部屋を掃除してもなんだか薄暗く感じることがありませんか。
それは壁に付いているホコリが原因になっているせいかもしれません。
壁にはいろんな素材の壁紙が使われているので掃除方法も違いがあります。
今回は壁に付いているホコリや汚れの掃除方法についてまとめてみました。
掃除は壁のほこり取りから!埃の原因は壁だった
ホコリは布団や衣服からでる繊維のクズが主成分となっているんですね。
小さなホコリは静電気によって壁や天井にくっついています。
静電によって小さなホコリ同士が引き寄せられ大きな塊となって床に落ちて土・ティッシュ・古くなった角質・垢などのゴミやダニ・菌・ウィスルなどが絡み合い放置しておくと頑固な汚れとなってしまいます。
掃除は壁紙の種類で変わる落とし方
ビニール
塩化ビニール樹脂で作られている壁紙で、ビニールシートに紙などが裏打ちされています。
ビニールを素材にしているので、色・柄・加工の種類が豊富にあります。
耐久性が高く水を通さないので、油汚れを簡単に拭き取ることができますよ。
ただし接着剤にはホルムアルデヒドという有害物質が含まれているので、焼却処分のときにダイオキシンが発生する恐れがあるといわれています。
水拭きで汚れを落とします。
紙
パルプと呼ばれる植物の繊維で作られている壁紙です。
欧米でよく使われていて、エンボス・プリント加工の種類が豊富にあります。
洋紙タイプだけでなく、コウゾやミツマタを使った和紙タイプやケナフなど非木材紙を使った特殊紙タイプ・表面にフィルム加工した合成紙タイプもあります。
消しゴムを使って汚れを落とします。
織物
木綿・麻などの自然素材、パルプ・ポリエステル・レーヨンなどの化学繊維、シルク素材などで作られている壁紙で高級感があり、ゆったりとした雰囲気を演出してくれます。
そのためホテルや美術館などで使われています。
固く絞った雑巾を使い叩き拭きで汚れを落とします。
木質系
銘木(めいぼく)シートとコルクシートの2種類があり、薄くスライスした天然木やコルクに紙やアルミが裏打ちされています。
温かみのある部屋の雰囲気を作ることができますよ。
壁に付いているホコリを落としてから、柔らかい雑巾を使い乾拭きで汚れを落とします。
無機質系
珪藻土や漆喰などの自然素材を不燃紙の上面に施した壁紙で、手頃な値段で防火性の優れた珪藻土風・漆喰風の壁にすることができます。
汚れを落とすのが難しい素材なので汚れが付かないように注意する必要があります。
ホコリを落として、消しゴムで優しく擦って汚れを落とします。
オレフィン
ポリエチレンやポリプロピレンなどの合成樹脂で作られた壁紙でビニールクロスに近い性質を持っていて塩化ビニールの使用を軽減するために普及されてきたそうです。
焼却処分するときに有毒ガスが発生しないので環境に優しいクロスとして注目されています。
固く絞ったスポンジ・布を使って吸い取るように汚れを落とします。
掃除する壁の汚れの種類は?汚れ別掃除法
油汚れ
油汚れには手垢や皮脂・タバコのヤニなども含まれます。
1. 表面のホコリを落としてから水拭きをします。
2. スプレーボトルに水(100ml)・重曹(小さじ1)を入れよく混ぜてから、汚れに吹き付けます。
3. 水拭きをしてから水分が残らないように乾拭きをします。
カビ
なかなか落ちない黒い汚れはカビが原因になっている可能性があります。
1. 表面のホコリを落としてから水拭きをします。
2. 雑巾に市販のカビ取り漂白剤を含ませて汚れを拭き取ります。
3. 水拭きをしてから水分が残らないように乾拭きをします。
落書き
ボールペンやクレヨン・色鉛筆には油が含まれているので油汚れの落とし方と同じですが、どうしても取れない場合は除光液やクレンジングオイルを使うといいですよ。
1. 表面のホコリを落としてから水拭きをします。
2. 雑巾に除光液またはクレンジングオイルを含ませて汚れに当て叩き拭きをします。
3. 水拭きをしてから水分が残らないように乾拭きをします。
壁の掃除 まとめ
床のホコリはすぐに目につきますが、壁のホコリは忘れがちになってしまいます。
普段から壁からホコリを取るようにしておくと、汚れ防止だけでなく部屋も明るくなりますよ。
また壁紙の素材によっては水拭きできないものもあるので、掃除をする前にチェックして適した方法で掃除しましょう。
壁掃除で部屋を明るくしましょう。黒ずみの取り方やトイレの壁掃除も是非普段からやってみるのもいいですよ。こちらの記事も参照してくださいね
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