息子から結婚するから彼女に会って欲しいといわれたら、突然の出来事でアタフタしてしまう親御さんが多いのではないでしょうか。
結婚相手に会うのはいいけど親としては何をしたらいいのか、今どきの結婚事情はどうなっているのか?
分からないことが多いですね。
結婚準備で親としてはどんなことをするのかまとめてみました。
目次
息子の結婚で親がするのはどんなこと?
まずは結婚相手と会うことから始まります。
結婚相手が挨拶に来るまでに準備しておきたいことには何があるのでしょうか。
結婚挨拶の準備
・ 掃除
結婚挨拶の場所は自宅が一般的となっています。
日時が決まったら当日の朝にリビング・トイレ・玄関の掃除をしておきましょう。
・ 服装
普段着で大丈夫ですが、清潔感のあるものを選ぶといいですよ。
・ お茶の準備
息子さんから結婚相手の好みを聞いて、飲み物とお茶菓子を準備しましょう。
息子さんが結婚相手への結婚挨拶に行っていない時は、先に行くように言ってあげましょう。
お互いの家への結婚挨拶が終わったら、両家の顔合わせと結婚準備が進んでいきます。
今時の結婚事情は?どんな風になっているの
両家の顔合わせは行うけど、結納はしない、仲人はたてないことが多くなっているそうです。
また結婚式もシンプルな式から豪華な式とパターンも豊富にあります。
しかし準備が面倒・費用がかかる・結婚式に憧れないなどの理由から入籍だけにする「ナシ婚」や未入籍のまま結婚生活を始める「事実婚」を選ぶこともあるそうですよ。
以前は「できちゃった婚」といわれていましたが、最近では「おめでた婚」や「授かり婚」と呼ばれるようになりました。
家同士というより、現在は二人が結婚する、というところから結婚準備も始まるようです。
どんな結婚にするのか、形はいろいろあります。
親の描く結婚と子供の描く結婚はたいていの場合違ってきています。
両者の思いを押し付けるのではなく、当事者の二人の思いをよくきいて、どんな結婚にするのか話し合うところからが準備もスタートになりますね。
結婚式の種類
結婚式を挙げる場合、一般的によく行われている結婚式には、教会式・神前式・人前式があります。
教会式
キリスト教式とも呼ばれていて教会で行います。
結婚式場内にある教会で行われることもあります。
主な式の流れはバージンロードを歩いて入場→賛美歌斉唱→聖書の朗読・神への祈り→結婚の誓約→指輪の交換→誓いのキス→結婚証明書のサインとなります。
神前式
1900年に行われた明治天皇の結婚式が原型となり、一般世間に広まった結婚式で、神社で行います。
教会式同様、結婚式場内神前式が行われることもあります。
主な式の流れは出席者入場→斎主挨拶→修祓の儀(しゅばつのぎ)→祝詞奏上(のりとそうじょう)→三献の儀→誓詞奉読(せいしほうどく)→指輪の交換→玉串奉奠(たまぐしほうてん)→巫女の舞→親族杯の儀→斎主祝辞となります。
人前式
結婚式を挙げる場所・衣装など形式にとらわれることなく、自分たちで自由にアレンジするものです。
両親や友人たちの前で結婚の誓いを立てる式のことです。
宗教観を持っていない人たちに人気があります。
主な式の流れは新郎新婦入場→結婚の誓い→指輪の交換→結婚成立の宣言→新郎新婦の挨拶となります。
結婚準備で親がやることをリストにしたら
結婚準備として一般的にいわれている親がやるべき事をまとめてみました。
結婚相手に会う
息子さん・結婚相手がリラックスできるように迎えてあげましょう。
両家の顔合わせ
事前に結納をするかしないかを両家で話し合います。
男性側から結納はしないと言い出すのはマナー違反となるので注意しましょう。
顔合わせの会場・日時・メニューなどの準備は男性側主導で行います。
結婚式場選びのアドバイス
2人の希望を優先しながら、見落としがちな会場までのアクセスや広さ・収容人数などをアドバイスしてあげましょう。
「ブライダルフェア」に一緒に行ってみるのもいいですね。
結婚費用
結婚費用の援助が必要なのか・援助する場合の金額・両家の費用分担方法などを2人や相手側の親と話し合いましょう。
招待客のチェック
親族に関しては親でないと分からないことが多いので、招待客のリストができたら見せて貰い抜けや間違いがないかをチェックしてあげましょう。
決まったら親族への連絡は親がするとスムーズに進みます。
その他
- 新札を用意してお車代として袋に入れる
- 謝辞を行う場合は挨拶文を考える
- 遠方から来る招待客の宿泊を手配する
- 結婚式当日での親族紹介
- 招待客への挨拶まわり
- 披露宴でのお見送り
- 結婚式を手伝ってくれた人への挨拶・心付けなど
息子の結婚 さいごに
最近ではお日柄を気にせず仏滅に結婚式を行う「ブツメツ婚」もあるそうです。
結婚の準備はいろいろあって大変ですが、結婚式をする、しないからどんな流れで行うのかはよく話をきいて、息子さん達のやり方を尊重するのがよいのではないでしょうか。
その上で親として息子さんが納得した結婚ができるようにアドバイスや援助をしてハレの日を迎えてあげましょう。
今時の結婚事情で書いたように、現在はさまざまな形があり、選択肢も多岐にわたります。
親と子との思惑が違うと折角の幸せな結婚が不幸の始まりになることもあります。
まずは、親子でよく話し合い、どんな形で進めていくのか確認しあうのがいいですね。
親としてやることはケースバイケースでいろいろ変わってきます。
今回あげたのは、いわゆる一般的と言われていることになります。
その一つ一つがどんな結婚を選ぶのかでも違ってきます。
昔のように家と家という関係は薄れてきています。
でも、相手のことは何も知らない、勝手に結婚していたというのは家族として寂しい事です。
せめて、形はどうあれ、相手の方に会う、相手の親御さんにあうというのは最低限しておきたいですね。
♪結婚前の両家の顔合わせについての記事です。
参考になさってください。
息子の結婚で両親の顔合わせ 挨拶のマナーや服装は?片親の場合では