納豆やオクラ・山芋・ナメコなど、ネバネバとした食材「ネバネバ食材」は豊富にあります。
ネバネバ食材は身体に良いといわれていますが、どんな効能があるのでしょうか。
いろいろあるネバネバ食材の種類には何があるのでしょう。
種類とそれぞれの特徴をまとめました。
そして苦手でも食べられるレシピも探してみましたのでご紹介します。
ネバネバ食材の効能とは?!
ネバネバとした食感になるのは、以下のような成分が含まれているからです。
ムチレージ
山芋やオクラ・里芋・ナメコなどに含まれていて、タンパク質分解酵素が豊富に含まれています。タンパク質の吸収を助け、疲労回復に効果があるといわれています。また胃の粘膜を保護する働きもあるので、消化促進や胃腸炎・胃炎予防になります。アルコール吸収を穏やかにする働きもあり、肝機能や腎機能を強化する効果もあります。
ペクチン
胃の粘膜を保護して腸内の善玉菌を増やす働きがあるので、胃腸を整える・食欲増進などに効果があるといわれています。
ガラクタン
水に溶けやすい水溶性食物繊維で、糖質の吸収を緩やかにして血糖値の上昇を抑える効果があります。また腸内環境を整える働きもあるので、便秘改善が期待できます。
ネバネバ食材の種類と特徴
納豆
タンパク質・脂質・カルシウム・鉄などの栄養の他に脂質代謝に必要なビタミンB2が豊富に含まれていて、美肌効果や生活習慣病・骨粗しょう症の予防などに効果があります。
オクラ
食物繊維・カリウム・βカロテンなどが含まれていて、免疫力を上げる・疲労回復・ドライアイの症状改善・予防などに効果があります。
里芋
カリウムやガラクタンなどが含まれていて、高血圧予防や腸内環境を整える効果があります。
カリウム・ガラクタンは水に溶けやすいので、蒸し料理で食べるのがオススメです。
ナメコ
ペクチンやナイアシン・βグルカン・葉酸などが含まれていて、便秘や下痢予防・皮膚や粘膜の健康維持などに効果があります。
めかぶ
アルギン酸やフコダイン・ヨウ素・マグネシウム・ビタミンKなどが含まれていて、美肌効果や高血圧予防・エネルギー代謝促進などに効果があります。
ねばねば食材が苦手でも食べられるレシピ紹介
ネバネバした食感が苦手な人でもおいしく食べられるレシピがあります。
納豆和え
チーズとパセリで納豆のニオイを抑えてくれます。
【作り方】(2人分)
- パセリ(適量)はみじん切りにします。
- チーズ(15g)は小さなサイコロ状に切ります。
- 器に納豆(1パック)・醤油(小さじ1/2)・砂糖(小さじ1)・みじん切りにしたパセリ・サイコロ状に切ったチーズを入れて、よく混ぜ合わせたら完成です。
オクラスープ
オクラのネバネバ成分であるムチレージとペクチンは水に溶けやすいので、スープにすると食べやすくなります。
【作り方】(2人分)
- オクラ(4本)に塩をふって、まな板上で転がします。
- 塩ふりしたオクラを水で洗ってから小口切りにします。
- 鍋に水(500m)を入れて沸かします。
- 沸騰したら、鶏ガラスープの素(小さじ2)・小口切りにしたオクラを入れて2分加熱します。
- 卵を器に割り入れて溶いておきます。
- 溶き卵を入れて、好みの固さになったら完成です。
里芋サラダ
マヨネーズで和えると食べやすくなります。
【作り方】(2人分)
- 里芋(4個)は洗ってから、電子レンジで柔らかくなるまで加熱します。
- 火傷に気をつけながら、里芋の皮を手で剥きます。
- 皮を剥いた里芋を器に入れて潰します。
- マヨネーズ(大さじ2)・醤油(大さじ2)・ごま(適量)を加えて混ぜ合わせたら、完成です。
長芋ステーキ
焼くとホクホクとした食感になるので、ネバネバが苦手な人でも美味しく食べられます。
【作り方】(4人分)
- 長芋(適量)は洗ってから皮を剥き、1cmの厚さに切ります。
- フライパンで油を熱してから切った長芋を並べ、バター(適量)を落とします。
- 山芋の両面がキツネ色になるまで焼きます。
- 塩コショウ(適量)をふったら、完成です。
ネバネバ食材の効能と種類とレシピ さいごに
山芋やオクラ・納豆・里芋などのネバネバ食材には、身体に良い成分が豊富に含まれています。
ネバネバとした食感が苦手でも、調理の仕方次第でおいしく食べることができます。
いろんな調理方法でネバネバ食材を味わってみましょう。