やごう)などを染めつけた印半纏(しるしばんてん)

木綿の布一面に刺し縫いが施されていて丈夫であると同時に水を多く含むため、江戸時代の火消したち水を浴び火事の熱から身を守るために着ていた刺子半纏(さしこはんてん)

などがあります。

 

印半纏は従業員に支給する、または出入りの職人などに祝儀として与えることが多いそうです。

職人では半纏は正装として通用するので、窮屈羽織とも呼ばれていました。

 

 

綿入れ半纏の歴史

半纏は18世紀ごろから広く着用されるようになりました。

 

江戸時代、筑後の町では幕府から絹織物を禁じられた農民によって、木綿織物の技術がめざましく発展しました。

木綿織物の伝統技術を受け継ぎ、さらに磨き上げ、手づくり民芸調久留米はんてんが生まれました。

羽織が法被へと変わり、法被がよく着られるようになってから染色技術が向上し、庶民用に作られたのが半纏です。

 

都市部で生活をしていた庶民のなかでも、職人・販売員など肉体労働者が着用していました。

半纏は労働者の制服だったんですね。

 

綿入れ半纏は半纏の表地と裏地の間に綿が入っていて、家の中で着る防寒着のことです。

江戸時代後期から庶民の日常着となり、地方によっては「どてら」とも呼ばれています。

 

スポンサーリンク

 

綿入れ半纏とちゃんちゃんこの違いは?

ちゃんちゃんことは、袖のない羽織・半纏・綿入り半纏のことをいいます。

飴売りの衣装が起源といわれていて、作業がしやすくなるようにと袖を切り落としたそうです。

ちゃんちゃんこは、地域によって呼び名が違ってきます。

 

どんぶぐ

寒さの厳しい東北地方では、どんぶぐと呼ばれています。

胴服が訛って、どんぶぐとなり宮城県や秋田県・山形南部で使われているそうです。

どてら・綿入れ半纏も、どんぶぐと呼ばれています。

またちゃんちゃんこは、つんぬぎとも呼ばれていて語源は袖がない・脱いだ・抜けたから転じていると考えられています。

 

でんち

殿中羽織に由来しているといわれていて、岐阜県や愛知県・三重県、京都府・大阪府・兵庫県・滋賀県・奈良県・和歌山県、四国一帯にかけて使われています。

でんちの他には、てんちこ・てんこ・でんこと呼んでいる地域もあるそうです。

 

綿入れ半纏には袖があり、ちゃんちゃんこには袖がないという違いがあります。

綿が入っている半纏やちゃんちゃんこが暖かいのは、中に入っている綿が人体から出てくる湿気や空気中の水分をキャッチするためです。

綿に吸収された水分が体温によって暖められることで衣服と体が同時に暖まることができます。

 

袖のないちゃんちゃんこは、家事をする時に便利な防寒着です。

洗い物をする時に長い袖のある綿入れ半纏では、邪魔になるだけでなく袖が濡れてしまうことがあります。

袖のないちゃんちゃんこなら、腕が動かしやすく背中をしっかりと暖めてくれます。

料理で火を使う時に袖があると引火する危険性がありますが、ちゃんちゃんこには袖がないので安心して料理をすることができます。

また、ちゃんちゃんこは手足を良く動かす子どもの防寒着として使われることが多く、赤ちゃんに還るという意味で還暦のお祝いとして赤いちゃんちゃんこを贈る習慣があります。

 

綿入れ半纏とちゃんちゃんこ さいごに

半纏は羽織の代用品として、庶民や職人たちに使われてきました。

今でも祭りや職人たちが着ています。

綿入れ半纏はしっかりと上半身を暖めてくれるので、暖房器具がいらないこともあるのでエコにもなる便利な羽織りものです。

いろんなデザインがあるので、あなたも使ってみませんか。

 

♪半纏と法被の違いや起源などについてはこちらの記事でどうぞ (^^)

半纏の種類は?半纏と法被の違いとは?法被の起源と法被の歴史

 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

人気ブログランキング

スポンサーリンク

-暮らし

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

肉まんを手作り蒸し器なしでもOK!手作り生地も簡単にオリジナルを

  コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどで手軽に買うことができる肉まんですが、小麦粉やホットケーキミックスなどを使って簡単にオリジナルな肉まんを手作りすることができます。 またレンジ …

ゆずのおいしい食べ方簡単レシピ/柚子の効能と効果や保存方法

柚子といえば皮を薄く削って料理に添える、薬味にする・ゆず湯として湯船に浮かべるなどがありますが、食材として使うにはどんな食べ方があるのでしょうか。 柚子の簡単レシピや使い方・保存方法・効能・効果などを …

知らないと恥をかく!名刺の受け渡し 名刺交換のビジネスマナー

  ビジネスを円滑に進めるために必要な名刺交換。 名刺交換は、相手に自分を知ってもらうのに一番効率の良い方法です。 名刺1枚で、自己紹介しているのと同じ事になりますよね。 新社会人となり初め …

ペットボトル症候群とは?症状は?熱中症予防の正しい水分摂り方

気温が高くなると、水分補給は重要となります。しかし水分の摂り方によっては、ペットボトル症候群になってしまう可能性があります。 ペットボトル症候群とは?どんな症状のことをいうのでしょうか。 ペットボトル …

履物とは?ことばの意味から考えると履物の歴史と日本の履物の種類

草履や下駄・靴など足に履く物の総称を履物といいますが、履物には実に多くの種類があります。 あらためて意味や種類などを調べてみました。 その履物が現在のようなものになるまでにはどんな歴史があるのか? 履 …

ぷろふぃーる

こんにちは^^ 波空です。

メインブログがだいぶごちゃごちゃになったので、一部こちらに引越しです。