着物を着る機会って、案外あるものですね。
お正月・成人式・結婚式・お茶会・催し物・入学卒業式・・などなど
他にも夏には浴衣や場合によってはお葬式とかもですよね。
海外旅行に着物持参という方もいるようです^^
目次
着物の着付け
さまざまな機会の中でも、成人式。
成人式に振袖を着るという方も多いと思います。
成人式の着物を家族が用意してくれた時、せっかくなら自分で着付けをしてみるのもいいかもしれませんね。
着付けをマスターすれば、着物を着る機会がある場合にも役に立つし、自慢にもなります。
自分で着付けが出来るなんて格好いいですよね!
着物の着付けは難しいと思うかもしれませんが、やり方さえ覚えてしまえば簡単にできますよ。
簡単にできる着付けの方法を紹介します。
着物の着付けに必要なものは?
振袖、帯以外に必要なものは
下着類
肌着(和装ブラ、肌襦袢(襟ぐりが広い綿肌着でもOK))
裾よけ
タオル
補正パッド
下着と着物の間に使うもの
半衿
長襦袢
衿芯
着物類
帯締め
帯揚げ
伊達衿
小物類
腰ひも
伊達締め
枕
前板
後板
あると便利なもの
ウエストベルト
コーリンベルト
三十紐
マジックベルト
着物の着付けと自分でできる簡単な帯の結び方
着付けの仕方
①和装ブラと足袋を付け、肌襦袢、裾よけを着ます。
②凹凸を埋めるように(腰とお尻のすきまなど)補正パッドを付けます。
③長襦袢の半衿の部分に衿芯を入れます。
④長襦袢を羽織ったら、両袖を平行に持ち背中の中心を合わせます。
⑤衿先を合わせたら片手で持ち、衣紋をぬきます。
(衣紋ぬきとは、後ろ衿を引き下げ襟足が見えるようにすること)こぶし1つ分くらいあけます。
⑥抜いた衣紋が崩れないように、右側を合わせたら左側も合わせます。
⑦マジックベルトで長襦袢をとめたら、シワを伸ばします。
次に着物を着付けます。
①着物をはおります。
②着物の下の方を持ち、下前(右手側)を左の腰元に持っていったら裾の長さを調節します。
③下前を固定したまま、上前(左手側)も右の腰元に持って行き腰ひもを結びます。
④着物ベルトを身八ツ口より差し入れ、下前の衿にクリップをはさみます。
反対側のクリップで上前の衿をはさんだら、全体を整えます。
⑤着付けベルトの上あたりで腰ひもを結びます。
⑥おはしょりを整えたら、固定するように前板をします。
帯を結びます
ここでは文庫結びを紹介します。
①手先を60センチほどとり、胴に二巻したら、手先を上にしてひと結びします。
②手先を三分の一の幅に折り、紐で押さえます。
③たれ先を左肩の方にあて、60センチ位の羽根をつくります。
④結び目の上に、帯揚げを掛けた枕をあて密着させたら前で枕の紐を結びます。
⑤羽根の大きさを均等にし、羽の手前を枕の高さに折りあげます。
⑥手先を下して帯締めをかけ前で結びます。
⑦羽根をおろし、形を整えたら前で帯揚げを整えます。
始めは誰かに手伝ってもらうのもいいかと思います。
慣れれば簡単に出来るようになりますよ。
着物の着付けを依頼するときの料金は?
自分で着付けに挑戦してみたものの、やっぱり難しいからプロにお願いしたいと思った時、どこに頼んでいくら位で出来るのか気になりますよね。
一番に思いつくのは、「美容室」だと思います。
ただし、着付けを行わない美容室もあるので確認が必要です。
他にも着物屋さんでも着付けしてくれます。
着付けの相場としては、5,000円~20,000円程度のようです。
着付け料金の他に、持ち込みの場合は料金が掛かるという所もあるので事前に確認して下さいね。
美容室であれば、ヘアメイクもセットになっているところもあります。
ヘアセットと着付けで、相場は10,000円~30,000円程度のようです。
着付け さいごに
成人式の帯の結び方ですが3種類あります。
ここで紹介した文庫結びは浴衣でもよく使われている結び方なので、比較的簡単に結ぶことが出来ます。
お太鼓結びは清楚な印象なので、振袖にはあまり見られませんが、
アレンジ次第では豪華さも演出出来ます。
立て矢結びは、左右のバランスをとるのが難しく、帯結びに慣れてからの方がいいと思います。
初心者にはちょっと難しいですね。
自分で着付けが出来るっていいですよね。
自宅ですべて出来れば、あとは会場に行くだけ。
移動も1回で済みますもんね。
それでも、やっぱりプロにお願いしようと思ったら、早めに予約が必要です。
混みあうので遅くに頼むとお断りされる場合もあります。
一生に一度の「成人式」を満足して迎えられるよう、準備して下さいね。
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