新品の服なのに着てみたら虫に刺されたような痒みが出たことはありませんか。それは服に棲みつているダニが原因と考えられます。
でも新品の服にダニをはじめとする虫がいるのでしょうか?
新品の服でも虫がついてしまう原因とはなんなのでしょう?
虫のつく原因や駆除方法や防虫剤を使った時の影響などをしらべてみました。
新品の衣類でも虫がつく?どこからくるの
新品の衣類だからといって、キレイになっているとは限りません。
服のほとんどは工場で作られていて完成するまで多くの工程があり、多くの人たちが手に取って作業していきます。
服には食品のように衛生基準というものがないため、個人に任せていることが、ほとんどです。
また服の工場では、様々な繊維を扱っているため、ホコリが溜まりやすい環境になっています。
そのため、完成品の服にホコリやゴミがくっついていることもあります。
さらに保管状況が悪いと虫が発生しやすくなります。
衣類の虫対策と簡単にできる駆除方法
衣類を食べる虫の種類
衣類につく虫のことを衣類害虫と呼び、日本にいる代表的な虫は3種類いるといわれています。
- イガ類
鳥の巣に生息している虫で鳥の体にくっついて、いろんな場所へ運ばれていきます。
明るい光が苦手なので、室内ではホコリの溜まっている・家具の裏などで生息しています。
動物性繊維の主成分であるケラチン、化学繊維のナイロンや綿などを食べます。イガ類には、イガとコイガがいます。
- カツオブシムシ類
カツオ節が好きで、保存状態の悪いカツオ節のなかで大量に繁殖していたことからカツオブシムシと呼ばれています。
カツオ節や乾物・小麦粉などタンパク源となるものを食べているので、人間の髪の毛やフケ・皮脂もエサとなります。
太陽の光や花を好むので、屋外の様々な場所にいます。
洗濯物にくっついていることが多いので、気づかずに室内へ持ち込まれることが多いです。
カツオブシムシ類には、ヒメマルカツオブシムシと ヒメカツオブシムシがいます。
- ダニ
ダニはとても小さいので、人や服・動物などにくっついて移動します。
ダニに刺されると強い痒みが出てきます。
衣類害虫の駆除方法
衣類害虫を駆除する方法には、どんなことがあるのでしょうか。
- 洗濯
ダニやイガ類・カツオブシムシ類の衣類害虫を駆除するには、洗濯することが大切です。
洗濯をすることで衣類害虫のエサとなる汚れを落とすことができます。
洗濯後は衣服をしっかり乾かしてからクローゼットなどにしまうようにしましょう。
また、クローゼットにしまう前にアイロンをかけておけば、衣類害虫の卵や幼虫を駆除することができます。
服の種類によっては洗濯が難しいものもあります。
その場合は、掃除機で吸い取るようにしましょう。
- 掃除
衣類害虫のエサとなるホコリを掃除で取り除きましょう。
掃除は定期的に行うと衣類害虫の発生を抑えることができます。
衣類の防虫剤は体に影響はない?
服を衣類害虫から守るために防虫剤を使うことがあります。
防虫剤にはニオイで虫を寄せ付けないタイプとニオイのないタイプの2種類があります。
どちらも通常で使う量であれば安全性には問題はないので、使用量をしっかりと守りましょう。
防虫剤を使うときの注意点
防虫剤の入った収納容器を開けるときは、窓を開けて十分に換気をしてから行いましょう。
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- 収納容器は密封性の高いものを選んびます。
- タンスやクローゼットで使う場合は、引き出しや扉をしっかり閉めましょう。
- 防虫剤を使って保管した服を着るときは、風通しが良く換気をした場所で半日以上干して、防虫剤の成分をしっかり飛ばしてください。
- パラジクロロベンゼンが入っている防虫剤は、塩化ビニール製のバッグ・スチレン製やアクリル製の部品・アクセサリーを溶かす恐れがあります。
- 異なる成分の防虫剤を併せて使うと、溶けて服にシミをつけてしまう可能性があるので、パッケージに書かれている注意事項を確認しましょう。
- 防虫剤から発生する気体は空気より重いので、服の下に置いてしまうと効果がありません。
服の上、または服より高い位置に置くようにしましょう。
服につく虫と駆除 さいごに
新品の服でも、置かれている環境によってダニなどの衣類害虫がついてしまう可能性があります。
着る前に洗濯するのが良いといわれていますが、ものによっては洗えない服もあるので生地に合わせて天日干し、または陰干しをする方法もあります。
対策をしっkりして、ファッションを楽しみましょう。