紙の書類を綴じておく文房具として、ファイルとバインダーがあります。
どちらも書類を綴じておくことができますが、どんな違いがあるのでしょうか。
ファイルとバインダーの違いや定義は?よく使われているクリアファイルの歴史も気になりますね。
さまざまな種類のあるファイル。
どんな種類があるのか?などをまとめてみました。
目次
ファイルとバインダーの違いとは?定義ってあるの?
まずはファイルとバインダーはどんな文房具なのかを紹介します。
ファイルとは
伝票やカタログ・書類などを綴じる、またははさみ入れる表紙のついた文房具です。
英語ではFileと書き、綴じ紐という意味があります。またコンピューターで扱うデーターをファイルと呼ぶこともあります。
バインダーとは
綴じ穴のあるルーズリーフや帳票などを入れ、記録することができるリング状の綴じ具と表紙がついた文房具です。
英語ではbinderと書き、縛るものまたは結ぶものという意味があるため書類に穴を開けずに挟んでまとめることができるZ式金具やクリップを使ったタイプはバインダーとはいえないそうです。
また板にクリップがついているクリップボードをバインダーと呼ぶこともあるので、使い分けは曖昧になっていることがあります。
ファイルは書類や伝票などをまとめて保管するだけですが、バインダーはリング状の綴じ具に書類を挟んで保管するだけでなくルーズリーフを入れるとノートとして使うことができるという違いがあります。
文房具のクリアファイルはいつからある?
クリアファイルとはポリプロピレンなどのシートを折り重ねて綴じ合わせた文房具です。
軽くて場所を取らない、楽に持ち歩く・分類することができるなどの特徴があります。
クリアファイルは1961年、ファイルとアルバムに特化したテージー株式会社が最初に発売したといわれています。
クリアファイルの種類
クリアファイルにはホルダー式・レール式・ブック式・封筒式の4種類があります。
ホルダー式
書類の出し入れが簡単にできるタイプで、書類の整理や発送・持ち運びなどに使われています。
だたし収納枚数が多くなると収まりきらずに落ちてしまう可能性があります。
レール式
クリアファイルの一辺にスライドバーがあり、書類をまとめて冊子のように見ることができるので企画書やマニュアルとして使われています。
約40枚までを収納できるタイプが一般的となっていますが、多くの書類を収納できる厚みのあるレール式もあります。
ブック式
クリアブックとも呼ばれていて複数のポケットが本のように綴じてあり、マニュアルやカタログ・書類・名刺・ハガキなどを収納することができます。
封筒式
袋状になっていて、封筒に書類を入れるように使います。上部はフタになっているタイプとハトメ紐付きタイプの2種類があり、汚したくない重要書類を入れるときに使われています。
またマチがついているタイプもあるので、書類だけでなくペンや小物を入れて持ち歩くことができます。
文房具のファイルの種類はどのくらいある
一般的に使われているファイルには、どんな種類があるのでしょうか。
レバーファイル
書類をレバーで押さえつけるタイプのファイルで、穴を開けずにファイリングすることができます。
また書類の抜き差しが簡単である、収納量が多いことが特徴となっています。
改訂や追加が多い要件定義書を保管するのに適しているといわれています。
フラットファイル
留め足を折りたたみ、留め具で固定するタイプのファイルです。
軽くてコンパクトに書類を収納して持ち運ぶことができます。
年度ごとの書類や決算関連の資料などの保管に適しています。
パイプ式ファイル
綴じ具にパイプが固定されていて、書類を通して保存するファイルです。
表紙や綴じ具が頑丈になっているので、請求書や給与関係の書類など大量の書類を長期間保存するのに適しています。
ファイルとバインダー さいごに
ファイルは書類とまとめて保管するだけですが、バインダーは書類の保存だけでなくルーズリーフを入れることによってノートや帳簿として使うことができます。
ファイルとバインダーは似たようで使い方にちょっとした違いがあります。
ファイルとバインダーの違いを把握して、上手に使い分けて活用してみましょう。
♪いろいろ整理しようとするとファイルやバインダーを利用するときれいに整頓できますが、どれを使うか?悩みませんか。