就活や婚活、妊活など○○活という言葉をよく耳にするようになりました。
その中に終活という言葉があります。
終活とは自分の納得する方法で人生を終えられるように準備することです。
2010年の「現代用語の基礎知識」選ユーキャン新語・流行語大賞にノミネートされた新しい言葉でもあります。
終活とはどんなことをするのか・いつから始めるものなのかなどをまとめてみました。
終活とは
終活という言葉は、2009年に週刊朝日で連載されていた「現代終活事情」に登場した言葉です。
自分の葬儀やお墓を生前中に準備することを意味していましたが、終活という言葉が定着するようになってきてから、介護や終末期医療の要望・身辺整理・遺言の作成・相続準備なども終活活動として含まれるようになりました。
なぜ、終活をするのか?
昔は複数人子どものいる世帯が多く、子どもたちが分担して親の介護や亡くなった後の片付け整理などをしていました。
現在では一人っ子または子どものいない世帯や未婚者が多くなり、子どもや親近者たちに大きな負担・迷惑をかけることになってしまいます。
終活をしておくことで、負担や迷惑を減らす・寝たきりになった時の備え・自分の納得する終わり方の要望を残しておくなどができます。
終活でするべきこと したいこと
終活として、どんなことをしておけばいいのでしょうか?
荷物の整理
遺品整理は遺族にとっては肉体的疲労だけでなく、故人との思い出のある品を処分することは心の痛みや悲しみに暮れることで精神的に大きな疲労となります。
何年も使っていない品物は処分しましょう。
また、処分するかどうか迷ったときは一旦保留にして、別の機会に判断するといいでしょう。
高い所にあるものを取る・重たいものを運ぶ場合もあるので、1人で行わずに誰かと一緒に作業するようにするといいですね。
資産の整理
主に、預貯金・不動産・クレジットカード・生命保険などがあります。
今自分がどんな資産を持っているのかをリストにして書き出します。
すでに数年使っていない銀行口座・クレジットカードがある場合は解約をしておきましょう。
加入している保険を見直すためにショッピングモールなどにある保険代理店で無料相談しておきましょう。
自宅以外で不要な不動産がある場合は、名義変更や売却などで整理しておくといいでしょう。
パソコン・スマホなどの電子機器
文書や写真、SNSや銀行・取引などで使っているアカウント・パスワードなどが保管されています。
解約すべきサービスのアカウント・パスワードのリストと解約方法をまとめます。
使っていないアカウントがあったら、解約して整理しておきます。
家族にも見られたくないデータがある場合は、フォルダにまとめておいて一定期間ログインされなかったら特定フォルダを削除するツールやソフトを用意しておくといいです。
医療・介護
介護が必要になったとき、どうして欲しいかを考えて書き出しリストにしておきます。
延命治療をするかどうか、死後臓器提供・献体を希望していることなどを家族に表明しておきます。
また、臓器提供カードに記入しておきましょう。
免許証・健康保険証の裏にも記入欄があります。
献体を希望する場合は、献体の会または自分の住んでいる地域の医科大学・歯科大学に問い合わせて手続きを行います。
登録するには家族の同意が必要となります。
お葬式・お墓
してほしい葬儀方法や規模などをまとめておきます。
お葬式に呼んで欲しい人の連絡先リストがあると分かりやすいです。
また、先祖代々のお墓に入る・散骨するなどの希望をまとめておきます。
終活はいつから始めるもの?
何歳になったから終活を始めなければいけないということはありません。
定年を迎えた・病気になった・同年代の人のお葬式に参列したなどが終活を始めるきっかけになることが多いそうです。
終活を意識したときが始めどきと言えます。
終活とは さいごに
自分が納得できる人生の終わりを迎えるには、終活をしておくことが重要です。
残された遺族も本人が何を望んでいたかを知ることができ、スムーズに運ぶことができ負担も軽くなります。
まとめた後でも、状況が変わることがあるので定期的にチェック・修正しておくといいでしょう。
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