スープやポタージュの浮き実のクルトン。
スープの浮き実だけでなくサラダのトッピングなどにも使われていますね。
これって必要なの?なんでいれるの?なんて思うことないですか?
クルトンはパンをサイコロ状に切ってバターや油などで炒めるか揚げたもののこと。
どうして、そんな手間をかけて作ってスープやサラダにクルトンを入れるのでしょうか?
その理由や由来を知りたいと調べてみました。
また保存方法や味付けクルトンの簡単な作り方もご紹介します。
クルトンを浮き実に使うようになった由来とは
昔のフランスの話です。
昔は宮廷でも食事は手づかみで食べていました。
スープも直接手ですくって飲んでいたそうです?
(熱くなかったんでしょうか^^;)。
しかし手ですくうのが難しかったため、パンをスープに浸して食べていたそうです。
16世紀以降にナイフやフォーク・スプーンなどの食器が持ち込まれたことで、パンをスープに浸す必要がなくなりました。
スープは食べるものから飲む料理に変わりました。
が、
パンとの相性が良かったので具材として使われるようになったんですね。
しかしパンをスープに浸す必要がないので、段々と小さくなり、スープの飾り的存在になったのがクルトンといわれています。
クルトンはフランス人が料理を手で食べていた頃の名残なんですね。
オリジナル味付きクルトンの作り方と保存方法
市販品のクルトンは少量で少し値段が高いです。
パンと好きな調味料があると簡単に作ることができます。
味付けクルトンの作り方と保存法をご紹介しますね。
クルトンの基本レシピ
サラダやスープに入れるシンプルなクルトンの作り方です。
ポリ袋で材料と調味料を混ぜ合わせるときは、
空気をたくさん入れてから振ると良く混ざりますよ。
【材料】
・食パン 1枚
・オリーブオイル 適量
・塩 適量
・パセリ 適量
【作り方】
1. 食パンを1cm角に切ります。
2. ポリ袋に切った食パン・オリーブオイル・塩・パセリを入れてから振り混ぜ合わせます。
3. ポリ袋で混ぜた材料をフライパンに出し、焼き色がつくまで炒め粗熱が取れたら完成です。
味付きクルトンの作り方
基本の作り方に少しアレンジするだけの簡単なものです。
好みの味付けをして、料理のトッピングだけでなく、おつまみにもおやつにもなります。
いろいろ工夫してあなたのオリジナルクルトンを作ってみてくださいね(^^)
コンソメ味クルトン
サンドイッチを作ったときに余ったパンの耳を使ったコンソメ味のクルトンです。
サラダやスープに使うだけでなく、おつまみにもなりますよ。
【材料】
・パンの耳 食パン4枚分
・サラダ油 少々
・顆粒コンソメ 小さじ1/2
・塩 少々
【作り方】
1. パンの耳を約1cm角に切ります。
2. フライパンにサラダ油を入れ熱してから、弱火で切ったパンの耳をカリカリになるまで炒めます。
3. 顆粒コンソメと塩を加えて混ぜ、粗熱が取れたら完成です。
キャラメルクルトン
砂糖をキャラメル色にした甘いクルトンです。
アーモンドスライスを加えることで、サクサクだけでなくカリカリとした食感を楽しめるおやつになりますよ。
【材料】
・食パン 2枚
・砂糖 40g
・水 20ml
・バター 15g
・アーモンドスライス 15g
【作り方】
1. 食パンは適当な大きさで角切りにし、150度のオープンで約20分焼いてカリカリにします。
2. フライパンにアーモンドスライスを入れ、きつね色になるまでから煎りして取り出します。
3. 空いたフライパンに砂糖を入れ熱し、キャラメル色になったら弱火にしてバター・水を入れます。
4. パンとアーモンドスライスを加えて、良く混ぜ合わせて粗熱が取れたら完成です。
ローズマリークルトン
ローズマリーの香りが楽しめるクルトンです。
ローズマリーには、落ち込んだ気分を向上させる・食欲増進などの効果があります。
【材料】
・食パン 2枚
・オリーブオイル 大さじ3
・ニンニク 1かけ
・ローズマリー 適量
【作り方】
1. 食パンを1cm角に切り、ニンニクはスライスします。
2. フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れ、焦がさないように香りを出します。
3. ニンニクをフライパンから取り出し、切ったパンを入れカリッとなるまで炒めます。
4. ローズマリーを加えて炒め、香りが出たら火を止め粗熱を取って完成です。
クルトンの保存方法
手作りクルトンが余った場合は保存容器に入れましょう。
保存期間は冷蔵庫では約5日間、
冷凍庫では約1ヶ月間保存できます。
クルトンとは さいごに
クルトンは食パンがあれば簡単に作ることができ、いろんな味を楽しむことができます。
身近な調味料を使って、自分だけのオリジナルクルトンを作ってみてはいかがでしょうか。