日々の暮らしの中で役立つことや、行事・歳時・イベントなどについて書いています。/当サイトはプロモーションが含まれています

暮らし 食材・料理

麺の定義とは?こんなにある麺料理の種類!日本の麺の歴史をたどる

投稿日:

ラーメンや蕎麦・うどんなど、麺には様々な種類があります。

麺はどんなものを指しているのでしょうか。

麺類の定義とはなんでしょうか?

数多くある麺料理の種類にはどんなものがあるのでしょうか、また麺の起源とは?
など知っているようであやふやなことを調べてみましたのでご紹介します。

スポンサーリンク

 

麺の定義とは?こんなにある麺料理の種類

麺とは小麦粉や蕎麦粉・米粉などの粉にデンプンや水・塩などを加え、こねて生地にしてから細長く切った食べ物で、茹でてからソースに絡める、スープやつゆなどに入れて食べます。

ラーメンや蕎麦・うどん、冷や麦、そうめん、きしめん、はるさめ、スパゲッティ、マカロニ、米粉(ビイフン)なども含まれます。

 

 

主な麺料理として日本独自のものをあげてみます。

主な麺料理

  • 稲庭うどん

秋田県の郷土料理で、麺の製造業者が地元の小麦粉を使い干しうどんにしたのが始まりであるといわれています。

細くて平たい・強いコシがある・表面がツルッとして滑らかな食感があるという特徴があります。

また伝統を守るために、製法・産地が限られているそうです。

 

 

  • ほうとう

山梨県の郷土料理で、平安時代の煮込みうどん・餺飩(はくたく)が変化していって「ほうとう」と呼ばれるようになりました。

小麦粉を練って作った生地を平たい太い麺にして、季節の野菜と一緒に味噌で煮込んだ麺料理です。

汁にとろみがあるので、寒いときに体が温まる料理として、よく食べられているそうです。

  • わんこそば

岩手県の郷土料理で、1口分の蕎麦を給仕さんがかけ声をかけながら食べ終えたタイミングで新しい蕎麦を入れていきます。

お腹がいっぱいになって食べられなくなったときは、お椀にフタをすることで終了となります。

  • 出雲そば

江戸時代に松平家の初代藩主・松平直政公が、信州松本藩から出雲へ移ったとき、一緒に蕎麦職人を連れてきたことがはじまりといわれています。

蕎麦の実を全部使っているため、やや黒みがかった色になっていますが風味と食感が良いという特徴があります。

  • 三輪そうめん

日本のそうめんの発祥地で、日本最古の神社・三輪山の大神神社の子孫が疫病対策のために作ったといわれています。

  • 播州そうめん

江戸時代、そうめん作りが本格的になった頃龍野藩が地場産物保護のために育成を始めたのがはじまりといわれています。

手延べで作られているため、舌触りがなめらか・コシが強い・歯切れが良い・伸びにくいという特徴があります。

  • 盛岡冷麺

昭和29年、岩手県盛岡市の麺職人が朝鮮半島に伝わる冷麺をアレンジした麺料理です。

半透明の麺には強いコシがあり、表面は滑らかになっています。

キムチやキュウリ・チャーシュー・ゆで玉子・果物などの具材がのっていて、濃厚なスープで食べるのが定番となっています。

  • 長崎ちゃんぽん

長崎県の郷土料理で、明治創業の中華料理店・四海楼(しかいろう)で誕生しました。

福建語で、ご飯を食べるという意味のある「吃飯(ちゃぽん)」が語源となっています。

豚肉や野菜・魚介類などの具材、豚骨スープが使われています。

 

麺の起源はどこの国

麺は中国北部にある黄河流域が起源であるといわれています。

麺の材料となる小麦粉は、紀元前8000年頃に西アジアで栽培され、シルクロードによって中国に入ってきました。

生地を小さくちぎって団子のように丸めたものやワンタンの皮のように平べったくして食べていたと「四月月令」という文献に記されています。

その後小麦粉をこねて作った生地を棒状にし、水を張った器の中で引き伸ばして作る水引餅が誕生し、現在のような麺の原型となりました。

 

 

日本の麺の歴史をたどってみる

奈良時代に中国から索餅(さくべい)と呼ばれる唐菓子が伝わってきました。

索餅とは小麦粉や米粉に塩水を加えてこねて、生地にしたものを縄のようにねじって作る食べ物で、麦縄(むぎなわ)とも呼ばれていたそうです。

室町時代になると、現代に近い製法が誕生し呼び名も「そうめん」に変わりました。

江戸時代には三輪や播州などで、そうめんが作られるようになりました。

うどんは鎌倉時代に伝えられた点心と呼ばれる寺院食品の1つといわれています。

室町時代では、現代と同じく小麦粉をこねて作った生地を細く切り煮て食べていたそうです。

蕎麦は脱穀した蕎麦の実を煮て作った蕎麦米として食べたのがはじまりといわれています。

その後、臼が普及したことで蕎麦の実を粉にしてから練った生地で、蕎麦練りや蕎麦団子にするという食べ方が誕生しました。

江戸時代になると、朝鮮の僧侶である元珍(げんちん)が小麦粉をつなぎとして使うことを教えたことで、現代のような蕎麦が食べられるようになりました。

 

麺とは?種類や歴史 さいごに

西アジアで栽培された小麦がシルクロードを通って中国に入ってきたことで、麺が誕生しました。

その後、日本にも入ってきて様々な麺が誕生し、いろんな料理が食べられるようになりました。

今でも、いろんな麺の食べ方があるので食べ比べてみてはいかがでしょうか。

 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


人気ブログランキング

スポンサーリンク

-暮らし, 食材・料理

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

ラーメンの定義はあるの?種類をスープや味ご当地ラーメンの種類

日本の国民食の1つであるラーメンには、様々な種類や味があります。 ラーメンといってもいろんな種類がありますが、ラーメンには定義があるのでしょうか。 ラーメンの定義とは? ラーメンの種類やさまざまな地域 …

帽子の起源やルーツとは?帽子の始まり日本における歴史と帽子の種類

  冬には暖かいニット帽、夏は麦わらなど・・帽子とはファッションだけでなく、強い日差しや寒風から頭を守ってくれるアイテムです。 何気なくかぶっている帽子ですが、いつから帽子は使われるようにな …

イルミネーションの始まりと歴史!日本ではいつから?バイオマス活用で節電

日暮れの時間が早くなると、いろんな所でイルミネーションがつくようになります。 最近は電気代高騰で節電が呼びかけられていますが、規模を小さくする・点灯時間を短くするなどでイルミネーションを続けようとして …

シッカロールとは?ベビーパウダーとの違い?特徴と効果的な使い方

シッカロールは、デリケートな赤ちゃんの肌をケアするために使われています。 それだけでなく大人でもお風呂上りにシッカロールパウダーを使ったりしますね。 シッカロールときいて「それなに?」という方もいるよ …

浴衣とは?日本の浴衣の歴史と由来知っている?起源は火傷防止!?

  夏になると、涼しげな夏の装いの浴衣姿がイベントやお祭りなどでも目につくようになりますね。 この浴衣、昔、蒸し風呂に入ったときに水蒸気で火傷しないための着物だったのが始まりだと、あなたは知 …

ぷろふぃーる

こんにちは^^ 波空です。

メインブログがだいぶごちゃごちゃになったので、一部こちらに引越しです。