指先を保護する・歩くときや物をつかむときに指の力を増強する役割のある爪。個人差はありますが爪は1日で約0.1mm伸びるといわれています。
気がつくと長く伸びていたなんてことがあります。
爪が長いままだと作業に邪魔になってしまいます。
また見た目が良くないなど支障が出てしいますね。
その爪を切るタイミングや正しい切り方などを紹介します。
爪を切るタイミングや頻度は?
爪は毎日伸びていくので定期的な手入れが必要になります。
そんな爪の切り方についてまとめました。
爪を切る理由
爪を切る理由は主に3つあるといわれています。
- ケガを防ぐ
相手を引っ掻いてケガをさせてしまう・爪の割れや折れによる痛みから守るために爪を切る必要があります。
- 雑菌の侵入を防ぐ
爪の長さと細菌の数は比例するといわれています。
爪の長さが0.5cmと0.3cmでは約810倍の差があり、爪が長いと雑菌の侵入リスクが高くなるそうです。
- 身だしなみ
手の爪は他人に良く見られています。
きちんと手入れをしていないと清潔感がない人だと思われてしまう可能性があります。
爪を切るタイミング
爪はケラチンと呼ばれているタンパク質で作られています。
ケラチンは水を含むと柔らかくなるので爪が切れやすくなるので、爪を切るタイミングはお風呂上がりが良いといわれています。
爪を切ってからお風呂に入るという方もいらっしゃいますが、お風呂場は湿度が高いためカビや雑菌が発生しやすい場所です。
爪を切ったときに小さな傷口を作ってしまうことがあり、そのまま入浴すると傷口に雑菌が体内に入ってしまう恐れがあります。
爪を切るタイミングとしては良くないといえますので注意しましょう。
また夜に爪を切ってはいけないという言い伝えがあります。
昔は灯りとして使っていた行灯は薄暗く小刀を使っての爪切りは危険であるため、明るい時間帯に爪切りをするようにしたという説があるそうです。
爪を切る頻度
爪は1日で約0.1mm伸びるといわれています。
ですが毎日切ってしまうと深爪になり爪が割れやすい「二枚爪」や、爪の端が指の肉を巻き込んでしまう「巻き爪」の原因になってしまいます。
爪を切る頻度として手は1週間、足は2週間を目安にしておくといいですよ。
爪の正しい切り方とは
爪の切り方を間違えると、巻き爪や感染症の原因になる恐れがあります。
正しい爪の切り方とは?まとめてみましたのでご参考に。
【爪の切り方】
- 端から切り始める
爪を切るということは、少なからず爪に負担をかけることになります。
真ん中から爪を切ってしまうと大きく負担をかけてしまうので、端から少しずつ切り始めましょう。
- 角は残す
爪の角はとても弱い部分なので、切ったことで割れてしまう恐れがあります。
また角を切ったことで、指先の肉を巻き込んでしまう「巻き爪」の原因になってしまいます。
指先の肉より少し上に、爪の先端とつま先が同じになるように垂直に切ります。
- 角をヤスリで滑らかにする
角を残したままにしておくと、引っかけてしまうことで欠けてしまうことがあるので、ヤスリで滑らかにしておく必要があります。
斜め45度になるようにしてヤスリを当て、一定方向に動かしましょう。
ヤスリを直角に当ててしまうと爪に力がかかり過ぎてしまい、一部が剥がれ強度が弱くなる「2枚爪」になってしまうので注意しましょう。
- 保湿ケアをする
爪は骨ではなく硬くなった皮膚なので、そのままにしておくと乾燥などで弾力がなくなる・欠ける・ささくれなどの原因になります。
ハンドクリームを使って、優しくいたわるようにぬってあげましょう。
足の爪の楽な切り方や姿勢
足の爪を切るとき前屈みになりますが、体が硬いと姿勢を保つのが辛い・腰や肩に負荷がかかってしまう恐れがあります。
椅子と台を使うことで立て膝になり楽な姿勢で爪を切ることができます。
足の爪の長さは指の先端とつま先が同じになるくらいが良いといわれています。
【用意する物】
座ったときに足が床面につく高さのある椅子
- 膝下約10cmから膝くらいの高さになる台または空き箱
【使い方】
- 椅子に座り爪を切りたい方の足を台または空き箱にのせます。
- 軽く前屈みになった状態で爪を切ります。
爪の切り方 さいごに
爪は体を支える重要な役割があります。
正しく爪を切らないと、ケガやトラブルの原因になります。
爪の健康を保つために爪切りを見直してみてはいかがでしょうか。
☆爪のケアできれいな爪を!こちらの記事もご覧ください (^^)
爪の手入れとケアのやり方 爪磨きのコツやマニュキアの塗り方のコツ