ベジタリアンやマクロビオティックを実戦している人たちには馴染みのある大豆ミート。ソイミートともいいますね。
「畑のお肉」とも呼ばれていて栄養価も高く、良質なタンパク質が摂取できるのでダイエットにも向いている食品です。
大豆ミートとはどんな食品なのでしょうか?
大豆ミートの使い方やレシピなどを紹介したいと思います。
大豆ミートとはどんなもの?
簡単に言えば、大豆の加工食品ですね。
大豆をまるごと使って、油分を取り除いてから過熱加圧・高温乾燥させて作られた加工食品です。
カロリーは肉と比べると1/4~1/2と低く高タンパク質です。
そして、食物繊維・ミネラル・大豆イソフラボン・ビタミンB2・鉄分などが豊富に含まれています。
形状はミンチやスライスなどいろんな種類があるので、様々な料理に使うことができますよ。
大豆ミートの使い方と作り方
使い方
市販されている大豆ミートを食材として使うには
湯戻し→水洗い→下味
の手順が必要となります。
1. 湯戻し
鍋に水を入れて沸騰させてから大豆ミートを入れ弱火で約5分茹でます。
強火で茹でてしまうと型くずれしますので注意します。
2. 水洗い
ザルに入れて湯切りをしてから水を張ったボウルに入れて丁寧に揉み洗いをします。
2~3回水を入れ替えて洗ってから、ギュッと絞って水切りをすることで大豆の香りが気にならなくなります。
3. 下味
全体に調味料が馴染むように揉み込み5分以上置いてから、ギュッと絞って余分な水分を出してから調理に使える状態になります。
水分をしっかりと出しておかないと、水っぽい食感になってしまいます。
自家製大豆ミート
豆腐で大豆ミートを作ることが可能です。
豆腐を冷凍することで水分が膨張して繊維が破壊され、解凍すると水分が外へ流れ出て肉のような食感になります。
材料に使う豆腐は木綿または絹ごしのどちらでも作ることができます。
木綿はしっかりとした食感と高野豆腐に近い味わいとなります。
絹ごしは湯葉を重ねたような食感と上品な味わいとなりますよ。
使うときは自然解凍しましょう。
電子レンジでも解凍できますが、ほとんど水分が出てしまいパサパサとした食感になるので様子を見ながら加熱時間を調節するといいですよ。
作り方
1. 豆腐を容器から取り出し、水で洗い流します。
2. キッチンペーパーで水気を取り、適当な大きさに切ります。
3. ラップで包み、保存用袋に入れて密封します。
4. 冷凍庫で8時間以上凍らせたら完成です。
大豆ミートを使ったレシピ
唐揚げ
1. 大豆ミートを戻し、水気を切ります。
2. ニンニク・ショウガ・酒・塩・コショウ・醤油で調味液を作り、大豆ミートに漬け込みます。
3. 漬け込んだ大豆ミートに片栗粉をまぶし、1cmほどの油を入れたフライパンに熱します。
4. 中火で揚げたら完成です。
ミートソース
1. 大豆ミートを熱湯で戻し、ザルで水気を切ります。
2. フライパンに油とショウガを入れ熱して香りを出します。
3. 玉ねぎを炒めて、しんなりしてきたら大豆ミートを加えて軽く炒めます。
4. ケチャップ・ソース・顆粒コンソメを加え少し煮込んでから塩コショウで味を整え、茹でたパスタに盛り付けたら完成です。
大豆ミートでハンバーグ!美味しくするコツ
フェイクミートなどはハンバーグが多いですよね。
それだけ作りやすいということでしょうか(^^)
大豆ミートを使ったハンバーグの作り方を紹介します。
作り方
1. ひき肉タイプの大豆ミートを戻します。
2. ボウルに大豆ミート・みじん切りにした玉ねぎ・卵・パン粉を入れ混ぜ合わせてタネを作り、ハンバーグの形を整えます。
3. フライパンに油を引きハンバーグタネを入れフタをして蒸し焼きにします。
4. 両面に焼き色がつき、中まで火が通ったら完成です。
【コツ】
・戻した大豆ミートの水気はしっかりと切りましょう。
・ハンバーグタネを作るとき、しっかりと混ぜ合わせないと水っぽくなります。
・ハンバーグタネは崩れやすいので焼き目がつくまで触らないようにしましょう。
・オールスパイスやナツメグを入れると風味が良くなります。
大豆ミートとは まとめ
大豆ミートは肉と比べるとヘルシーで、食物繊維・ミネラルなどが豊富に含まれている食材です。
戻したときに水気をしっかり切ることが、美味しい大豆ミート料理を作る大切なポイントとなります。
工夫次第でいろんな料理が作れるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
♪フェイクミートのことを知りたいと思ったらこちらをどうぞ(^^)
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