昔からあるヨーヨーは、2つの円盤を短い軸にくっつけ、その軸に紐をつけ上下に動かして遊ぶ玩具です。
ヨーヨーはただ上下に動かすだけでなく、様々な技があり世界で競う大会も行われています。
そんなヨーヨーは、いつどこで誕生したのでしょうか。
ヨーヨーの歴史や日本での流行の始まりや初心者でも楽しめる遊び方などを紹介します。
目次
ヨーヨーとは?はじまりと歴史
ヨーヨーは紀元前1000年の中国、または紀元前500年のギリシャともいわれていて、どちらが発祥なのかはハッキリしていません。
ヨーヨーは貿易を通じてアジア・ヨーロッパへと広まり、やがてスコットランド・イングランド・インド・エジプトに伝わってきました。
フランス革命の時は亡命貴族たちの遊びとして大流行しました。
フランス革命の混乱によって生じたストレス解消に役立ったといわれています。
1916年アメリカの科学誌でフィリピンの玩具としてヨーヨーが紹介され、1928年にアメリカで生産されるようになりました。
その後、アメリカで大流行しました。
日本にヨーヨーが伝わったのは、江戸時代中期で中国から長崎に伝わり流行しました。
その後、京阪で販売され、やがて江戸で流行しました。
ヨーヨーは当時、「手車」または「釣り独楽」と呼ばれていたそうです。
ヨーヨーが日本で流行したのはいつから?
日本でヨーヨーが流行したのは、1933年で洋行帰りの教員がアメリカ土産として持ち帰ったのがきっかけとなっています。
モダンガールやモダンボーイが楽しんでいましたが、誰でも手軽に楽しむことができることからサラリーマンや学生の間でも人気となりました。
また大阪でヨーヨーの競技会のようなイベントが開催されたことで、誰もがヨーヨーを持ち歩くようになりました。
1970年代になると、コカ・コーラの販促品をきっかけに第三次ブームとなり、その後1980年代に第四次ブーム、1990年代に第五次ブームと、何度かヨーヨーは流行を繰り返しています。
ヨーヨーの初心者も楽しめる遊び方
ヨーヨーの投げ方で基本となるのが、スリーパーと呼ばれる投げ方で下へスリープ(空転)させます。
これができるようになると、ウォーク・ザ・ドッグ(犬の散歩)やアラウンド・ザ・ワールド(世界一周)などの技ができるようになります。
スリープのやり方
紐を巻いてある方向に気をつけながら、ヨーヨーを包むように持ちます。
- 手のひらを上にして、腕を真っ直ぐ体の前に伸ばし、ヨーヨーを持ったままヒジを曲げます。
- ヒジを伸ばすと同時にヨーヨーを離します。
- 腕が下がりすぎるとヨーヨーが地面に当たってしまうので注意しましょう。
- 上手く、手からヨーヨーを離すことができたらピンと張った紐の先でヨーヨーが空転します。
- 手のひらをそっと下に向けて、紐を少し引くとヨーヨーが上に戻ってきます。
- 戻ってきたヨーヨーを掴みます。
ウォーク・ザ・ドッグ
床や地面にヨーヨー本体を転がす技なので、傷がついてしまうことがあります。
練習で床を擦るときは、カーペットなど柔らかい素材のある場所で行うとヨーヨー本体に傷がつくのを抑えられます。
- スリープさせたヨーヨーを床にそっと降ろします。
- 床に触れるか触れないかというギリギリの所でヨーヨーを置くと、回転に沿って地面を転がります。
- 回転が弱くなってきたら、ヨーヨーを上は引き戻します。
- 上に上がってきたヨーヨーをキャッチします。
ロングスリーパー(急回転)
ヨーヨーを投げて、紐が伸びきった状態で空転させる技です。
この技をマスターすれば、様々な技に挑戦することができます。
- 紐を巻いてある方向に気をつけながら、ヨーヨーを手のひらに上にして持ちます。
- ヨーヨーを持った手を耳の横あたりまで振りかぶったら、手首のスナップをきかせながらヨーヨーを投げ出します。
- ヨーヨー本体に巻き取られていた紐が伸びきったところで空転します。
- 手のひらを下に向けて空転状態を保ちます。
- 紐を引っ張るように手首を動かすと、ヨーヨーが戻ってきます。
- 戻ってきたヨーヨーをキャッチします。
ヨーヨーとは?歴史や遊び方 さいごに
ヨーヨーは中国、ギリシャのどっちで誕生したのかは、いまだにハッキリとしていません。
フィリピンでは狩りの道具として使われていたともいわれています。
そんなヨーヨーは今では、誰もが楽しめる玩具となっています。
何度かブームが起きているヨーヨーで遊んでみてはいかがでしょうか。
♪ 昔からある玩具のヨーヨーについてまとめましたが、ヨーヨーの種類や、ヨーヨーの大会についてはこちらをご覧いただければと思います。
ヨーヨーの種類とさまざまな技!ヨーヨーの大会とはどんなもの?