日本は各国の料理が食べられますね。
アクアパッツァやブルスケッタ・フリット・ペスカトーレなどイタリア料理が多く存在していますが、その中にパスタがあります。
パスタはスパゲッティとも呼ばれることがありますが、どんな違いがあるのでしょうか。
スパゲッティとパスタの違いやスパゲッティの種類・歴史などを調べてみました。
目次
スパゲッティとパスタほんとはどんな違いがある?
スパゲッティとは、小麦粉・水・塩・卵などで作られた生地を細い紐のような形状にしたものでイタリア料理ではカルボナーラやペペロンチーノ・ボロネーゼなどの麺類に使われています。
パスタとは、小麦粉・水・塩・卵などで作られたマカロニやスパゲッティ・ペンネ・ラザニアなどの総称となります。
パスタは長さの短いパスタをショートパスタ、長さが25センチ前後になっているパスタをロングパスタの2種類に分けられます。
スパゲッティの種類は麺の太さで名前が決まっている?
スパゲッティは長さが25センチ前後と決まっていますが、麺の太さによって種類が分けられます。
カッペリーニ
丸型で太さが約0.9ミリの細いスパゲッティです。
火が通りやすく茹で時間は短いので、茹ですぎてしまうとドロドロになってしまいます。
主に冷製パスタに使われていますよ。
フェデリーニ
丸型で太さが約1.4ミリのスパゲッティです。
主にオイル系ソースやスープパスタ・冷製パスタなどに使われています。
冷製パスタとして使う場合は茹でてから冷やすと麺が少し硬くなってしまうので、パッケージに書いてある茹で時間より1~2分長く茹でるといいそうですよ。
スパゲッティーニ
丸型で太さが約1.6ミリのスパゲッティです。
しっかりとした弾力とモチモチとした食感が特徴となっていて、トマトや和風ソースとの相性がいいです。
スパゲッティ
丸型で太さが約1.9ミリのスパゲッティです。
トマト系やオイル系・クリーム系などのソースとの相性がいいです。
リングイネ
楕円形で太さが約3ミリのスパゲッティです。
弾力がありモチモチとした食感のある太い麺なので、ペスカトーレやジェノベーゼ・クリーム系のソースとの相性がいいです。
ブカティーニ
丸型で太さが約6ミリ、穴が開いているスパゲッティです。
こってりとした味が濃いソースやチーズやクリーム系のソースとの相性がいいです。
リッチャレッレ
平形で幅が約10ミリ、周りに波がついているスパゲッティでラザーニェ・リッチェとも呼ばれています。
トマト系やクリーム系など味の濃いソースとの相性がいいです。
フェットチーネ
平形で幅が約8ミリのスパゲッティです。
トマト系やクリーム系・チーズ系ソースとの相性がいいです。
生地にほうれん草を加えると、フェットチーネ・コン・スピナーチになりますよ。
スパゲッティの歴史 日本にはいつからある?
スパゲッティっていつごろから食べるようになったんでしょうね?
スパゲッティは第二次世界大戦後の占領期にアメリカ軍の兵士が食べていたことから知られるようになりました。
軍用食だったため、茹でたスパゲッティをケチャップで味付けたものが主流となっていたそうですよ。
1960年代になると一般家庭でも料理されるようになりましたが、1980年代後半まではスパゲッティといえば、アメリカ式のミートソースから日本生まれのナポリタンが一般的となっていました。
イタメシブームにより、本場イタリアの様々なスパゲッティとともに日本独自の明太子スパゲッティが人気となっていたそうです。
肉や野菜のコク・うまみのあるピリ辛ソースをモチッとした極太麺にかけた愛知県のあんかけスパゲッティ。
熱した鉄板の上にスパゲッティとトンカツをのせミートソースをかけた北海道釧路市のスパカツ。
アサリの煮汁の旨味を活かした群馬県高崎市のボンゴレスープスパゲッティなど全国には様々なご当地スパゲッティがあります。
スパゲッティとパスタ さいごに
パスタとはスパゲッティやマカロニ・ラザニアなどの総称だったとは意外ですね。
スパゲッティ=パスタになったのは、平成のイタメシブームがきっかけといわれています。
スパゲッティには、いろんな太さ・幅があるので、調理やソースに合わせて使い分けてみてはいかがでしょうか。
♪スパゲッティにはいろいろなソースがあります。分類するとどうなるのか?また変わり種にはどんなものがあるのか・・・こちらの記事も合わせてごらんくださいね (^^)
スパゲッティの種類をソースで分類すると?代表的メニューと変わり種