スーパーマーケットで手頃な値段で買える海苔と贈答品となっている高級海苔がありますが、どんな違いがあるのでしょう。
安い海苔でも美味しく食べている者としては、なにが違うのか?どんな基準で高級海苔になるのか?安い海苔との違いはなんなのか?
疑問に思ったので調べてみました。
そしてほんとに美味しい海苔とは?選び方などを紹介します。
高級海苔とは?なにが基準で高級?
海苔は各地区の漁業協同組合で異物がない、重さや形・大きさが規格内になっているかなどを器械に通して判別してから格付けされています。
色ツヤと見た目が良ければ高い等級が付けられています。
色が黒くてツヤのある海苔が高級品であるという基準になっているようです。
安い海苔と高級な海苔との違い
高級海苔は色が黒くパリッとした食感と良い風味と香りがある、安い海苔は色が緑色で歯切れと風味があまり良くないという違いがあります。
美味しい海苔の選び方!
美味しい海苔を食べたいですよね。
美味しい海苔を選ぶポイントには何があるのでしょう。
収穫時期
海苔は1年中販売されていますが、収穫時期があります。
地域によって違いはありますが、1番早い地域では10月下旬頃、遅い地域では12月下旬頃から収穫が始まり翌年の5月頃に収穫が終わります。
海苔は収穫された後でも成長しますが、繰り返すたびに品質が落ちてしまいます。
パッケージに初摘み、または一番摘みと書かれているものを選ぶといいです。
産地
海苔は太平洋側中心に収穫されています。
産地によって味・風味が違ってきますので、自分の好みに合った産地を選びましょう。
海苔の主な産地と特徴は以下の通りになります。
仙台
歯切れが良くて、自然な甘味とモチッとした食感があります。
東京湾
鼻から突き抜けるような磯の香りがあります。
瀬戸内海
色が濃く、肉厚になっています。
三河湾
良い歯切れと香りがあります。
有明海
柔らかな甘味があります。
無酸処理
余計な薬品を使っていない無酸処理された海苔は天然の味が味わうことができますよ。
また、薬品の使用が気になる・アレルギーが心配な人にもおすすめです。
使い方
海苔にはいくつか種類があり、使い方によって選ぶ海苔が変わってきます。
生海苔
冬場だけに出回る希少な海苔です。トロリとした舌触りと磯の香りが楽しめますよ。ポン酢や醤油をかけて食べる・味噌汁の具材などに使えます。
乾燥海苔
生海苔を漉き上げて紙のようにしてから乾燥させた海苔で、板海苔とも呼ばれています。
焼き上げの作業が行われていないので水分を多く含んでいるので、焼き海苔よりも破れにくいという特徴があります。
巻き寿司やおにぎりに適していますよ。
焼き海苔
乾燥海苔を焼き上げた海苔で、最も流通している海苔です。
磯の香りと旨味のバランスが良く、パリッとした食感を楽しむことができます。
蕎麦やパスタなど麺類・丼物のトッピングにも使えます。
また扱いやすいので手軽に料理に使いたい人におすすめです。
味付け海苔
醤油や砂糖で作ったタレを海苔に塗ってから乾燥させてあります。
白米との相性が良く、ご飯の友として人気があります。
また味付けしてあることで味を整えることもできるので、様々な料理にアクセントを加えられますよ。
湿気を吸いやすいので小分けになっているものを選ぶといいでしょう。
海苔の保存方法
正しく保存しておかないと海苔の美味しさが損なわれてしまいます。
保存方法には冷蔵・冷凍・常温の3つがあります。
冷蔵
食品用保存袋に乾燥剤と一緒に入れ、空気を抜いて口を閉じてから冷蔵庫に入れます。
密封することでパリッとした食感を保つことができ、冷蔵することで磯の風味をキープすることができる1番おすすめの保存方法です。
冷凍
食品用ラップフィルムで包んでから食品用保存袋に入れ、口を閉じてから冷凍庫に入れます。
長期間保存するのにおすすめです。
常温
食品用保存袋を二重にして冷暗所で保存します。
冷蔵や冷凍に比べると風味が落ちますが、いつでも手軽に使うことができます。
万が一海苔が湿気っていた場合は、ガスコンロの火で炙る・フライパンにのせて途中でひっくり返しながら約1分焼く・食品用保存袋に多めの乾燥剤と一緒に入れて1日置くなどでパリッとした海苔に戻すことができます。
海苔の種類 さいごに
海苔は昔「運草」と呼ばれていて、収穫量が安定していなかったので運が良ければ採れるものでした。
そのため縁起物として扱われ、海苔を贈る時は運が訪れますようにという願いが込められているそうですよ。
収穫時期や産地によって味が違ってくるので、自分好みの海苔を探してみてはいかがでしょうか。
♪高級海苔に限らずいろいろある海苔ですが、その種類は?そんな疑問はこちらの記事でご覧いただければと思います。