さやが空に向かって伸びるところから名前が付いたと言われている「空豆」。
旬は4月から6月頃で、塩ゆでやサラダそしてスープなどで味わうことができますね。
そら豆とはどんな豆なのか?
お子さんがそら豆は苦手ということも多いようです。
臭いがネックのようですね。
苦手解消の茹で方のコツやポタージュやおつまみレシピなどを紹介します。
目次
そら豆ってどんな豆美味しい茹で方のコツ
そら豆はダイズ科ソラマメ属の野菜で、大豆・落花生・エンドウ豆・いんげん豆・ひよこ豆とともに6大食用大豆といわれています。
地中海や西南アジアあたりが原産地で、日本には8世紀頃に中国から伝わったといわれています。
そら豆にはカリウム・ミネラル・ビタミンB群などが豊富に含まれていて、高血圧予防や疲労回復・美肌づくり・風邪予防などに効果があるそうです。
そら豆の茹で方
そら豆は茹でただけでも味が濃く、ホクホクとした食感が楽しめます。
そら豆の茹で方とコツを紹介します。
【手順】
- そら豆(500g)をサヤから取り出し、黒い部分の反対側に包丁で切り込みを入れます。
- 鍋に水(1L)を入れて沸騰させてから、塩(大さじ2)・酒(100ml)を入れます。
- 火加減を中火にしてから、そら豆を入れ1分30秒~3分茹でます。
- 好みの固さになったらザルにあげ、粗熱が取れたら完成です。
【コツ】
- そら豆の黒い部分の反対側に切り込みを入れると、茹でたときに塩まわりが早くなるだけでなく、実が皮から取り出しやすくなります。
- そら豆を茹で始めてから1分30秒ほど経ったら味見をして、固さを確認しましょう。
まだ固いと感じた場合は、茹で時間を1分ほど追加するといいですよ。
茹ですぎてしまうとシワシワになるだけでなく、パサパサとした食感になってしまうので注意しましょう。
- 沸騰したお湯に酒を入れると、そら豆の青臭さが取れます。
そら豆で作るおつまみ アレンジ レシピ
そら豆を使ったおつまみレシピです。
チそら豆のーズパリパリ焼き
ホクホクしたそら豆とパリパリにしたチーズが同時に楽しめます。
【作り方】
- そら豆(5本)をサヤから取り出し、お好みの固さになるまで茹でます。
- フライパンにピザ用チーズ(適量)にのせて、中火で熱します。
- チーズが溶けてきたら、茹でたそら豆をのせます。
- チーズがキツネ色になったら、ひっくり返してキツネ色になるまで焼いたら完成です。
そら豆とベーコンの炒め物
お弁当のおかずにもなる1品です。
【作り方】
- そら豆(6本)をサヤから取り出し、お好みの固さになるまで茹でます。
- ベーコンスライス(2枚)は8mm幅に切ります。
- フライパンにオリーブオイル(小さじ1)を入れ熱しベーコンを炒め油がなじんできたら、そら豆を加えます。
- そら豆に焼き色がついたら、塩コショウで味を整えて完成です。
油揚げピザ
土台を油揚げにして、そら豆をトッピングしたピザです。
【作り方】
- そら豆(5本)をサヤから取り出し、お好みの固さに茹でます。
- 油揚げ(1枚)を半分に切ります。
- ベーコンスライス(適量)を食べやすい大きさに切ります。
- 油揚げにそら豆・ベーコン・チーズ(適量)をのせ、昆布茶(適量)を振りかけます。
- オーブントースターで焼き目がつくまで焼いたら完成です。
おひたし
ダシがそら豆に染み込むことでコクがでますよ。
【作り方】
- そら豆(10本)をサヤから取り出し、薄皮を剥きます。
- 鍋にカツオ昆布だし(180ml)・醤油(20ml)・酒(20ml)・みりん(20ml)・そら豆を入れて、沸騰したら中火にして3分煮ます。
- 別容器に入れて粗熱が取れたら、冷蔵庫で1時間ほど寝かせて完成です。
そら豆のポタージュの作り方!嫌いな人もアレンジで
そら豆が持っている独特の香りが苦手で食べられないという方もいらっしゃるようです。
そら豆を茹でるときに塩と酒を入れておくと独特の香りを和らげることができます。
そら豆を使ったポタージュの作り方をご紹介します。
【作り方】
- そら豆(100g)をサヤから取り出します。
- 鍋に水(1L)を入れて沸騰させ、塩(大さじ2)・酒(100ml)を加えます。
- 中火にしてからそら豆を入れ、お好みの固さになるまで茹でザルにあげます。
- 粗熱が取れたら、そら豆の薄皮を剥きます。
- 玉ねぎ(1/2個)は薄切りにします。
- フライパンにバター(15g)を入れ熱してから、玉ねぎを加え透明になるまで炒めます。
- そら豆を加えて絡ませたら、水(150ml)・顆粒コンソメ(小さじ2)を加えて一煮立ちさせます。
- 粗熱が取れたら滑らかになるまでミキサーにかけます。
- 鍋に入れて牛乳(100ml)を加えて温め、味を見て塩・顆粒コンソメで整えたら完成です。
そら豆 茹で方とアレンジ さいごに
そら豆は茹でて食べるのが一般的になっていますが、サヤごとオーブントースターで焼くと外皮の水分でふっくらと蒸されて美味しく食べることができます。
また甘味が増して独特の香りも抑えられるので苦手な人でも食べられるかもしれません。
茹ですぎてしまうと、せっかくのそら豆の美味しさがなくなるので、時間に注意しましょう。
栄養満点のそら豆を、料理に活用して美味しく食べましょう!