靴を履く時でも家でも靴下をはくけど、いろいろ呼び名があって戸惑う時があります。
靴下には靴と足の健康を守る役割があり、運動や防寒など目的によって種類がありますが、靴下の主な種類にはどんなものがあるのでしょう?特徴や歴史を調べてみました。
また靴と靴下の関係もいつからどんな風にできたのかなんていうことも気になります。
目次
知っているようで知らなかった靴下の種類 名前と特徴
靴下の種類には、丈の長さ・デザイン・特殊な形状の3種類があります。
丈の長さ
- カバーソックス
履き口が足の甲部分にある靴下で、足底を覆うような形になっていて靴から見えないようになっています。
フットカバーとも呼ばれていて、女性がパンプスを履くときに使うことが多いです。
- アンクレットソックス
丈の長さがくるぶしまである靴下でスニーカーソックスとも呼ばれています。
男女ともに使う人が多く、柄が豊富に揃っています。
- ソックス
丈の長さがふくらはぎまである靴下です。
一般的な靴下で、紳士ソックスはこのタイプがほとんどです。
- クルーソックス
名前の由来が船の乗組員となっている靴下で、丈の長さはふくらはぎ辺りとなっています。
綿を原料にしていて伸縮するという特徴があり短めはロークルーソックス、長めはハイクルーソックスと呼ばれています。
- ブーツソックス
ブーツを履くときに使うことを想定した靴下です。
丈の長さがふくらはぎ上部までとなっていて、生地は厚めになっています。
- スリークォーターズ
丈の長さが膝下の約3/4になっている靴下で、ふくらはぎで止まるようになっているためズレやすい特徴があります。
- ハイソックス
丈の長さが膝下まである靴下で、ニーハイレングスとも呼ばれています。
女子中高生が制服に併せて履くことが多いです。
- ニーハイソックス
丈の長さが膝辺りになる靴下です。
ミニスカートとの相性がいいのですが、ズレやすいという特徴があるので、ズリ落ちないようにする必要があります。
デザイン
- 2本指ソックス
親指と他の指が2つに分かれている足袋のような靴下です。
履き心地が良く、脱ぎ履きが簡単にできることが特徴となっています。
- 5本指ソックス
足の指部分が5本に分かれている靴下で、フィンガーソックスとも呼ばれています。
各指が独立しているので履き心地が良く、冷え性改善や足蒸れ防止などの効果があります。
特殊な形状
- レッグウォーマー
膝下からふくらはぎを覆うようになっていて、足先の部分がない靴下です。
ふくらはぎを温めるという目的がありますが、ファッションアイテムとして使われることもあります。
- ルーズソックス
日本では女子中高生のファッションアイテムとして流行しましたが、元々はアメリカで作られた登山用の靴下です。
普通の靴下より生地が厚くなって登山靴と足フィットさせる働きがあります。
- かかとソックス
乾燥や老化が原因でガサガサになったかかとをケアするための靴下です。
かかと部分には、保湿作用のある素材が使われていてガサガサしたかかとに潤いを与えるだけでなく、むくみ防止や軽減する働きもあります。
靴下はいつからある?歴史からみる日本でのはじめて
紀元前2世紀頃、アラビアの遊牧民族が靴下を作っていたというのが始まりであるといわれています。
現在残っている最古の靴下は5世紀頃にエジプトで作られたもので、厚手の毛糸で編んであります。
16世紀末頃のイギリスで機械式の編み機が発明されたことで、靴下は手編みから機械で作る物へと変わっていきました。
日本では5世紀頃、中国から足袋の原型となる「襪(しとうず)」と呼ばれる布製の履物が伝わりました。
戦国時代になるとポルトガルから靴下が伝わってきました。
織田信長が履いたという記録はありませんが、水戸光圀公が履いたと思われる靴下が発見されています。
1870年、実業家の西村勝三がイギリスから靴下編み機を輸入したのをきっかけに、靴下の製造が始まりました。
靴には靴下の関係っていつから?
明治時代頃に西洋靴が普及されましたが、固くて窮屈だったため裸足で履くのはムリだったようです。
そのため、靴を履くときに靴下を使うようになったといわれています。
靴を履くときに靴下を使うことで、
- 水虫を予防する
- 足裏や皮膚を守る
- 靴の型崩れ防止
などの効果があります。
靴下の種類や名前/歴史からみる靴下 さいごに
靴下には使う目的によって、いくつか種類があります。
靴下の丈は履く靴の種類やファッションによって変わってきます。
楽しみながら目的に合った靴下を選んでみませんか。