福笑いは目隠しをして目や鼻・口などのパーツを思うように並べて顔の出来上がりを楽しむ正月遊びの定番となっています。
福笑いの顔の輪郭としておかめひょっとこが使われていますが、どんな意味があるのでしょうか。
今回は福笑いの由来・顔の輪郭としておかめひょっとこが使われている意味などを紹介します。
目次
福笑いの由来とは?なぜおかめひょっとこ?意味は
福笑いの由来については明確な説はありませんが、正月遊びとして定着したのは明治時代頃といわれています。
みんなで出来上がった顔を見て笑い合うことから「笑う門には福来たる」ということわざのように、新年に福が来るようにという願いが込められているのではないかと考えられているそうですよ。
おかめとひょっとこが使われている意味
おかめは広い額・低い鼻・丸い輪郭が特徴の女性。
ひょっとこは口を尖らせておどけている男性。
神様に舞や歌を奉納する神楽では道化役と使われている福をもたらす縁起物といわれています。
またおかめは「福を招く神」、ひょっとこは「火を守る神」として家庭を守る神様として生活になじみ深いため、親しみを込めて使われているそうです。
福 笑いをアレンジ今風に作るアイデア
おかめ・ひょっとこが福笑いの定番となっていますが、いろんな素材を使ってアレンジした福笑いもありますよ。
牛
東京千代田区にある精肉・肉料理専門レストランの「肉の万世」が作った牛の福笑いです。
目隠しは店のキャラクターであるブーちゃん顔になっています。
公式ホームページのペーパークラフトからダウンロードすることができます。
おはじき
目や口などの顔パーツの下におはじきを付けて、目隠しなしで顔パーツを指で弾いて顔を作っていきます。
指で弾くので、どこで止まるかが分からないため想像以上に面白い顔ができてしまうこともありますよ。
オムライス
福笑いと言えば顔が定番となっていますが、オムライスやケチャップ・カップスープ・添え物の野菜・食器をパーツにしてみるのも楽しめますよ。
お子様ランチや定食・などの料理でも遊べます。
アニメキャラクター
アンパンマンやドラえもん・妖怪ウォッチのジバニャンなど好きなアニメキャラクターを自分で描いて福笑いを作ってみるのもいいですね。
ネコの立体
輪郭と耳は段ボール、ヒゲは割り箸またはストロー、鼻はペットボトルのキャップ、目と口は厚紙で作ると立体的に見える福笑いで遊べます。
ネコでなく好きな動物に変えても楽しめますよ。
風船
厚紙でいろんな顔のパーツを作り裏に両面テープを付けて風船を顔の土台にした福笑いです。
風船が割れないように優しく顔のパーツを付けるようにしましょう。
写真
大きく引き伸ばした写真を2枚用意して、1枚は顔の部分に肌色の色紙を貼り付け土台にします。
もう1枚の写真から眉・目・鼻・口など顔のパーツを切り取ります。
絵と違う面白みがあります。
また他人の顔のパーツを混ぜるとさらに面白くなりますよ。
福笑いを手作り 100均マグネットで簡単に
ダイソーやセリエなどの100均ショップで販売しているマグネットシートでオリジナルの福笑いを作ることができます。
作り方・その1
- 白のマグネットシートに顔の輪郭を描いてハサミで切り取り、髪型は色紙を貼るまたは色ペンで描きます。
- 白のマグネットシートに眉・目・鼻・耳、赤のマグネットシートに口・ほっぺたを描いて切り取り、パーツを作ります。
- ホワイトボードまたは黒板などに顔の輪郭を貼り付けたら完成です。
【ポイント】
- 顔のパーツを作るときに一回り小さいパーツを作って重ねると、すき間ができて手で掴みやすくなります。
作り方・その2
- タックシールに眉・目・鼻・口・ほっぺたなど顔のパーツを描きます。
- 顔のパーツを描いたタックシールをマグネットシートに貼り付けて、ハサミで切り取ります。
- ホワイトボードに好きな顔の輪郭を描いたら完成です。
福笑い さいごに
福笑いは競うものではなく出来上がった顔を見て、みんなで大笑いする楽しい遊びです。
正月に福笑いを楽しんで福を招き入れてみてはいかがでしょうか。
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