シュワッとする炭酸飲料は暑いときに飲むと美味しく感じるのではないでしょうか。
炭酸飲料には、コーラやジンジャーエール・レモネード・ソーダーなどがありますが、その中でもラムネは夏の定番ともいえる飲み物です。
ラムネと似た炭酸飲料としてサイダーがありますが、どんな違いがあるのでしょうか。
違いやラムネの歴史などを紹介します。
ラムネとサイダーの違いとは?
ラムネは中にビー玉がある独特なデザインの瓶に入っていて、なければサイダーという容器に違いがあるだけで、実は中身は同じです。
ラムネの瓶
ラムネが日本に伝わってき、瓶のフタとしてコルクが使われていました。
しかしコルクは高価なものだけでなく、炭酸が抜けてしまうという欠点がありました。
1872年、イギリスのエンジニアであるハイラム・コッドが、炭酸が抜けないようにビー玉で栓をしたコッド・ネック・ボトルを発明したのが始まりとなります。
ラムネの開け方
- ラムネ瓶についているフィルムを剥がします。
- キャップの上にのっている、突起のある「玉押し」とリングを取ります。
- 「玉押し」を容器の口にのせます。
- 手のひらで「玉押し」を押し、ビー玉を下に落とします。
- 「玉押し」を押してから、約6秒おさえたままにして炭酸ガスが落ち着くまで待つことがコツです。
- 「玉押し」を外したら完了です。
【注意】
よく冷えていないラムネを開ける、またはビー玉を押し下げたときの衝撃によって吹き出ることがあるので、気をつけてください。
ラムネの飲み方
ラムネ瓶のくびれの上にある、2つのくぼみを下にすることで、くぼみビー玉がひっかかり塞がられることなく注ぐ、またはそのまま飲むことができます。
ラムネとサイダー違いも変化しているのはなぜ?歴史は?
ラムネが日本に伝わったのは、1853年でアメリカのペリー提督が黒船で浦賀に来たときに「レモネード」を持ってきたといわれています。
1865年、長崎でレモネードを「レモン水」という商品名で販売しましたが「レモン水」という名前が広まらず、レモネードが訛った「ラムネ」が定着したといわれています。
サイダーも同じ頃に広まりましたが、語源はフランス語でリンゴ酒の意味を持つ「シードル(Cidre)」が英語では「サイダー(Cider)」になったといわれています。
当初はラムネがレモン風味、サイダーはリンゴ風味となっていました。
その後、様々な味の炭酸飲料が誕生したことで、ラムネとサイダーの境界線が曖昧になりビー玉入りの瓶に入った炭酸飲料をラムネ、それ以外をサイダーと呼ぶようになりました。
ラムネとサイダーの飲み方にひと工夫
- レモンラムネサワー(1人分)
【作り方】
- 国産レモン(1個)の両端を切り落としてから、半分に切ります。
- 切った国産レモンの半分は絞って果汁に、残りは厚さ約3mmの輪切りにします。
- 冷水ポットにラムネ(1本)を注いでから、レモン果汁を加えます。
- 輪切りにした国産レモンを入れ、冷蔵庫で冷やしたら完成です。
- スイカラムネサワー(1人分)
【作り方】
- スイカ(80g)を1cm角に切り、グラスに入れます。
- グラスにラップをかけてから、冷凍庫に入れます。
- スイカが凍ったら冷凍庫から取りだし、ラムネ(1本)を注いだら完成です。
- ソルティラムネ(1人分)
【作り方】
- グラスにレモン汁(大さじ3)・はちみつ(大さじ1)・塩(ひとつまみ)を入れ、かき混ぜます。
- ラムネ(1本)を注いだら、完成です。
- ヨーグルトサイダー(1人分)
【作り方】
- グラスにヨーグルト(大さじ2)・はちみつ(小さじ1)・レモン汁(小さじ1)を入れ、かき混ぜます。
- サイダー(150ml)を注ぎ、ひと混ぜしたら、完成です。
- ジンジャーサイダー(1人分)
【作り方】
- ショウガ(適量)をすりおろします。
- グラスにすりおろしたショウガ・サイダー(1本)を入れて、ひと混ぜしたら完成です。
- いちごサイダー(1人分)
【作り方】
- いちご(2個)は水洗いしてから、食べやすい大きさに切ります。
- 切ったいちごをグラスに入れてから、サイダー(1本)を注いだら完成です。
- ジャムサイダー(1人分)
【作り方】
- グラスにお好みのジャム(適量)をいれます。
- サイダー(1本)を注いでから、ひと混ぜしたら完成です。
ラムネとサイダー違いや飲み方 さいごに
昔はラムネはレモン風味、サイダーはリンゴ風味となっていましたが、今では様々な味がありラムネとサイダーの味での境界線はなくなってしまいました。
現在ラムネとサイダーは容器によって区別するようになっています。
どちらも暑い日にサッパリ飲めるので、好きな方で楽しんでみてはいかがでしょうか。