寒くなり空気が乾燥すると、インフルエンザや風邪の流行が心配になりますね。
予防対策としては、うがいと手洗いの他にマスクを着用するという方も多いと思います。
しかし、マスクを着用してもインフルエンザや風邪の予防にはあまり効果がないということが最近になって分かったそうです。
今回はマスクの効果や正しいつけ方などを調べてみました。
目次
マスクでの風邪・インフルエンザ予防には効果なし?
インフルエンザや風邪の感染経路は主に
感染者の咳やくしゃみによる「飛沫感染」、
感染者が咳やくしゃみをおさえた手で周囲の物に触ったことによる
「接触感染」があるといわれていました。
しかし最近の研究によると、感染者が咳やくしゃみをしなくても吐いた息に含まれているウィルスを吸い込んでしまう「空気感染」が起こる可能性があるそうです。
予防として使われている不織布製マスクの穴の大きさは約5ミクロンとなっています。
感染者の咳やくしゃみにはウィルスを含んだ飛沫があります。
飛沫の大きさは直径5ミクロン以上あるのでマスクをしていれば防ぐことができます。
しかし、数時間経つとウィルスを包んでいた水分が蒸発して空中を飛散するようになります。
風邪・インフルエンザウィルスの大きさは直径0.1マイクロメートルなので不織布製マスクの穴を簡単に通り抜けてしまうので予防は難しくなるといわれています。
マスクは風邪やインフルエンザに罹った人がつけることで、飛沫や空気による感染を防ぐことができます。
感染予防のマスクの効果 効き目は?
風邪やインフルエンザに罹っていない人が感染予防としてマスクをすることは、一応効果があるそうです。
マスクをつけると冷たい空気から口や鼻を守るだけでなく、周囲の温度と湿度が保たれることで気道粘膜の免疫を維持することでウィルスが体内に侵入する可能性は低くなります。
また、風邪やインフルエンザに罹っている人を看病する時に咳やくしゃみの飛沫を浴びないようにマスクをつけることで感染予防に効果があるといわれています。
効果のあるマスクの正しいつけかたとは
マスクは正しく着用しないと顔との間に隙間ができウィルスが侵入しやすくなるので、効果は半減してしまいます。
一般的によく使われているプリーツタイプマスクの正しいつけ方を紹介します。
マスクのつけ方
マスクをつける前に手を洗って清潔な状態にしておきましょう。
- マスクの裏表と上下は、メーカーによって見分け方が違う場合があるのでパッケージに記載があるかを確認しましょう。
2. 大体はゴム紐が付いている部分が裏になり、ワイヤーが入っている方が
上になっています。
3. ゴム紐を耳にかけて、ウィルス・ホコリの侵入を防ぐためにマスク下部を
顎下まで伸ばしてスッポリと覆うようにします。
4. ワイヤーを鼻の形に合うように調整します。
5. マスクが顔全体に合うように縁を指で押さえていきます。
特に顔の側面部分は隙間ができやすいので、
しっかり覆われているかを確認しましょう。
効果のないマスクのかけ方
せっかくマスクをかけても、間違っていては予防効果にならないので、注意しましょう。
鼻・顎下が隠れていない
鼻から顎下までスッポリと覆うと息苦しいかもしれませんが、息苦しいと鼻や顎下を覆っていないとウィルスやホコリの侵入を防ぐ効果がありません。
マスクを顎にかける
マスクをずらした時に表面についているウィルス・ホコリが手についてしまいます。
その手で口や鼻を触ってしまうと接触感染になる恐れがあります。
マスクの外し方】
使用したマスクの表面にはウィルス・ホコリがついているので、手で触らないようにゴム紐部分を持ってマスクを外すようにします。
マスクの廃棄方法
ゴム紐部分を持って外したマスクは、そのまま蓋付きのゴミ箱に捨てます。
蓋付きのゴミ箱がない場合は、ビニール袋にマスクを入れて口を縛ってから捨てます。
廃棄後はしっかりと手洗い、またはアルコール消毒で指先を消毒しましょう。
マスクの効果 さいごに
マスクのサイズが分からず大きめを選んでしまうと、ゴム紐部分が緩くなってしまい、顔とマスクの間に隙間ができてしまいます。
自分に合うサイズを知る方法として、親指と人差し指でL字型を作り、耳のつけ根1番高い所に親指の先端を当ててから、鼻のつけ根から1cm下の部分に人差し指を当てた長さがサイズの目安になるそうです。
長さが9から11cmは子供用、10.5から12.5cmは小さめ、12から14.5cmは普通、14cm以上は大きめとなります。
サイズの合ったマスクを正しくつけて少しでもウィルス・ホコリの侵入を防ぐようにしましょう。
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